長女は今も2つの習いごとをしている。

そのうち1つは運動系で、外遊び大好きな娘のストレス発散目的で続けている。

昨日も小雨降る中、練習に出かけた。

 

正直に言うと、昨日は雨で練習がお休みになりそうで、母は内心ほっとしていた。

その分、算数の問題を予定よりたくさん解けると思ったからだ。

朝から天気予報を真剣に見て、練習できるか心底心配していた娘には、とても言えない話である。

 

結局午後になっても降ったり止んだりの天気で、練習を行える確証もないまま、娘は出かけていった。

練習場に着いても、ハウスにコーチが待機しているだけで、他の生徒はだれもいなかったそうだ。

「やっぱり帰ろうかな」

弱気なメールが娘から届いたが、帰るという連絡は最後まで来なかった。

 

その後、雨雲の隙間をついて、練習は無事に行えた。

結局参加した生徒は娘も入れて3人だったそうだ。

普段の5分の1程度の人数だ。その分、たくさん練習もできたらしい。

娘はくたくたで帰ってきたが、ハイテンションで練習の様子を話したあと、すぐに勉強にとりかかり、昨日の課題をしっかりやりきってくれた。

算数の問題は今朝に回す予定の分まで終わらせていた。

 

親はどうしても勉強時間を増やそうと考えてしまう。

時間に追われる生活の中で、どう勉強時間を確保するか悩ましく、

習いごとの時間まで段々惜しく感じられるようになってきてしまった。

5年の秋、遅くとも冬には習いごとはすべてやめることになるだろう。

 

それでも、娘が続けたいと言う限り、ぎりぎりまで続けさせてあげたいと思う。

子供のやりたいという気持ちは尊い。

打算が働く大人の思惑を上回る。

成績が芳しくないにも関わらず、娘に甘い母なのであった。