5年生の算数は、やっと数論と計算の単元が終わった。
国語力がないうえに、計算力も心許ない長女にとって、苦手意識の強い分野だ。
この山を越えて平面図形が登場すると、言語的要素が少ないからであろうか、途端に調子が上がってくる。
長女は比較的、苦手なことでも辛抱強く取り組める方だが、
それでも苦しみながら算数の問題に取り組む姿より、難しさも楽しんでノリノリで解いている姿の方をやはり見ていたい。
勉強は苦しいこともあるけれど、ワクワクする楽しさもあるものだ。
特に、中学受験算数特有のおもしろさを長女にも感じてほしい。
今回の平面図形では、牛の問題を家族みんなで楽しんだ。
ちょうどわが家の愛犬の散歩になぞらえ、リードを引っ張りまくって道を曲がろうとするわが家の愚息ならぬ愚犬の動きと同じだと説明すると、長女も大うけしていた。
なんと、この牛の絵は、私が小学生の頃から変わっていない。
私はこの牛の絵がなんだかおかしくて、当時から大好きだった。
テスト中もこの牛が出てくると笑いを噛み殺して解いていたことを覚えている。
問題設定で、牛を点Pの軌跡とかにしてしまうと、おもしろさが台無しだ。
日能研には、今後も牛を採用し続けてほしい。
蛇足だが、私の中での中学受験算数おもしろ設定と言えば、
やはりやたらと忘れ物をする弟のダイアグラムだろう。
つっこみどころ満載の動きをしてくれる。
弟よ、ややこしくなるからどうか引き返してくれるな。
兄も、弟を追いかけているのだから、途中で休憩なぞするんじゃない。
そして、最近流行りの狂った時計。
ずれまくった上に逆回転すらする。狂いすぎて用をなしていない。
もはや時計ではないと日能研の先生も言っていた。
こんな風に、問題を上から目線で楽しめるようになると、成績も上がるはずだ、きっと。