モンブラン専門店、
無事3日間の営業を終了いたしました。
至高のモンブランを目指し、
いろんなお店も食べ歩き、
試作を重ねること数ヶ月…
できあがったモンブランは自画自賛!?
ははは…
そんなこんなで、
ひょんなきっかけから、
3日間限定の
『モンブラン専門店』
を企画して、
2月9日~2月11日までの3日間、
予約のお客様限定で開店させていただいたのでゴザイマス。
ワタシの第三のお仕事である、
週末、金土日のみ営業の某カフェ。
紀州・和歌山の地方のカフェではゴザイマスが、
ちょいと恥ずかしながら…
違う言い方をすれば、
今、コロナ禍でなかなか行けない
都会のモンブランの味を地方でもお届けしたくて!?
期間限定、予約のみの『モンブラン専門店』…
というミーハーチックな!?
果敢に挑戦!?
そんなこんなのおウワサでゴザイマス。
では、どんなモンブランか、
とりあえず、写真でも見て頂きましょう…
まずは、上から…
そして、横から…
もういっちょ、別バージョン…
いかがでしょうか?
ついでについでに、
これを作ったパテシエSAM…
ははは…
ワタシですが!?
顔は見せるほどのもんじゃないので
白い顔を隠した
○の所に、
へのへのもへじでもお書きください!?
ナンチテ
そんなこんなのモンブラン、
限定専門店といたしまして、
メニューも作成いたしました。
こんなメニュー。
お客様には記念にお持ち帰りしていただきました。
ほな、ちょいと見てくださいまし…
表紙
銀色でうちのお店のスタンプ。
後ろのイラストが透けて見えるようにしました。
店名は…
あえて出さない!?
ははは…
では、ページを開いてくださいな。
今回ご提供するモンブランのイラストです。
手書き…
実際のモンブラン写真からトレースしました。
では、次のページ、見開きです。
モンブランの中身、
どんなモンブランなのかをわかるように
イラストで、ご紹介。
お値段、お高いですか?
でも…
期間限定、
厳選した高級材料、
そして、2ドリンク付き、
お店滞在時間を2時間確保…
すべて手作りで手間暇かかっているモンブラン。
いろいろ計算するとこれでも原価割れ…
イベントチックにさせていただく価格設定。
ま、お許しあれ…、ってか!?
ちょいとご説明させていただければ…
メインのモンブランクリームは…
フランス最高級品質とされる
アルディッシュ産のシャテーネのビューレを使い、
まろやかなマロンクリームに仕立てました。
これも試行錯誤の産物。
クリームは2mmの太さで絞りました。
絞りは『小田巻』を使い、
モンブランクリームをなめらかな糸状にして
食感を楽しんでいただけます。
通常のモンブランの3倍程度の量で
モンブランの名に恥じない(?)高さに。
モンブランケーキの中に潜む
スポンジケーキは小麦粉の最高峰、
焼き菓子専用の「エクリチュール」を使い、
なめらかでしっとりした食感に仕上げました。
玉子は「ヤマギシ平飼い有精卵」で
タマゴ本来の豊かで自然な味が
スポンジケーキの中に溶け込んでいます。
生クリームは、乳脂肪40のモノを使用。
これも脂肪分が少ないとなめらかさとこくがなく、
47くらいになると少ししつこくなるので、
40程度の生クリーム。
カスタードクリームも
『ヤマギシの平飼い有精卵』を使い、
こくのある、でもしつこくない仕上げ。
小さな宝石箱「特製モンブラン」…
香り高い珈琲は相性抜群。
また、お口直しのハーブティーもご用意。
そんなこんなの、こだわりのモンブラン…
絞り方も、
きっちり、きれいな線状にするのもやってみましたが、
より美味しく見た目も満足感のある絞り方は
かなりランダムな絞り方が良さそうでしたので、
きっちりと線状にはあえてやっておりません。
そんなこんなのモンブラン…
モンブランはフランス語で「白い山」。
フランスとイタリアの国境にあり、
アルプス山脈の最高峰モンブランが名前の由来です。
フランスでは、
モン・ブラン・オ・マロン( Mont Blanc aux marrons)
もしくは…
ラ・ダーム・ブランシュ(La Dame Blanche)
イタリア語ではモンテ・ビアンコ(Monte Bianco)
ちょっとしつこく、蘊蓄…
この『モンブラン』、実は日本が発祥かも、という説もあるそうです。
お江戸の自由が丘にある「モンブラン」というお店、
ここがモンブランの発祥の地かも?
1933年(昭和8年)のこと、先代社長がフランスに行ったとき
メレンゲベースのマロンケーキと、
美しく白い山「モンブラン」に魅了され、
これをアレンジして、黄色いモンブランクリームの
モンブランが誕生した…という説。
もうヒトツは、
パリのカフェ「アンジェリーナ」。
ルーヴル美術館近くのリヴォリ通りにあり、
創業は1903年の老舗カフェで出していた
茶色のモンブランクリームが発祥だという説。
ま、どちらかは定かじゃないですが、
アンジェリーナが歴史を持ち、
とても大きなサイズのモンブラン…。
今回のうちのモンブランもそれが基本的なお手本です。
そんなこんなの力作モンブラン…
たった3日間の専門店でしたが、
いろいろ勉強になりました。
モンブランの中はメレンゲにするのかどうか…
これも考え、何度も試作。
メレンゲをチョコでコーティングしたりもしましたが、
メレンゲ自体が堅さがあるので
フォークを入れたときにかちっと当たる感じが
ちょっと抵抗ありまして、
すっとフォークが下まで入るスポンジケーキにしました。
スポンジは3層としました。
積み重ねることによって、
一つ一つの柔らかさと、
そしてスポンジケーキの間に塗る
ラム酒入りシロップの味と香り、
そしてマロンクリームによる芳醇さが行き届きます。
下2層は、プレーン、
上はココアを入れたスポンジ、
この味のハーモニーがマロンクリームを引き締めます。
ココアケーキの上にカスタードクリームに包まれた
栗の渋皮煮も食感も良く、甘くて豊かな味。
それを覆う生クリームも軽めに仕上げました。
そんなこんなのモンブラン…
ちょっと燃え尽き症候群になりそうです!?
ナンチテ
…ちゅうことで、
ほな
また