米大リーグ・ブルージェイズの菊池雄星投手は7日(日本時間8日)の敵地で行われたパイレーツ戦に先発、今季最長の6回3分の1を4安打、無失点に抑え、開幕5連勝を飾りました。日本人先発投手陣の開幕5連勝以上は、2008年のレッドソックス・松坂大輔投手の8連勝、02年のドジャース・石井一久投手と14年のヤンキース・田中将大投手の6連勝があり、エンゼルス・大谷翔平選手は現在4連勝です。

 ナ・リーグ中地区首位を走る好調なパイレーツを相手に、菊池は一回、先頭のヘイズに四球を与えたものの、レイノルズ、ジョー、サンタナの強力な2-4番打者を伸びる速球主体に中飛、右飛、二飛に仕留めました。その後も、四回一死からサンタナの強烈な打球がワンバウンドで利き腕の左腕にぶつかるアクシデントがあったが、全く意に介せず、無失点のまま後続のリリーフ陣にマウンドを託しました。菊池のメジャー最多は21年の7勝だが、シーズン2割程度の消化の5勝のため、自己最多はもちろん、二けた、あるいは15勝以上も十分狙える好調な投球を続けています。本人も「メジャーに来てから、一番いい形で投げられている」と、手応えを感じている様子です。

 このほか、大谷はレンジャーズ戦で3試合ぶりの安打をマークして3打数2安打。レッドソックスの吉田正尚選手は4打数2安打で連続試合安打を16に伸ばしました。

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 1984年の王監督の時から藤田、長嶋、原監督の時代まで20年以上、巨人を担当した某新聞社運動部元記者。