タイトルからすでにお察しの通りである。

 

母は朝から食欲が落ちる。

家族にはダイエットと言っておくが、本当は違う。

 

週始めのため、仕事は朝からバタバタだ。

日中もかなり慌ただしく、昼食をとる時間もないことが多いが、

そのかわりテストのことをしばし忘れられる。

 

夕方、ようやく成績をチェックできるようになるが、

まず、考えうる最悪の点数と評価を頭に思い浮かべ、来たるべき衝撃に備える。

次に、呼吸を整え、動悸を静める。

ほとんど空っぽなはずの胃がなんだか重い。

そして、結果画面を開くのだが、しばしば母の想定を上回る衝撃波に襲われる。

 

この後、家に帰り着くまでの時間が重要だ。

いつまでも母が落ち込んでいるわけにはいかない。

帰りの電車の中で、再び呼吸を整え、動悸を静める。

 

この時、優秀な方々の神ブログを安易な気持ちで覗いてしまうことがあるが、

返り討ちにあう可能性が高いので、もう少しあとになってから覗くことをお勧めする。

 

母はそっと携帯を閉じて、目をつむる。

「大丈夫。大丈夫」

何がどう大丈夫なのか自分でもよく分からないが、呪文のように唱えてから電車を降りる。

さすがにお腹はぺこぺこだ。さあ、帰って夕ごはんを作りましょう。

 

こんな月曜日がまだ当分続くのか。やれやれだ。