米大リーグの試合で5日(日本時間6日)、メッツの千賀滉大投手が4月20日(同21日)以来の4勝目を飾れば、パドレスのダルビッシュ有投手も4月23日(同24日)以来の2勝目を挙げました。
千賀は、本拠地でロッキーズと対戦。一回と三回に二死から連続四球を与えたものの、後続を打ち取って無失点に抑えました。四回と六回は二死から安打を許したが、冷静に後続を仕留め、1-0と1点リードのまま七回からリリーフ陣にマウンドを譲りました。結局、試合はこのまま1-0でメッツが勝利を収めました。この日の最速は160・7キロで、球数はメジャー自己最多の101球。無失点登板も、メジャー移籍後初めて。千賀は「ゼロに抑えることだけを考えてマウンドに上がったので、それができて満足してます」と、手応えを感じた様子でした。
ダルビッシュは、本拠地でドジャースと対戦。相手投手は今季200勝を達成したドジャースの元同僚左腕・カーショー投手。この難敵との投げ合いを制し、今季2勝目、日米通算190勝に到達しました。投球内容は、一回、四球と二塁打でいきなり無死二、三塁のピンチを迎えたが、内野ゴロの間の1点だけに抑えました。その後も粘り強い投球を見せ、結局、七回途中まで94球を投げ、4安打、6奪三振で2失点。カーショーは五回途中まで8安打、5四球、4失点で降板しました。
このほかの日本人選手は、レッドソックスの吉田正尚選手は15試合連続安打を記録し、チームは7連勝。カブスの鈴木誠也選手は、7試合連続安打でチームの連敗を3でストップ。エンゼルスの大谷翔平選手は8戦ぶりに無安打に終わったが、チームはサヨナラ勝ちを収め、5連勝。アスレチックスの藤浪晋太郎投手は、リリーフで打者4人と対戦し、3四球の3失点と振るわなかったが、チームは12-8で勝利。
このように、日本人選手が出場した6チームとも勝利という珍しい1日でした。
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1984年の王監督の時から藤田、長嶋、原監督の時代まで20年以上、巨人を担当した某新聞社運動部元記者。