老舗…
老いた店!?
いやいや、『しにせ』…
古くからあるお店を言いますな。
とにかく、歴史と格式があるお店を指すんでございます。

老舗は、『しにせ』と読むだけじゃなく『ろうほ』と読んでも良いそうな…。
ちょっとクドイようですが、老舗…
で、ね…。
世の中には色んな団体がございます。
老舗もそう…です。
これまた『老舗』の仲間作りをしている団体がございまして、
HPのサイトも持っております。
この団体では『老舗』を定義してまして…。
それによると、こういうのに該当するのが老舗なのだそうです。
1..創業より百年以上経過しており、本会主旨に沿う店
2.百年には満たないが三代以上継承している店である
3.上記ではなくても、○○老舗サイトが特に推薦する店
2.百年には満たないが三代以上継承している店である
3.上記ではなくても、○○老舗サイトが特に推薦する店
…だそうです。
ふ~ん…
なかなか厳しいな…。
この会の意向に従わんと『老舗』って認めヘンでぇ… かな!?
ちなみに…
この会には現在13店舗が加入してるだけ…ですって!?
ふふふ…ナンチテ

まぁ、よろし…
老舗とは、何せ重々しい格式ですから簡単にはそんな『冠』はつけられないみたいですね。
でも、
しかし、
bur…
しかし、
bur…
この会の条件とは別に、
世には多くの『老舗』と呼ばれる名店がございますね。
世には多くの『老舗』と呼ばれる名店がございますね。
それが創業30年、40年でも名店、老舗と呼ばれることもございます。
今の時代、10年、20年でもその道で名声を得続けること自体難しいことなのかもしれませんね。
…ちゅうことで、『老舗』。
今回訪ねたのは『銀座の老舗』なのでございますよ。
銀座…
なぁんたって、ワタシら世代には『銀座』といえば、もうその名前だけで…
♪ つぅいんくる つぃんくる りとるすたぁ~ ♪
♪ キラキラ星よぉ~ ♪
♪ キラキラ星よぉ~ ♪
輝きまくる、あこがれの地…
銀座
手が届かない有名店、老舗のオンパレードというイメージなのです。
でも、
しかし、
but…
近年は『銀座ブランド』がかなり陰って参りまして、若者なんぞに言わせると…
『はっ!? 銀座? つまんねぇ…』
などと吐き捨てる連中が多いのでございます。
えぇ、えぇ、よろしございます。
キミらは渋谷でも、六本木でも、原宿でも、下北沢でも… 行ってらっしゃい!
ワタシら昭和のニオイがプンプンするオジサン・オバサン族は
今もなお『銀座』に暑い思い入れを持っているのでございます。
でもなぁ…
最近、銀座ステイタスの店が少なくなって、
どこにでもありそうな安物店が増えているのはチョット嫌かなぁ…。
コウシャクが長くなったな…
要らんこと言うてんと、話を進めましょ。
で、銀座の老舗。
銀座には多くの老舗と呼ばれるお店がございます。
ココもそのうちの一つです。
ココもそのうちの一つです。
で、銀座で、
トンカツと言えば、
とんかつ銀座『梅林』
な、な、なぁんと…
昭和2年(1927年)の創業と言うんだから、あ~たぁ…
メッチャ歴史があるトンカツ屋さんじゃござんせんか。
では行ってみましょうか…

おや!?
11:30の開店のようです。
5分前に着いたところ、
もう既に5~6組の方々が列を作っています。
そういえば…
お昼時にはいつもココには列が出来てるな。
サスガの人気店…。
待つこと5分…
イヨイヨ開店です。


建物は近代的なものに変わってますが、なにせ昭和2年の創業ですからねぇ。
そのお味にも定評があるから今の今まで人気を誇っているわけですな。
そのお味にも定評があるから今の今まで人気を誇っているわけですな。
お店の方に案内されて…
ワタシはカウンターをチョイスいたしました。
で、注文…
銀座本店のメニューでは、
ヒレカツ定食 2,800円
ロースカツ定食 2,900円
ミックス定食 2,000円
梅林定食 1,800円
スペシャルカツ丼 2,000円
ロースカツ定食 2,900円
ミックス定食 2,000円
梅林定食 1,800円
スペシャルカツ丼 2,000円
おぉ…


ワタシのような小市民には…
トンカツなのに…
た、た、たかぁ~い!
銀座価格?
…と思うほど、お高いのです。
でも、
しかし、
but…
ご安心召されぃ!
ご同輩!
ワタシらのような小市民でも安心な価格帯の定食もあるのでございます。
それは…
カツライス (みそわん、新香付) 1,000円
カツ丼 (みそわん、新香付) 1,000円
カツ丼 (みそわん、新香付) 1,000円


ほらほら…
普通の定食屋さんだと、もっと安いかもしれませんが、
ここ銀座『梅林』とすればかなりお安くお値段設定。
これやな…
小市民のワタシどもにはこれが狙い所!?
しかも…
カツライスはこのお店のヒット商品なのですぞ。
いざ、
いざ、
いざ…
いざ、
いざ…
ヒット商品を食っちまおうではございませんか。
豪華な2,000円ランチはあきらめまして(!?)、
庶民派の代表価格のチョイスになったのでございました…(泣!?)
おねぇさぁ~ん、カツライス、ひとつぅ~!

で、先ずは…
お箸とおしぼり…
ココに書かれている文字は、
『珍豚美人』…
なにこれ?
実はこれ、開店以来使っている愛称なんですって。
初代店主と親交のあった講談師『五代目一龍斎貞丈』さんから贈られた色紙に描かれていた『珍豚美人(ちんとんしゃん)』からとって、今もなお愛称として使ってるそうですよ。

そんなんどうでもエエ…
さきに、さきに…
これ!

先ずは、びぃ~るぅ~!
およよ…
どやさ…
どやさ…
珍しいな、サッポロやンか。
グビグビ…
くぅ~!
きくぅ~!
きくぅ~!
やっぱりお昼に飲むビールって最高ですな。
ははは…
ホンマ、自堕落ですななぁ!?
で、ビールを飲みつつ、カウンターを見てみますと、

4~5人の調理人が忙しそうに働いております。
準備するヒト
揚げるヒト
盛るヒト
揚げるヒト
盛るヒト
分業がキチンと出来てて、素早く仕事が進んでますなぁ…。
で、程なくすると、オーダーした『カツライス』

オーソドックスなビジュアルではありますが…
で、カツ

見た目でも実にサクサク感がガッツ~ンと伝わってきますなぁ。
サクサクに仕上がっているのは『綿実油』を使ってヘルシーに仕上げてるんだとか。

で、このサクサクカツにかけるソースは写真のようにオレンジがかった独特な色。
この特性ソーズ、創業当時から使われているそうで、
薬剤師だった創業者が経験と知識を生かしえ開発したそうです。
リンゴやタマネギをマゼマゼしてとろみと甘さを加えているらしい…。
どれどれ…
食してみようぞ!
サクッ!
シャリッ!
シャリッ!
ほほぉ~、なるほど…
サクサクです。
ソースもほどよい甘さがス・テ・キ…
美味しいなぁ…

で、ここでお隣の席に中年カップルが座りましたぞ。
ご注文は『スペシャルカツ丼』…
おぉ、そう来ましたか!
2,000円でございます。
普通のカツ丼は1,000円ですので、実に倍の価格!!!!
で、クダンのカップルのオッサンの方がこうのたまう…
『スペシャルカツ丼はね、普通のカツ丼とは一目見るとわかるんだよ』…と。
続けて、
『スペシャルはカツの上にタマゴがもうひとつ丸ごと乗ってるんだ』…と。
ふ~ん…
いつも良いのを召し上がってるんでございますね。
小市民SAMはカツライスをほおばりつつ、チラ見するのでございました。



そんなこんなの老舗とんかつ屋銀座『梅林』。
カツライスはリーズナブルで美味しいメニューでございます。
フルーティーなソースとサクサクに揚がったカツは最高でした。
ごちそうさま…
ほなまた…


