米大リーグ、レッドソックスの吉田正尚選手は16日(日本時間17日)、本拠地のボストンで行われたマリナーズ戦で適時三塁打、適時二塁打を放つなど2安打、3打点の活躍を見せ、9-4で大勝したチームの勝利に貢献しました。

 一回、無死一塁で打席に立った吉田は、2球目を打って中越え先制三塁打。さらに五回は無死二塁から右越えエンタイトル二塁打を放ちました。そして八回一死満塁では一塁ゴロだったが、三塁走者が本塁を踏み、3打点目を入れました。

 この日で、レッドソックスは42試合を消化したが、メジャー移籍1年目の日本人選手を、区切りのいい開幕からチーム40試合終了時点で比較すると、次のようになります。まず本塁打は、6本で吉田がトップ。2位はエンゼルスの大谷翔平選手の5本。打率は3割7厘で4位。1位はマリナーズのイチロー選手で3割7分1厘。打点は24で2位。トップはヤンキースの松井秀喜選手で28。出塁率は3割9分で4位。1位はカブスの福留孝介選手の4割1分9厘。さらに、三振数15に対し四球も15と、「三振数が四球数を上回っていない」のは吉田だけ。WBCでも29打席目で初三振、昨季のオリックス時代は508打席で41三振と、「三振しない男」の愛称通りに、メジャーでも三振は少ないようです。

 このようにいずれの打撃部門でも上位に位置する吉田の打撃に、ますます目が離せなくなります。

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 1984年の王監督の時から藤田、長嶋、原監督の時代まで20年以上、巨人を担当した某新聞社運動部元記者。