1勝1敗で迎えた伝統の一戦の第3戦が13日、東京ドームで行われ、岡田阪神が原巨人に勝ち越しました。
2人の関係は岡田監督が1学年上で、1979年の日米大学野球では東海大・原が3番サード、早大・岡田が4番ショートで出場。ドラフトは岡田が79年1位(6球団競合)で阪神、原が80年1位(4球団競合)で巨人に入団。ともに新人王に輝きました。監督では、2006年~08年に巨人、阪神の指揮官として戦い、07年、08年は巨人が優勝。特に08年は阪神が最大13ゲーム差をつけていたが、巨人が逆転優勝を果たしました。岡田監督のオリックス監督時代も含めると、両監督の戦いはトータルでは41勝41敗1引き分けの全くの互角でした。
こうして迎えた15年ぶりの両監督の激突。第1戦は戸郷の好投とオコエの活躍で巨人が7-1と快勝。第2戦は七回までパーフェクトに抑えた村上の好投と延長十回の近本のタイムリーで阪神が2-1で接戦を制しました。第3戦は、巨人が高卒5年目の横川凱(大阪桐蔭)、阪神が高卒4年目の西純矢(岡山・創志学園)の若手同士の先発でスタート。阪神がノイジー、渡辺諒の本塁打などで4-1で勝利。15年ぶり両監督対戦の最初のカードは岡田阪神に軍配が上がりました。
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1984年の王監督の時から藤田、長嶋、原監督の時代まで20年以上、巨人を担当した某新聞社運動部元記者。