キム・ギドク監督の12作目 「弓」を観ました。
ヴェネチア国際映画祭監督賞受賞作。
10年前に少女を連れ去ってきて、
舟の上で隔絶された生活を送る老人とその少女のお話です。
そう、老人と少女のラブストーリーなんです。
この映画のすごいところは、犯罪行為(少女を連れ去る)なのに、
何故か愛情があふれ出していること。
年齢など関係ない、愛情に溢れる姿が素晴らしく描かれていました。
ええ。
私はまた幸福の結末で終わらないキム・ギドクの虜になってしまいました。
この「弓」が彼の作品の中で一番好きかもしれない。
年々シンプルになってきてますよね。
彼の作る世界観は本当にすごいんです。毎回驚かされます。
普通じゃ思いつかない設定なんだもん。
よく映画をジャンル分けすると思いますが、
どれにも当てはまらない気がする。
タイトルでもある「弓」
この弓が「楽器」になり、終始綺麗な音色を奏でて見る側を魅了します。
とっても綺麗でうっとりしました。
時には人の命を奪う凶器にもなる弓。しかし何より私が思うに、
この弓こそが言葉を発しない二人の会話になってた気がします。
(今回も主人公二人はほとんど言葉を発しません。)
そして主人公の少女、どこかで観た事あるなぁ・・・・と思っていたら!
「サマリア」に出ていたあの美少女だったんです。
あの笑顔、あの目、しぐさ。
どうりで可愛いわけです。
そして・・・
やっぱり今回もラストシーン、衝撃でした。
- ハピネット・ピクチャーズ
- サマリア
上映劇場 http://yumi-movie.net/theater.html
公式 http://yumi-movie.net/