母が中学受験生だった頃にはなかったもの。

その一つがコレ。

オープンスクール。

 

大学のオープンキャンパスは学園祭みたいなものだが、中学校のそれは「授業体験会」とほぼ同義のようだ。

数学や英語の授業や、理科の実験、簡単な調理実習なんかを体験させてもらえる。

学校説明会よりも堅苦しくない会で、文化祭よりも完全受験生向けの会。

 

昨年、長女と次女で1回ずつ、別々の学校のオープンスクールに参加した。

 

長女(当時小6)

度胸満点、教室の一番前真ん中の席に座る。

先生の説明を聞いて、すぐに作業に取りかかる。

お手伝いの生徒さんとも、何やら親しげに笑顔で会話。

ちゃっちゃと自分の作品を完成させて、後片付けも積極的に手伝う。

 

ああ、長女さんはこんな風に、中学に行ってからも楽しく授業に参加してくれるのかなと、母は目を細めた。

 

次女(当時小4)

一方のこちら。

教室後方の席に座る。

先生の話は聞いていそう。

 

前方テーブルに並んだ材料パーツを、一斉に取りに行く際に出遅れる。

人だかりの後ろで待っている間に、他の子はどんどん作業開始。

やっとテーブル前まで到達したが、どのパーツにしようか悩みまくる。

ぐずぐずしているので、追加で材料を取りに来た子たちに横入りされまくる。

それでもまだ悩む。悩む悩む悩む。

 

ようやく材料を手にして自席に戻る。

作り方が分からないのかキョロキョロ。

横を通った先生にも聞けない。

後片付けが始まる頃に、どうにかこうにか1つ完成させることができた。

他の子は、2つ3つ作っていたよ。トホホ。

 

はたで見ていてめちゃくちゃやきもきしたが、できたその1つを見せてもらうと、絵心のある次女らしい本当にとっても素敵なしおりだった。

「楽しかった!」

次女の満足気な顔を見てほっとした。

この子はこの子のペースでやっていけばいいのかな。

 

ちなみに、次女はその時のしおりを今でも大切に使っているので、相当気に入ったんだろうね。

まあ、よかったよかった。

 

うお座

 

このように、オープンスクールに参加するわが子の様子は大変興味深い。

初めて会う先生や生徒さん、他の子に囲まれて、その中でわが子がどう振る舞うか。

小学校の授業参観よりも、色々なものが見えた気がする。

 

今年も、次女ちゃん、2つくらい参加してみようかね!