グリル…
なになに?
網焼き…、やんな。
でも、他にも意味があるな。
クルマの前の部分も『グリル』、フロントグリル、って言うやンかぁ。

しかぁ~~し、一般的なんは…
魚や肉などの焼きモンも『グリル』って言うよね。
魚や肉などの焼きモンも『グリル』って言うよね。
でも、
ワタシら世代には『グリル』と付けば、
老舗の『洋食屋』さんを連想するな。
ワタシら世代には『グリル』と付けば、
老舗の『洋食屋』さんを連想するな。
グリル〇〇…
なんかノスタルジックで、メッチャ美味しい洋食屋さんの名前がそうやでぇ。
そんなこんなの…
グリル。
久々に、そんなお店に行った、というオウワサでございます。
… … … ■ ■ ■ … … …
トコロは…
神戸、元町
いつもの買い物スポット、神戸大丸さんの道向こう…

南京町の『長安門』をくぐります。
中華街ですかぁ。
でも、不思議やデェ…、
日本の中華街やのに、リアルな中華人が観光に来てるって!?
日本の中華街やのに、リアルな中華人が観光に来てるって!?
ホンマ、よ~ワカラン!
ワタシらが外国にまでわざわざ行って、日本人街に行きたいかぁ???
行きたくない!!!!
それがホンマちゃうの?
…、って、そんなことまぁ、エエカァ…。
日本の中華街を歩くたくさんのホンマモンの中華人達(?)をかき分け、かき分け…、
着いたのが、中華街のド真ん中の公園。
着いたのが、中華街のド真ん中の公園。

ヘ~ジツやっちゅうのに、たくさんの人盛りや。
ミンナナニシテンノ…、アッ、ワタシモカァ…!?
雑踏のような公園の横にその目的地がございます。
本日の目的地はココ…

神戸元町に佇む、シックな洋食屋さん。
ここがかの有名な…
伊藤グリル
グリル…、っていう名前がノスタルジックというか、
『よ~しょくぅ~』という憧れにも似た感情を抱かせるのですナァ。
『よ~しょくぅ~』という憧れにも似た感情を抱かせるのですナァ。
洋食…
ワタシらが幼少のみぎりには、ヨダレタラタラ、憧れの食べ物でしたなぁ。
グリル…
その洋食が食べられる『特別の場所』という印象が強く残っております。
あぁ、やっぱりお歳やネェ、って!?
ほ、ほ、ほっといておくれやすっっ!
そんなこんなで、憧れにも近い『洋食屋』の代表格とも言える
『伊藤グリル』さんに久々にやってきたのでございます。
とんとんとん…
ブタではございません…。
とんとんとん…、
軽いステップで2階に向かう階段を上る音。

喜び勇んで上ってので、写真がブレたのはお愛嬌!? ナンチテ
ドアを開け、
ウエイターのオジサンに名前を告げると、予約席に通して頂けます。
さて、何を食べましょうか…
ふふふ…
考えるには及びませんぜぇ~、決めてるもん。
来る前から決めてんねん。
今日の気持ちは…
ビーフカツレツ
老舗の洋食屋さんやもん。
コレやねぇ、洋食と言えば。
コレやねぇ、洋食と言えば。
そんなこんなで、ランチタイムは限定となっている『ビーフカツレツ』。
ふふふ…
楽しみですなぁ。
…ちゅうことで、待つこと暫し。
先ずやってきましたのは、

ちっちゃいサラダ
ま、どってことありません。
ま、取り立てて俺はどうのこうのとコウシャクを言うほどのモンでもありません。
ま、取り立てて俺はどうのこうのとコウシャクを言うほどのモンでもありません。
パクパクと頂いて…
次にやってきましたのは…

スープでございます。
本日は、ゴボウと生姜のスープ。
一口ズズッと…
おぉ、ゴボウやぁ~~~!
アタリマエ…
アタリマエ…
ゴボウのスープ、香りがマンマごぼう。
後で生姜がきいてくるってイメージですかな。
後で生姜がきいてくるってイメージですかな。
そんなこんなの時間を楽しんでおりますと、
いよいよやって参りました。
いよいよやって参りました。
メインの登場でございます。
…ほな、

ビーフカツレツ
どうですか、このオスガタ。
正しい…
実に正しい『ビーフカツレツ様』のオスガタです。
分厚いお肉を美しく細かいパン粉で身を包み、
アブラのお風呂でほどよく温まって、キレイなお色にヘンシン。
アブラのお風呂でほどよく温まって、キレイなお色にヘンシン。
ブラウンのソースに浸かったそのオスガタはなんとも神々しい…、言い過ぎ!?
そんなこんなのビーフカツレツ。

ほな、
いっただっきまぁ~~~す。
おぉ、ウンマイ!

やっぱり期待通りの食感とお味でございます。
えっ?
見たい、って???
ん~、しゃないなぁ~~~…
ほな…

どうでしょう、このビジュアル…
中がきれいな朱。
ナイスなビジュアルでございます。
適度に柔らかく、
懐かしさも感じられる老舗のお味。
懐かしさも感じられる老舗のお味。
これには…
パンはいけませんぞ。
洋食は日本のテイストを残した西洋料理、
…ちゅうことは…
…ちゅうことは…

洋皿に盛られたご飯が正しい!?
この組み合わせが『日本の洋食屋』の正しい選択!?
モチロン、ご飯はフォークの背に乗せてはいけません。
昔は、フォークの背にご飯を乗せるのが正しいと思い込んでいた時代がゴザイマシタ。
日本の洋食華やかなりし頃のお話し…。

こんな感じで食べるものと昔は教えられたのに…。
マチガイやな、これ。
元々、英国式のマナーってやつを日本式に変えたらしいで、これ。
イギリスでは豆類を食べるときフォークを裏返して豆を突き刺していた…、
イギリスでは豆類を食べるときフォークを裏返して豆を突き刺していた…、
っていうのをライスに置き換えたのが始まりとか。
昔はそうだったんだけれど、
今ではこれは正式なマナーとはされておりませぬナァ。
今ではこれは正式なマナーとはされておりませぬナァ。
ご注意を!
ナンチテ
わかってる、って?
コリャマタ、シッツレイシマシタ…
コリャマタ、シッツレイシマシタ…
で、正式なマナーとされているのは…、
ナイフでフォークの腹側にライスを乗せて食べる、ってことやな。
ナイフでフォークの腹側にライスを乗せて食べる、ってことやな。
ま、そんなウンチクはカメヘン…、美味しくよばれましょ。
そんなこんなで、久々の伊藤グリルのビーフカツレツ。
ないすでした。
ないすでした。

エスプレッソじゃない、デミタスサイズのカップで珈琲。
コレで〆です。
美味しかったな…。
窓から…

伊藤グリルの看板
そして、壁には…

SINCE 1923
そんな文字が誇らしく書かれておりました。
久々の老舗洋食屋さん、
やっぱりこうゆうのはイイなぁ。
まさしく昔憧れた洋食屋さんがそのまま残る、って感じでした。
ほな
また
