君達はどう考えたかな? そんなこんなのお話しでゴザイマス。 | The Sam's Room

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おもしろいこと、楽しいこと、気になること、美味しいこと、何でもかんでも『やってみる』ことが心情のSAMのブログでございます。

大学生…

タイヘンやな、今年は。


リモート授業とか、
レポートのみだとか、
面接授業が出来なくて、
大学に行くことすら出来ない日々が続いてた。

最近になってやっとそれも緩和???

そんなこんなで、
某大学の某教授からオファーがあり、
とある講座の『演習』を行いました。

2単位の授業のウチ、ワタシが受け持つ2日間。

中身、内容についての詳細は記しませんが、
とりあえず、第1日目の午前中の講義。

ワタシが直接、学生達に講義をさせて頂きました。

場所は…

へへへ…

ウチのカフェで、
今夏、ワタシがDIYで作ったデッキスペースで。

とにかくオープンエアならエエやろ!?

そんなこんなもあって…





一コマ、90分程度の座学…。

 

板書はしません。

話しのみ。

 

パワポも使いません。

話しのみ。

 

ま、飼料は少し用意しましたが…。

 

 

基本的な講義内容は、

グリーンツーリムズや
地域経済やまちづくりetc…。

話しはケッコウ脱線しましたが…。

ははは…

てへぺろ

まぁ、エエやん。

そんなこんなで、

学生8名、
この講座を開講してる某教授1名と共に
2日間のスタートです。


ワタシの講義のあとは、
ウチのお店の
美味しいランチを!?

如何ですかぁ~、
ハッシュタグをつけて
インスタでアップしてねぇ~、ナンチテ。


多少のPRも混ぜつつ(?)、
ごごからはワタシのコーディネート講座の続き。

午後はフィールをワークです。

みかん農園を訪ねます。

知り合いの若手某農家さんに
『みかん農家』の仕事と現状を説明してもらいました。





実際に作業もしてもらい、
今度は、農家さんの作業場で
選果などの作業も。





ここは共同選果場には出荷せずに、
自前で販路を開拓し、
生産から、選果、出荷までを行っています。



そんな農家さんには、
JAに頼らないための悩みや
出荷先の確保、
そして、より収益を上げていくための方策や
農業という産業の継続対策などなど課題が山積しています。



若手農業後継者たるKクンと学生達の意見交換。

学生の目に写った農業の話しもオモシロイ…。

そんなこんなで、
地域経済や、
みかん農業の課題や展開、
観光とのコラボなどなど、
考える機会といたしました。



明けて、

翌2日目…

今度は、マッタク違う
栽培方式、販路開発を行っている農家さんへ。


この農家さんは『オーガニック』農法。

言い換えれば、『有機農法』に取り組んでいる農家さん。

オーガニック(有機)農法とは、

農薬や化学肥料に頼らず、
自然の恵みを生かした農業。

今の農業の現状は、農薬なしでは考えられないほど、
農薬散布は一般的でアタリマエ。
肥料にしても、化学肥料が一番使いやすく、
アタリマエに使われているのが現状です。

でも、最近は食べるものへのコダワリや、
自然派が増えてきて、オーガニックに注目が集まっています。

本屋さんにもオーガニックの本が多く並んでいるし、
ネットなどでも、オーガニックの情報が多く載せられています。

でも、
しかし、
but…

とは言え、
実際にオーガニック需要は、
な、な、なんとぉ~、
全体の…
僅か…

1%

実際の需要は、1%というのが実情です。

そんななかでも、
この農家さんは、
自然な生き方、
安心出来る農薬などの使われていない農産品

オーガニック農法を取り入れているのです。

先ずは、
カレの農園を見てもらいます。




オーガニックの説明と、
畑の見学。

昨日の畑とは違い
草がぼうぼうの状況。



今は、草が茂っていますが、
モチロン、草は刈ります。
ただ農薬、つまり草枯らしの薬剤は使わないと言うコト。

そして、クローバなどを生やすとで、
土の中に窒素を固定するというやり方。

そうそう、思い出しましたか?

植物のタメの栄養素、
窒素・リン・カリ
これが『肥料の三要素』です。

化学肥料に頼らずに、
自然な素材で有機農業、
ナカナカタイヘンなのです。

草を刈る作業や、
手で害虫たちを取り除く作業も実にタイヘン。

そして販路の確保も自分たちで。

そんな有機農家さんの現状を知ってもらうことが
今回の目的。
そして、オーガニックとは何か、
販路はどうか、
六次産業や新たな収入源の確保等々も。



昨日の農家さんのみかんは、
一キロ当たりの出荷単価は、250円程度。

今日のオーガニック農家さんの出荷単価は、
一キロ当たり450円程度。

エエやん、
べらぼうにエエやん…

…と思ったら大間違い。

先ずは収穫量がマッタク違う、
単価だけでとらえるとめっちゃ良さ気だけど、
オーガニック農業は収穫量が少ないし、
みかんの木々も負担が大きく、木の寿命が短く
次々と木を植え替えていかなければならない。

そして、販路…。

オーガニックは注目されているとは言え、
まだまだニホンではマイナーな存在なので、
全体の1%しか無い市場に出していくのはタイヘン。
直接売り、
フリマや、イベント販売などに頼るしかないのが現実。

そんな現状も知ってもらいます。


そして、
この農家さんが取り組んでいる新たな試み、



いま、カレが借りて住んでいる、

この築100年の古民家を改装中。

 

その目的は、

農家民泊…

泊まってもらい、
外国の方々との交流や、
都市住民や農業に虚位海のある方ガタとの
交流も進めていきたいとのこと。

これも、
観光のための農業じゃなく、
農業のための観光なんですよね。

そこ!

このことを学生に伝えたかったのです。


そんなこんなで、
2日午後からは、
この2日間の検証とまとめ。
そしてアイデアを出す時間。

たっぷり4時間、シンキング&トーキングタイム。

この報告会と、意見交換会を来週、
ZOOMで行う予定です。

これらの農家さんも交え、
どんな話し合いになるのか、
なんか楽しみですね。


学生達はこの演習でなにを学び、
なにを得たのか、

興味津々ではあります。


…ちゅうことで、

ほな
また

 

チョキ