エンゼルスの大谷翔平選手は11日(日本時間12日)、本拠地で行われたナショナルズ戦に3番、投手で出場し、7回を1安打無失点に抑え、今季2勝目を挙げました。これで大谷は、昨年から先発10試合連続で2失点以下に抑え、ノーラン・ライアン投手が1972年ー73年にマークした9試合連続を破る球団新記録を樹立しました。
ライアン投手は、通算324勝292敗。「超特急」の愛称で知られ、通算奪三振5714,シーズン最多奪三振賞11度、73年のシーズン383奪三振は、いずれも大リーグ記録という伝説の投手です。
大谷は昨季、ベーブ・ルース選手以来史上2人目の同一シーズン2桁勝利、2桁本塁打を記録したり、ベーブ・ルースも成し遂げられなかったMLB史上初の投打でのダブル規定到達の偉業を達成しました。
ベーブ・ルースやノーラン・ライアンというビッグネームの記録を次々と塗り替えていく大谷。イチロー選手も2004年に84年間破られることのなかったジョージ・シスラー選手のメジャー歴代シーン最多安打記録の258安打(最終的には262安打まで伸ばす)を放つなど、20世紀前半の記録を数々塗り替えましたが、だれでも知っている選手の記録を塗り替える点と、投打の二刀流での記録更新の点で、大谷により凄みを感じます。
巷では「サイヤング賞と本塁打王、MVP」などと夢の夢の夢のような話題が上ったりしていますが、何を獲得しても「大谷翔平なら」と納得させてしまう異次元の能力を感じています。