本日のおウワサは…
下戸の方には
お気の毒なお話でゴザイマス。
そんなこんなで…
酒場という聖地へ
酒を求め
肴を求めてさまよう…
そんな名フレーズ
ご存じ
BSーTBSの番組
吉田類の
『酒場放浪記』
酒呑みのオッサンが
ただただ呑むだけ。
居酒屋さんを訪れては
酒を呑む…
たったそれだけのことやけど
ビックリシャックリ、それが
人気というヘンな番組!?
20余年も続いている隠れた人気番組
それが…
酒場放浪記
我が紀州和歌山にも
吉田類氏がご登場。
色んなDeepなお店を尋ねているのでゴザイマス。
そんなお店のヒトツに
ワタシもあやかろう…
そんなこんなで
吉田類さん的嗜好のお店
かなりDeepな酒場を
尋ねたというおウワサでゴザイマス。
某日…
時は18:00
ワタシが居たのは、
紀州和歌山の海南市というトコロ
海南市
そこは…
古くから熊野古道の要衝の地として栄え
全国200万人という”鈴木さん”のルーツの地であり
日本四大漆器の一つである紀州漆器の里
黒江の町並みなど
歴史と文化が漂う和歌山北部の主要都市。
ジツハワタシノトコロトハオトナリノマチデスガ…
そんなこんなの
古い街には必ず飲み屋街があり
昔は花街もあった…、そうな!?
日方という場所は
そんな夜の顔を持つトコロでもあった!?
地元民ではないので詳しいことは知りません、
ごめんなさい…。
で、そんな一角にあるお店。
狭い露地にひっそりと!?
おや?
まだ看板に灯りは灯ってないけど…
でも、
アルミサッシの扉越しには
灯りが点り、話し声が漏れてくる…。
初見ではちょっと入りにくいかも!?
ま、でも…
ソコは酒のみ。
吉田類的嗜好と興味に後押しされ
扉をガラガラ…。
L型のカウンターが目に入る。
ソコには…
ひとり酒の方
ちょっとお年頃のカップル
二人組のオニィチャン
一升瓶を前にしたオッサン
ちょっと個性的な4組が先客でゴザイマシタ。
女将さんであろう調理場に立つ
オネ~さんに、
『一番奥の席、空いてるからどうぞ!』
…と促され、
席をキープ。
名前の書いた提灯がイッパイ
常連さんからのモン?
知らんけど…
カウンターの向こうでは
出刃包丁を持った女将さんが忙しく料理中。
ま、とにかく
ビールを。
グビグビ
で、肴はなににしよ…
メニューはドコ?
どこにもないし短冊も貼ってヘン?
『メニューありますか?』
…と言うか言わないかのうちに
お客さんから
『ココはなぁ、メニューなんて無いでぇ』
…と。
えっ?
ほな、どないすんのですかぁ?
続けて別のお客さんが
『こっちに来てみぃ…』と
ワタシを呼ぶ…。
正面側のカウンターからみると
魚などが並んでる…
お客さんの1人がこう続ける
『ここはな、この中から食べたいモンを注文するンや』
…と。
へぇ~、そうですかぁ~。
で、続けて女将さんが
『めんどくさいんはせぇへンで』
…とサクッと続ける。
調理法によってはしないモンもあるそうな。
ま、ようわからんので
座ってる方々が注文してるンをみて
そして並んでる食材をみて
おそるおそる(!?)注文。
カンパチとタコとヨコワ
お造りで!
…と、
そうすると、二人組のニイちゃんが
『あかんがな、そんなに頼んだら食べ切れんでぇ』
…と。
へぇ~、結構ボリュームがある?
そうですか、
ほな…
ヨコワとタコのお造りプリーズ。
確かに…
結構なボリュームやねぇ~
で、
隣の兄ちゃんが食べてるアレ
めっちゃ美味しそうヤな…
…ちゅうことで、
牡蠣の焼いたン
ぷりっぷりヤン
めっちゃ美味しい。
で、
これ、フライでも食べたいなと…
『オカミさぁ~ン、牡蠣フライ!』
…というと
『出来ヘン! メンドクサイからアカン!』
…と一蹴!!!
おぉ、これがココのお店ルール!?
女将さん1人で切り盛りしてるんで
しない調理法も多々あるようでゴザイマス。
…とここで
またまた別のお客さんからの助け船。
『揚げモンやったらな、サバフグがエエで。唐揚げにしぃな!』
…と。
ほなそれ…
…ちゅことで
サバフグの唐揚げは出来るそうです。
女将さん、手早いわぁ~。
フグをつかんでは
出刃包丁でザク、バキッ、サッと
さばいては直ぐにアブラの中に。
はい、出来上がり。
白身でプリッとして
ナイスなフグの唐揚げ。
お酒が進みますぞ。
生ビールのおかわりは
常連さんでは自分でサーバーから注いでおります。
これが地元ルール?
でも、
ワタシが女将さんに生ビーの追加をお願い。
『サーバーから注ぐンですかぁ?』
…というと、
『いや、損するでぇ、ワタシが持ってくから』
…と、忙しい包丁さばきの途中で
生ビーを注いで持ってきてくれました。
多分…
サーバーを使い慣れてヘンから
上手に生ビーを注ぐことが出来ヘン
…と思ったんでございましょう。
優しヤン!
実はワタシ、上手に注げるんですけど…
それは、ま、言いませんでしたが…。
優しさに甘えました。
そんなこんなで、
お店のローカルルールも楽しみつつ
お酒も進みます。
一本でもニホン酒
それにしても…
ワタシ以外はみんな常連さんみたいヤな。
皆様、
女将さんとの軽口も楽しみつつ
ご陽気にお酒を呑んでます。
エエ雰囲気やなぁ~。
近くやったらきっと通うかも!?
で、一升瓶を目の前に1人で呑んでたお客さん、
こう言って店を出て行きました。
『ワシ、明日早いんで、もう帰るわ』
…と。
で、こう一言付け加えて去ってきました。
『コロナで入院すんねん』
…と。
わっちゃぁ~!
ほ、ほ、ほんま?
で…
『あれ、チャウデ。ホンマは白内障の手術すんねん!』
…と、別のお客さん。
ま、みんなオモロイコト言うて呑んでる
じもてぃふぁ~すとのお店でゴザイマシタ。
ぶっきらぼうやけど
手早く、実は親切な女将さん。
そしてオモロイ常連さん。
あんど…
DEEPさ、めっちゃ漂う
ろばた焼き
それが…
千日
…でゴザイマシタ。
ごちそうさまんさ
…ちゅうことで
ほな
また