母が昔所属していた大学医局は、夏休みが2週間だった。

当時、他の医局では夏休み1週間というところが多い中、

教授、講師、医員のみならず、1年目の研修医も2週間。

前後土日を付ければ、なんと連続16日間の休みが可能だった。

 

医局の先輩に聞いた話では、初代教授が

「うちは日頃忙しい科だから、夏休みくらい長くとろう」

と言い出し、そこから続く伝統なんだそう。

医師の労働時間の管理が厳しくなった今でも、そのよき伝統ははてさて残っているんでしょうかね?

 

うお座

 

この夏休み2週間制度。実はよいことばかりでもない。

医局員が順次2週間も休みを取るとどうなるか?

必然的に、休みじゃない日がめちゃくちゃ忙しくなる。

 

休んでいる人の分まで働かなくてはならない。

休み前には、前倒しで休み中の仕事を済ませなくてはいけない。

休み明けは、休んでいた2週間に起きたことを把握しなくてはいけない。

7月〜9月の夏季休暇期間中は、いつもに増して忙しくなった。

 

「日頃忙しい科だから、夏休みくらい長く」

という話だったはずなのに。

なにこの矛盾?なにこのパラドックス?

自分たちで自分の首を絞めている?

 

うお座

 

それでも母は、この2週間の夏休みを働くモチベーションの1つにしていた。

年に1回、max16日間の休み。

サイコーですね。

コツコツ貯めたお金も、日頃は使う暇もないので、ここぞとばかりにウリャと夏のバケーションに投入していた。

 

そして、その当時から思っていたこと。

楽しいことって、たいてい大変。

楽しいことの前後には、たいていその何倍も大変なことがある。

それでも、人間、楽しみのためなら、大変さも頑張れる。

いや、大変さそれすらも、楽しみの一部になる。

大変さを避けて疎んじていたら、十分な楽しみは得られないんだよ、だから自分ガンバレ!

 

うお座

 

前置きが長くなりました。←え?前置きだったんかいっ!

週末、神戸で推しのライブ参戦。

たくさん楽しんできたー。イエイチョキ

単身での泊まり旅行は結婚以来初かも?

 

いやいや、なかなか大変だった。

週明け〆切の書き物仕事を一気に先に済ませたり、

次女のテスト勉強のスケジュールを一緒に立てたり、

雷予報もあったので、雨対策で荷物がめちゃくちゃ重くなったり、

酷暑の中を人混みの列に延々と並んだり。

 

そしてそこからの、本日月曜。

ああ、仕事だ。

ああ、次女のテスト結果も出るわ。

一気に現実が押し寄せる。

 

でも、サイコーに楽しいライブだったので、すべてよしと思えるわ。

あと1週間くらいは、このまま多幸感に包まれて過ごせそう。

うーん、次女の勉強も、同じように楽しくならんかなーーーー?ま、ムリか。

 

☆おまけ☆

子供たちへのお土産2種。

神戸タータンの3色ボールペン。

ライブグッズのキーホルダー。

どちらも子供たちに好評でした!