【価格推移】安くて美味いガリガリ君80円の奇跡!赤城乳業4億本売上の企業努力とは? | AI×マーケティング視点の妄想研究図鑑

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都内在住中間管理職アラフォーサラリーマンの戯れ言。
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不定期更新ブログ。よろしくどーぞ。


お疲れ様です。
連日めちゃくちゃ暑いですね滝汗

この季節、真夏に食べたいアイス言えば、

そう、ガリガリ君です!


あのキンキンに冷たい爽快感、

まるで炎天下砂漠の中のオアシス、真夏の救世主です。


でも最近、「あれ?ちょっと高くなった?」と感じた人もいるはず。


そうなんです


私たちのお財布事情が厳しいこのご時世、ガリガリ君も2024年ついに8年ぶりに値上げ(70→80)に踏み切りました。

※また値上げするという情報もチラっと耳にします笑い泣き


でも待ってください。

たったの10円ですよ?


周りのものが軒並み爆上がりする中、ガリガリ君はなぜこんなにも「良心的」でいられるのでしょうか?


記事にしたので、ご覧ください...!




出典∶ガリガリ図鑑


 ガリガリ君 驚異の価格変動と真実


まずは、その衝撃の価格推移を見てみましょう。

  • 1981年(爆誕!): 50円
  • 1991年: 60円
  • 2016年: 70円(なんと25年ぶりの値上げ!バブル崩壊もリーマンショックも乗り越えた!)
  • 2024年3月1日: 80円(さらに8年ぶりの値上げ!それでもまだ100円以下!)


どうですか、この安定感!発売から43年でたった3回の値上げ、しかもその間隔の長さたるや。

まるで「うちのガリガリ君は、そう簡単には価格を変えないんだぜ!」と言わんばかりの漢気を感じませんか?

これだけ物価が乱高下する時代に、この価格維持はもはや奇跡と呼んでも過言ではありません。

この背景には、並々ならぬ赤城乳業企業努力と、私たち消費者への異常なほどの愛が隠されているんです。



出典∶赤城乳業株式会社ホームぺージ


https://www.akagi.com/gari-neage/


↑赤城乳業ホームぺージで70円→80円の値上げを謝罪しています。

念の為未来バージョンも撮影しているとの事で、

80→90、90→100、100→110バージョンを撮影公開されています。

値上げごとにお辞儀が深くなっているのが、個人的にわりと好きなセンスですw



 赤城乳業ガリガリ君モンスター級売上!成長曲線がヤバい


「安いから売れるんでしょ?」と思ったあなた、甘い!ガリガリ君は安さだけじゃないんです。


その品質と面白さで、文字通り「売上モンスター」なんです。

ガリガリ君の年間販売本数は、なんと4億本以上! 地球上の人類の約20人に1人がガリガリ君を食べている計算ですよ、恐ろしい。

  • 2010年には年間販売本数3億本を突破
  • 2012年には4億本の大台を突破
  • ピーク時には年間4億7,500万本という、もはや意味不明な数字を叩き出し、今もなお年間4億本規模を維持し続けています。

このガリガリ君の「モンスター級」の売上は、赤城乳業全体の成長を力強く牽引しています。

  • 2006年の売上高は212億円
  • それが2018年には471億円と、わずか12年で倍以上に!
  • そして、直近の2023年12月実績では、なんと570億円にまで達しているんです。

つまり、ガリガリ君はただの庶民派アイスじゃない。赤城乳業という会社の超重要エンジンなんです。



 赤城乳業が仕掛ける国民愛されマーケティング


なぜ、こんなことができるのか?

その秘密は、赤城乳業という会社のDNAにあります。彼らは、私たち消費者の「こうだったら嬉しいな」を徹底的に追求する、ある意味「変態集団」なんです

※最大級に褒めてます!


ガリガリ君は1981年、「外で元気に遊ぶ子どもたちのために、もっと食べ応えのあるアイスを」という、シンプルだけどアツい想いから生まれました。この顧客への深すぎる愛がすべての始まりなんです。


「え、マジで出すの!?」フレーバー戦略: 

コーンポタージュ、ナポリタン、さらにはあの梨味!「こんなのアイスにするの?」という驚きと好奇心で、私たちはガリガリ君に夢中になります。「次はどんなヘンテコな味が出るんだろう?」というワクワク感を与え続ける、まさにエンターテイメント!


「当たり」が出たらもう一本!: 

これほど単純なのに、これほど人を熱狂させる仕掛けが他にあるでしょうか?単なる商品以上の遊び心を注入し、ガリガリ君を買うという行為そのものを「楽しい体験」に変えています。


値上げCMで国民の心を鷲掴み!: 

2016年の値上げ時、社長が社員一同と深々と頭を下げるCMは、まさかの大ヒット。「25年ぶり」「10円の値上げ」という事実を逆手に取り、むしろ消費者の共感を呼び、ブランドへの愛着を爆発的に高めまし。これぞ、コミュニケーションの神業!


これらは全て、私たち消費者との間に「共感」「信頼」を築く

いわゆるブランディングの成功です。


彼らは単なるアイスを売っているのではなくガリガリ君という体験」を売っているんです。

 


 ガリガリ君から学ぶべき生き抜く力


ガリガリ君の歴史と戦略は私たち個人の生き方や、ビジネスを考える上で非常に示唆に富んでいます。


「変態」になれ!

既存の常識にとらわれず、ちょっとクレイジーなくらい新しいことに挑戦する勇気。それが、他にはない価値を生み出す源泉です。


愛を注げ!

顧客や仲間、そして自分自身の仕事に、惜しみなく愛を注ぐこと。情熱は必ず伝わり大きな力になります。


ストーリーを語れ!

あなたの行動や製品には、どんな想いや歴史があるのか。それを伝えることで人々は感情的に繋がってくれます。


「ちょうどいい」を探せ!

 コストと品質のバランスを極限まで追求する。これは、私たちの日常生活でも、仕事でも非常に重要な視点です。



 ガリガリ君の未来は私たちの未来!?


物価高、環境問題、そしてAIの進化...。

社会は常に変化し、私たちを取り巻く環境はますます複雑になっていきます。


そんな中で、ガリガリ君と赤城乳業が示しているのは、変化に適応しながらも、本質的な価値(=顧客への愛と楽しさ)は決して手放さない」という姿勢です。


ガリガリ君がこれからも私たちの夏を彩り続けてくれる限り、私たちはきっと、どんな困難も「ガリガリ」と乗り越えていけるはず。


次にガリガリ君を食べる時は、その一口に込められた赤城乳業の「変態的な愛」※褒めてます! を感じてみませんか?