米大リーグ、レッドソックスーブルージェイズ戦が2日(日本時間3日)、ボストンで行われ、前日まで11試合連続安打の吉田正尚選手と、今季4勝0敗の菊池雄星投手という、好調同士が初対戦しました。結果は、レッドソックスの四回の攻撃で、一死無走者から吉田が菊池の甘い直球を捉え、中堅右にソロホーマーを放ちました。吉田はこれで12試合連続安打と記録を伸ばしました。さらに吉田は五回、二死二、三塁で菊池から代わったポップ投手から左前タイムリーを放ちました。

 2人の日本での対戦は26打数3安打、打率1割1分5厘、0本塁打、3打点、6三振と、菊池が圧倒していたが、メジャーでの初対戦は2打数1安打、1本塁打、1打点と吉田に軍配が上がりました。

 ところが試合展開はブルージェイズが五回に一挙6点取り、逆転したため、4回3分の1、5失点の菊池は負け投手にはなりませんでした。菊池は4月10日のエンゼルス戦でも大谷翔平選手に本塁打を打たれるなど、4回3分の1、6失点だったが、味方の反撃で敗戦投手を免れるなど、今季はツキもあるようです。

 一方、エンゼルスの大谷は、WBC「侍ジャパン」で同僚だったラーズ・ヌートバー選手が所属するカージナルスとセントルイスで初顔合わせ。しかし、大谷は翌日の先発投手としての登板を控えて、ベンチスタート。結局、この日の出場はなく、ヌートバーは、2打数無安打に終わりました。3日(同4日)は、いよいよ大谷投手対ヌートバー選手の対戦が見られそうです。

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 1984年の王監督の時から藤田、長嶋、原監督の時代まで20年以上、巨人を担当した某新聞社運動部元記者。