わが家のワンコ、4歳トイプードル♀。

どうも昨日からお腹の調子が悪い。

先ほど家の中のトイレではない場所で、粗相をしてしまった。

 

ワンコ。粗相を見つけて驚く母の様子を、遠くからそーっと窺っていた。

両の眉をハの字に下げて、ショボンと申し訳なさそうにしていたので、

母はなんだかかわいそうになって、思わず「大丈夫だよ」と頭を撫でてしまった。

 

いかんいかん。

これでは「褒められた。ここでトイレをしてもいいんだ」と、ワンコが勘違いしてしまう。

あわてて、「ダメよ!」と強く言い直してはみたが、はてさて、きちんと伝わっただろうか。

 

犬

 

この一連の経緯を見ていた次女が、

「ママは、ワンコを怒るときだけ優しい」

と、非難めいたことを言ってきた。

「そ、そんなことないよ。次女ちゃんを怒る時だって、いけないことを『いけない』と伝えるために、あえて厳しい言い方をしているだけだよ」

 

うっ、我ながら苦しい言い訳だと言わざるをえん。

どうしてワンコのことは理性的に叱ることができるのに、人間のわが子を叱る時は感情的になってしまうのだろう。

言葉を喋れないワンコの気持ちは慮ることができるのに、言葉が通じて意思の疎通ができるはずのわが子に対しては一方的に怒ってしまう。

 

うーん。

ワンコを育てることと、わが子を育てることとで、いったい何が違うんでしょうかね。