テレビからふと耳に入ってきた
本屋大賞『52ヘルツのクジラたち』。
本を貸してくれるという人が現れたので
サクッと借りて読んでみると
虐待のお話ではあっても
重すぎず
むしろ希望を感じて
どんどん読み進められました。
そして、
物語の最後の方に
(これだ、これを読まされた…)
と思うセリフがあってビックリ🤭
子供を虐待してしまう母親のことを
近所のお婆さんが
「だからあの子は叱られたことも、
思い通りにいかず
悔しい思いをしたこともなかった。
でもそれは可哀想なことよ。
あの子は何もかもから
自分を守ってくれていた
父親から離れて初めて、
世間に当たり前にある壁を
知ったんじゃろうよ。
水疱瘡やおたふく風邪と同じでな、
小さな子供の内に
覚えておかなきゃならんこと
大きくなって知るのは、
ものすごくしんどいものよ。
ひとというのは最初こそ
貰う側やけんど、
いずれは与える側にならないかん。
いつまでも貰ってばかりじゃいかんのよ。
親になれば尚のこと。
でもあの子はその理(ことわり)が
分かっとらんし、
もう無理かもしれんねえ」
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深くうなずいてしまった。
どこかで気づかないと
人生が辛くてしかたなくなる。
勇気をだして自分の脳を
再教育してきて良かった(笑)。
ちなみに、
未熟の反対で
成熟した人間力のある人って
どんな状態だっけ?
と思ったのでググってみたら
残しておきたい
文章を見つけました。
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精神が未熟だと
見えているのは自分のことだけです。
自分の視線のフォーカスは
完全に自分の心の中にあたっています。
自分の心が揺らげばそのまま動揺し、
うまくいかないことが続けば
「自分はダメなやつだ」と
勝手に自信をなくし、
それが進むと
「自分の心など誰もわかってくれない」と
一人で苦しみ最後は被害者になっていく。
そこには
感謝する・尊敬する対象としての
「他者」は存在しておらず、
自分を苦しめる「他者」が居るだけです。
そんな世界で生きているのは
とても苦しいはずです。
「人間力のある人」とは、
「他者との関係性の中で自分の行動を
修正していくことができる人」のこと。
言い換えると
「どんな人や物事からでも
学びを得ることができる人」のことです。
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人間関係の問題は
成長するチャンスですね!
今回の職場は、学びの宝庫でした。
有り難い(^人^)✨