子供の言う『みんな』ほどアテにならないものはない。

みんな持ってる。

みんな買ってる。

みんなやってる。

 

1週間ほど前に

「みんな卒業式で袴を着るのに、どうして私はブレザーなの?」

と長女が言ってきた。

本当に『みんな』なのか?

どう考えてもあやしい。

ここはしっかり話をせにゃならんと思い、かくかくしかじか、わが家の基本方針とは何たるかを説いた。

 

で、本日、卒業式。

約100人中、袴を着た子はちょうど10人だった。

やっぱり、『みんな』じゃないじゃーん。

でもたしかに、袴姿は華やかでしたね。

子供が憧れるのも無理はないか。

 

桜卒業証書桜卒業証書

 

人は人、自分は自分。

何に価値を置き、何に価値を見出すかは人それぞれではあるが、そこにその人の本当の賢さが表れる。

自分の軸を持った人が集まり、互いの個を認め合った時に初めて、本当の和が作られる。

中高時代にそういう友人関係を築いていってほしい。

 

長女さん、卒業おめでとう。