本日のおウワサは…
ワタシの母校であります
高等学校のお話しです。
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讃えよ耐久
吾等が母校
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和歌山に『耐久高校』という
県立高校がございます。
な、な、なんと！
創立は『嘉永5年』
それは…
ペリーが日本に来る1年前！
おそらくは…
日本で一番古い歴史を持つ
高等学校なのでございます。
嘉永5年
今から171年前
「自学自労」の教育方針
で開いた稽古場にその歴史は始まります。
創立当初の校名は
『耐久社』
耐久
（たいきゅう）
この校名には
学舎がいつまでも永く続き
「自学自労」の精神に満ち溢れた
人材が育ちますようにという
思いが込められているのです。
公立学校の校名あるあるは
地域の地名がよく付きます。
でも、『耐久』はそうじゃなく
開学の精神を校名につけています。
要するに…
『耐久高校』は
嘉永5年に私塾として
開学した当時の名前を
17１年も引き継いでいる
高等学校なのです。
創設者は
濱口梧陵
知らん?
ヤマサ醤油の7代目
モチノロンロン
生まれは紀州和歌山。
紀州湯浅醤油商人の家に生まれ
本家ヤマサ醤油を引き継ぎました。
7代目です。
それより有名なのは…
『稲村の火』
安政元年（1854年）の夜
安政南海大地震が紀州和歌山の広村を襲い
大津波が襲来した際に、濱口梧陵は自身の田の
藁の山に灯をつけ、村人を誘導し、村人の9割を救った。
その後、災害復旧工事に私財4,665両を投じて橋の復旧や
当時最大級の防潮堤防『広村堤防』を4年かけて修造しました。
荒廃した昼村の復旧と共に、住民の離散を防ぐために
住人を雇い生活費を補償したことも大きな功績。
今でも残る堤防は将来再び襲ってくるかも
知れない津波に備えての防災事業でした。
その話しが小泉八雲（ラフかディア・ハーン）によって
書かれた小説『生きる神（A Living God）』で賞賛されています。
この小説は国定教科書にも掲載されています。
まだまだある。
勝海舟もお金を借りに来た?
コレラ防疫のために東大に研究所を作った。
紀州勘定奉行を務めた。
大久保利通の要請で郵政大臣になった。
和歌山県の初代県議会議長になった。
明治18年、ニューヨークで客死し
福沢諭吉、勝海舟らが横浜で会葬を営む。
などなど。
そんなこんなで
長々と高校紹介しましたが
何を今更書くのかというと…
実は
何をかくそう
ﾅﾝﾆﾓｶｸｾﾍﾝｹﾄﾞ…
耐久高校野球部が、
春の選抜甲子園に選ばれたのです。
ﾊﾞﾝｻﾞｧ~ｲ！
卒業生やOBの喜びは
これまためっちゃ大きい。
これまた…
実は
何をかくそう
ﾅﾝﾆﾓｶｸｾﾍﾝｹﾄﾞ…
甲子園
初出場なのです。
これまた…
実は
何をかくそう
ﾅﾝﾆﾓｶｸｾﾍﾝｹﾄﾞ…
創部は明治38年（1905年）で
今年で119年の歴史を持つ。
和歌山では最古参の3校に入り
創部当時はスパイクの代わりに足袋を履き
捕手のマスクは剣道の面を改造
バットは木を削り、グラブも手作りだったそうな。
大正4年（1915年）に開催された
夏の甲子園第一回選手権にも出場。
以来、9回の欠場はあったモノの
資金難や部員不足などの困難を乗り越え
『文武両道』を果たしてきたのです。
でも、
しかし、
but…
甲子園は遠かった…。
県内で最古参の歴史を持ちつつも
遠い甲子園。
何度かチャンスはあったものの
それでも遠かった甲子園。
それが
遂に…
今春
初めての甲子園の切符が手に入りました。
昨年秋の『近畿大会』ではベスト４に入る快挙。
しかも…
今よくある高校野球のメンバーを各地からかき集めた
そんなチームではなく
公立で
選手全員が地元選手。
地域に根ざしたチームです。
そんなチームで
甲子園初出場。
耐久高校卒業生が待っていた
この瞬間。
遂に甲子園…。
すっごく遅咲きですが
野球部の創部119年にして
初めての甲子園です。
学校創立171年
野球部創部119年
こんな歴史が甲子園で
花咲く日は3月。
モチノロンロン
ワタシも甲子園に応援に行きます。
今は、
母校の『同窓会役員』も
させて頂いておりますし
ずっとご縁のある高校。
今、耐久OBは
盛り上がり
後援会も出来たり
寄付活動も行います。
初出場
初戦突破
出来たら良いな。
171年の歴史が動いた
そんなこんなの選抜初出場です。
…ちゅうことで
ほな
また
