本日のおウワサは…
『お屋敷でランチを頂く』
…でゴザイマス
とは言え
ゴッツお金持ちにお昼を招待されたのでもなく
何か特別なセレモニーがあったわけでもなく
普通に腹へったどぉ~、メシ食おう~
…と庶民が行くお屋敷
そんなおウワサ
和歌山にある、とあるお屋敷
立派な門構え
お屋敷の入口からこの門まででも
100m以上はあるお屋敷
門をくぐると…
この向こうがお屋敷の正門
すんごく広いし
重厚な日本家屋
大正時代に建築された立派なお家
広大なニホン庭園を有し
建物も和洋含め10棟ほど
その全部がな、な、なんとぉ~
国の登録有形文化財
ほらほら、こんな文化庁の銅板がかかってる
そんなこんなで
このお屋敷は…
『六三園』
…と申します
明治から大正時代にかけて
相場師として大成功した『松井伊助』が
63歳の時に建てた別邸
なので
63歳にちなみ『六三園』と言うんだとか
敷地は6,600㎡だから
坪数にすれば約2,000坪
メッチャ広いヤンなぁ
チョイとしたマチの建売住宅やったら
60軒ほど建つくらいの広さやもんな
そんなこんなの『六三園』
実は…
彼の死後、戦前には某地元銀行オーナーが買い取り
戦後はGHQによる一時接収を経て
昭和28年から料亭『六三園』として
営業されてきました
そんな料亭
なにか特別な日とかには
よくここに来たモノです
でも
しかし
but…
料亭なぞというモンは
バブル期終焉を期にして
とんでもない斜陽産業となりました
和歌山に数多くあった立派な『料亭』は
ことごとくツブれていき、ココもその波の中
ザブ~ン、と飲み込まれ閉館となりました
一時閉めていましたが
あのユ~メ~な和食レストランチェーン
『がんこ』が展開する『お屋敷がんこ』として
復活を遂げたのが平成17年
以来、がんこフードサービスのお店となってます
そんなこんなで
料亭『六三園』の頃は庭園は
しっかりお手入れされていてキレイでしたが
『がんこ』さんになってからは庭園まで手が回っていない?
一寸残念ですけどしゃ~ないのかな
そんなこんなの『六三園』
お屋敷での食事とは言っても
そこは『がんこ』ですから
お値段もメッチャ高くはありません
そんなこんなでチョット遅い時間のランチ
頂くことに致しましょう
係りの和服のオネ~さんが案内された部屋は
な、な、なんと!
蔵の中
今までココには何度も来ておりますが
蔵を改装したお部屋は始めて
料亭だった頃は
ココは使ってなかったモンな
二階建ての蔵
このお部屋にテーブルが4卓
最大で25~30名程度は入れるような広い蔵
さすが蔵ですなぁ
焼き物が飾ってます
ほほぅ~、これは…
伊万里焼ですか?
赤絵変形皿ですね
こちらは…
九谷焼?
…ですか
どれもコレも立派なものがございますね
シランケド…
そんなこんなで
何しに来たン?
食べに来たンヤンカ!
ランチを頂きましょう
色んな御膳がゴザイマスが
ワタシはお造り御膳に+αしました
お造り御膳+唐揚げ追加
お刺身だけでもよかったのですが
なんかもう一品あればなぁ~
…ってことで
選べるヒトシナ
…と言うメニューだったので
唐揚げ
割と大きな唐揚げ2個
モチノロンロン
もも肉です
あはは
アツアツで美味しかったなぁ
そんなこんなのランチ
昔、料亭だった頃は
格式あるトコロで
それなりの設え
今はがんこフーズになり
畳にはテーブルとイス
ま、今風ではありますが
そしてスタッフのネ~さん方は
和服を着てそれなりの演出ですが
細部には料亭と言うよりはチョット洒落たお店
…と言う程度かな
残念なのは前述の通り
広大なお庭が手入れ不足だと言うこと
回廊式の和庭園は途中に東屋や大きな石の灯籠
そして滝や池など立派な作りなのに
残念ながら雑草も生え手入れ不足
そこまで手が回らないのかな…
ま、ここが閉じてしまわずに
有効活用されていることに
敬意を表する?
…かな
そうそう
ここの離れの茶室も風情があって
その茶室でも以前は食事が出来た
なんか密会ッぽくてエエ感じ?
その茶室は今は閉じられているンが残念です
そんなこんなの
『お屋敷がんこ』
がんこフードサービスの
創業者である小嶋淳司氏は
和歌山県出身
彼のお話を以前に伺ったことがあります
駅前の食道の手伝いのハナシ
高校中退にならなかったハナシ
なぜ寿司屋を創業したのか
などなど
メッチャ面白い話を伺いました
いつか
そんな話もご紹介出来たら…
オモロいよぉ、その生き様
では本日はここまで
…ちゅうことで
ほな
また
![]()









