ご馳走は『親子丼』 | The Sam's Room

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おもしろいこと、楽しいこと、気になること、美味しいこと、何でもかんでも『やってみる』ことが心情のSAMのブログでございます。

ワタシの昔話…

 

昔の人間が

昔の話をしたら

昔だらけで

昔すぎて

ワケワカメ

 

…かも!?

 

 

今の方々のは共感なぁんて

出来ヘンと思うけど

 

たまたまこの前、

美味しい親子丼を食べたので

昔のご馳走を思い出した…

 

そんなこんなの

『親子丼』にまつわるエトセトラ…

 

 

お聞き下さいまし

 

 

 

 

  昭和の子どものご馳走…

 

 

ワタシ達昭和世代…

 

子どもの頃の外食と言えば…

 

 

デパートの大食堂

 

これが憧れの的

 

 

デパートの食堂でランチなんぞを食べた日にゃ、あ~たぁ~

次の日は学校で大自慢

 

『昨日、大食堂で食べたでぇ~』

 

…と言うと大概のガキどもは

羨ましいモード全開となったもんや

 

 

そもそもデパートに行くと言うこと自体が

ステータスだったあのころ

今とはエライ違いやな

 

 

当時和歌山を代表するのが『丸正』というデパート

 

 

ここが子ども達のネバーランド

憧れの地…

 

屋上にはゴーカートや電動で動くバイクとかがあり

また屋上をグルッと回る電車もあった

 

10円玉を入れるとギッタンバッタンとゆれる遊具も

単純すぎるけど少年の心は躍った

 

 

おもちゃコーナーも涎タラタラの世界

 

ガラスケースの向こう側は『見てるだけ~』の世界

モチノロンロン、高いおもちゃなんて

買ってもらえるわけなど無い

 

 

見てるだけ~

でも、少年の心は躍った

 

いつかは爆買いするどぉ~

なぁんて思ったけれど!?

 

 

たまに買ってもらえるのは

安い安いモンばかり

 

でも、実験セットとかおもちゃ的なカメラを買ってもらった日は

天にも昇るウキウキ気分

 

 

そんなこんなの昭和の子どもの

デパートキラキラ物語のハイライトは

 

なんちゅうても…

大食堂

 

 

 

『丸正』の大食堂はいつも混み合っていた

 

ガラスケースの中には色とりどりのクリームソーダや

勝利の印のようにチキンライスの上に旗が立ったお子様ランチ

 

あぁ、よだれモン…

 

そこにひときわ光を放っていたのが『Aランチ』

 

高嶺の花のAランチ

 

エビフライが燦然と光り輝くAランチ…

 

これを食べる日は心が躍る

 

 

カウンターでオネ~さんからチケットを買って

大きな丸いテーブル、大きな長テーブルの前で

席が空くのを待つ時間…

 

これがワクワクせずにいらりょうか…

 

伏兵だったのが、ビールを呑んで

お昼を楽しんでるおじさん達

 

 

早く席を替わってよぉ~、っと

心の中で叫んでた…

 

 

で、憧れの『Aランチ』は年に一度くらいの

大勝負の時…

 

親の顔色をうかがい?

今日は大丈夫かな…、と年に一度の大奮発の時だけ

 

 

いつものオーダーは

決まって『親子丼』

 

 

これはワタシの定番外食グルメでした

 

 

Aランチはモチロン憧れでしたが

そんなん…、親の財布が気に掛かる!?

心が優しい少年SAMは〔ナンチテ〕親の顔色もうかがいつつ!?

 

1番手頃で

でも

1番美味しい

親子丼に傾倒していたのでゴザイマシタ

 

 

 

  どこに行っても親子丼…

 

 

そんなこんなの『親子丼』

 

気兼ねせずに食べられる親子丼

とっても美味しい親子丼

 

 

少年SAMの外食メニューは決まって親子丼

 

 

デパートでは憧れのAランチは年に数度の楽しみでしたが…

 

 

でも、大阪の町にたまに行くことがあっても

お昼は洋食屋さんで『親子丼』

 

 

オジサンがブラジル移住に行くのを見送りに

神戸に行ったときも

チョットエエような店に入ったけれど〔多分?〕

注文したのは『親子丼』

 

 

いつしか外食の親子丼は

ワタシの贅沢メニューとなり

親子丼で外食の幸せを感じていたのでゴザイマシタ

 

 

そんなこんなの少年時代

 

親子丼と言えば

そんな少年時代を思い出すのでゴザイマス

 

 

 

 

  ふわとろ親子丼…

 

 

18歳で『他人丼』に出会ったときは衝撃でした

 

 

当時、とある料亭で出していた『他人丼』

 

 

これが青年SAMのココロに灯をつけたのでゴザイマス

 

丼に溢れんばかりに盛られた他人丼の上に

蓋がちょこんと乗っているビジュアル

 

他人丼の具がテンコもりすぎて

丼の蓋が閉じられません

 

だから蓋は蓋の役割をせずにちょこんと乗ってるだけ

 

 

そんなビジュアルと共に

トロトロ卵と料亭独特の素晴らしいお出汁がマッチし

牛肉がまるで卵と百年来の恋人のように

寄り添い、相交わり…

最高の時を演出する

 

そんな他人丼に出会いました

 

素晴らしい…

 

 

以来…

 

親子丼 < 他人丼

 

…という図式となってしまったのですが、

この料亭の『他人丼』を超える他人丼には

今に至るまで、まだ出会っておりません

 

 

そして残念ながらその料亭は

10余年前に営業に幕を下ろし

例の他人丼は遂に幻の他人丼に…

 

 

あぁ、哀し…

 

 

そんなこんなの

丼の思い出

 

 

あのような美味しい他人丼には

もう二度と巡り会えないのですが、

この前に食べた親子丼は中々捨てがたいお味でした

 

で、お話しを戻して

親子丼と言えば…

 

 

発祥の地であるお江戸の『玉ひで』

ココも美味しゅうゴザイマス

でも、並ぶンはイヤだけど…

 

京都には西陣に『鳥岩楼』という鳥専門店があり

ココの親子丼も絶品でゴザイマス

 

 

その両店にも勝るとも劣らないお店を発見…

 

 

 

どうですか、これ…

 

サラダと小鉢は、要らん…

お味噌汁もエエンです

 

 

ワタシャ、親子丼単品でOK

 

何やイランモンを食べるより

親子一本勝負と行きたい…

 

 

 

 

卵のトロトロ感が何とも言えン

 

ナイスビジュアルです

 

 

あえて言うなら

お味が少し濃すぎるかも!?

 

これでもうチョイと薄味に仕上げてくれれば日本最高峰になる?

 

 

そんなこんなの親子丼

 

 

 

親子丼を食べると

少年期を思い出す

 

 

大阪道頓堀で食べたあの親子丼

神戸の港で食べたあの親子丼

 

etc、etc…

 

懐かしい家族との思い出と共に

親子丼は我が胸の内に…

 

 

なぁんてね

 

 

 

親子丼も好きやけど

でも、出来れば

あの、あの、あの…

 

料亭の他人丼をもう一度食べてみたい

 

そう思うのでゴザイマス

 

 

 

 

…ちゅうことで

 

ほな

また

 

チョキ