WBCで好投を披露したロッテの佐々木朗希投手と、オリックスの山本由伸投手が14日のロッテーオリックス戦(ZOZOマリンスタジアム)で、ともに先発投手として対戦しました。

 佐々木はWBCで2試合に先発し、最速164キロの速球とフォークを主武器に7回3分の2で奪三振11、防御率3・52。山本も2試合に登板(先発1)し、球威、制球力とも申し分ない投球を見せ、7回3分の1で奪三振12、防御率2・45の結果を残しました。

 ペナントレースが開幕してからも、佐々木は6日の日本ハム戦で6回を1安打11奪三振、無失点で勝利投手。山本も同日のソフトバンク戦で6回を2安打6奪三振,無失点で1勝と、ともに好スタートを切りました。

 佐々木にとってオリックスは、昨季、同球場で13者連続三振を含む完全試合を達成した時の対戦チームだが、立ち上がりからいきなり160キロ超の速球を投げるなど4者連続三振。その後も快投を披露し、五回まで10奪三振で1人も走者を出さないパーフェクトピッチング。六回、この回先頭の西野に四球を出して完全試合は途切れ、次の若月に中前打を打たれ、ノーヒットノーランも終わりました。結局、7回投げて1安打、2四球、105球の失点0の文句のつけようのない投球で次の投手にマウンドを譲りました。

 一方、山本は四回、二死一、三塁から茶谷に左前打を浴び、1点先取されました。結局、6回投げて5安打、9奪三振、1四球、101球の失点1でマウンドを降りました。

 試合は、ロッテが七回にも1点加え、2-0で競り勝ちました。佐々木対山本も佐々木が投げ勝った形になりましたが、WBCで活躍した2人の投げ合いは、迫力ある話題満載の内容でした。

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 1984年の王監督の時から藤田、長嶋、原監督の時代まで20年以上、巨人を担当した某新聞社運動部元記者。