半年くらい前、三橋という友人の結婚式に出席した。
三橋は小学校時代の同級生。
彼は私立中学に行ってしまったので中学からは別々になるのだが、未だに付き合いのある友人だ。
彼は順調にエリート街道をすすみ、今は商社でバリバリ働くサラリーマン。
そんな彼の結婚式に大阪から東京の某ホテルに駆けつけた。
小学生同級生は私のみだったので、
彼以外は、友人はおろか知り合いすら誰もいない結婚式。
案の定、同じテーブル席はこんな感じだった。
○○ ○○様
新郎大学時代テニスサークル友人
○○ ○○様
新郎大学時代テニスサークル友人
○○ ○○様
新郎大学時代テニスサークル友人
○○ ○○様
新郎大学時代テニスサークル友人
○○ ○○様
新郎大学時代テニスサークル友人
○○ ○○様
新郎大学時代テニスサークル友人
○○ ○○様
新郎大学時代テニスサークル友人
シャノン様
新郎小学校時代友人
物凄く分かり易い完全なるアウェー空間。
私以外は皆大学のサークル仲間。
カテゴリー1人だけ違うよ。
席次俵見てミステイクかと思ったくらい。
間違いは私。特別なオンリーワン。
サーセン
そして私がその席についた時、軽く変な空気が流れる。
「この人どう扱おう..。」的な空気。
それもそのはずだ。
その席はニューヨークから、三橋の結婚式のためだけにかけつけた人もいたりして、
サークルの同窓会状態になってる。
式が始まる前から、凄く盛り上がってるわけだ。
しかも三橋の大学は帰国子女が多く、
会話の所々に英語が使われたりしてハイクオリティなトークを展開している。
私はあえて孤高の人になった。
なぜならば、
私は彼らの輪に瞬時になじめるほどのウィットに富んだ話題は持ち合わせていないからだ。
これでいい。これでいいんだ。
式がはじまり私は新郎新婦を祝う事だけに集中した。
具体的には写真撮影に集中した。
これは使えるよ！写真撮影は使える！！
結婚式で1人孤独な時は写真男子、写真女子になるといいよ！
オイラこの時だけは写真男子になってたから！！
そんな感じで、完全に孤高な写真男子になりきった私。
でも同じテーブル席の彼らはいい奴らだった。
そんな私に対し色々と話題を振ってくれた。
最終的にはそれなりに馴染めた。馴染めたよ。うん。
帰り際、テーブル席で一緒だった人が話かけてきた。
「シャノンさん。今日は仲間内で盛り上がっちゃってすみません。 また今度ゆっくり飲みましょうね♪」
いい友人を持ったなぁ三橋。
是非飲みましょう。
次こそはウィットに富んだ話題を用意しとくからさ。
※ちなみに写真は、まともに撮れていたのが半分くらいでした...。
by写真男子