滋賀県立美術館… 手塚治虫展に行く、の巻  | The Sam's Room

The Sam's Room

おもしろいこと、楽しいこと、気になること、美味しいこと、何でもかんでも『やってみる』ことが心情のSAMのブログでございます。

AUから無事帰って参りました。
 
お話しするネタは満載なんですが…
 
でも、
しかし、
but…
 
 
まだまだイッパイ書き切れていないことがあるので、まずはこのネタから参ります。
 
あっ、石垣島のお話しも完結してなかったよね。
ホンマ…
どやねん!?
 
短い文章にすればすぐに済むのに、セ~カク悪い長い文章好きなので進みませぬ!?
 
とにかくお許しを願い、石垣島完結編、そしてオーストラリア編も頑張って続けるとして、先ずは…
この話題から…
 
 
… … … ■ ■ ■ … … …
 
 
♪ そらをこえてぇ~ ラララ ほしのかなたぁ~ ♪
♪ ゆくぞぉ アトム ジェットのかぎぃりぃ~ ♪
 
 
『鉄腕アトム』…
 
 
少年SAMはテレビにかじりつきながら、
『21世紀ってすげぇ~!』
と感動にしたっていたのであります。

モチロン、白黒テレビでした…。
 
昭和30年代後半、視聴率は30%にも達し、
少年達はアトムの素晴らしい活躍に心躍らせたのです。
 
 
イメージ 1
アトムってスンゴイ…

お茶の水博士は鼻がデッカいな…
 

21世紀のクルマはタイヤがないんやぁ…
 
 

子どもの頃にワクワクしてみていた鉄腕アトム。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
その作者は漫画の神様と呼ばれる『手塚治虫』さんですね。
 
アトムは手塚治虫さんの代表作品、でも他にもイッパイ…
 
 
ジャングル大帝
リボンの騎士
ブラックジャック
火の鳥
仏陀
 
 
もう数え上げればキリがございませんな。
 
イメージ 2
 
こんな感動的な漫画の世界に連れて行ってくれたのが
『手塚治虫』センセ~。
 
 
ご自身もよく漫画キャラクターになって登場してました。
 
トレードマークのベレー帽。

世界に知れ渡った手塚治虫…
 
イメージ 3
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
そんな手塚さんの展覧会があるというのでやって参りましたのがお盆の前の暑い暑いとある日のこと。
場所は、滋賀県立近代美術館です。
 
イメージ 4
 
 

ほら、アトムやブラックジャック、そしてリボンの騎士達がお迎えしてくれてます。
 
イメージ 5
 
では、美術館へ…
 
イメージ 6
 

滋賀県立美術館は琵琶湖と比良&比叡の山並みを望む高台『瀬田丘陵』に出来た
大学や文化施設を集めた文化ゾーンの中にあります。
とっても広く緑豊かなところ…
 

それでは、御一緒に『手塚治虫展』に行きましょうか…。
 
イメージ 7
 
入り口には鉄腕アトムが待ち構えてくれてました。
 
今回の展示は『漫画の神様』といわれ、『ストーリーマンガ』という新ジャンルを作り出し『天才漫画家・手塚治虫』の足跡をたどったモノ。
 
 
美術館のHPから抜粋しますと…
 
「鉄腕アトム」「ブッダ」「火の鳥」「ブラック・ジャック」「ジャングル大帝」「リボンの騎士」といった手塚の代表的なマンガ作品の直筆原稿や、生涯に手がけた膨大な数のマンガとアニメーションの中から厳選した原画・映像・資料、さらには生前の愛用の品など約170点を紹介。「手塚治虫の誕生」「作家・手塚治虫」「手塚治虫のメッセージ」の3部構成で制作の手法とその効果を検証するとともに、作品と作者の言葉を通して手塚が未来へと託したメッセージを展覧します。また、展示室の一角には手塚治虫の仕事部屋を再現します。

と記載されております。
 
イメージ 8

再現された書斎。ここは写真がOKでした。
 
手塚さんが 生涯に手がけたマンガは原稿にして約15万枚、
またアニメーションは約70作品に及ぶと言われています。
 
これぞまさに金字塔…
 
日本マンガが世界に認められ、愛されるようにるようになったのはまさしく手塚氏の功績によるとことが大きいのですよね。

こう書いているワタシは実はあまり漫画やアニメというモノはそんなに見たり読んだりしないのです。
でも、そのすごさや人気や文化的な大きさは知ってるつもり…。
 
 

TUNAMI、SUSHI、そしてMANGA…
 
日本発信の文化として『マンガ』は世界各国で愛されていることはご存じの通りです。
 
そして、
コミック誌の売り上げは…
 
 
DRAGON BALL(全42巻) 3億5千万部
ONE PIECE(1~68巻) 3億部
こち亀 1億5527万部
NARUTO-ナルト-(1~59巻) 1億2650万部
SLAM DUNK(全31巻) 1億1897万部
 
 
 
調べてみると色んな数字があってどれがホントかよくわかりませんが、でも世界でこれだけ日本初のコミック誌が売れているって凄いですね。
世の中マンガがあふれ、マンガは既に子どもだけのモノじゃなくて、大人の読み物になっているのも何だか大白い現象です。
 
 
そうだなぁ…
ワタシの小さい頃には少年マガジン、少年サンデーが大人気で、後に出たジャンプと共に日本のマンガを引っ張ってきましたね。
女の子には少女フレンドなどがあってこれまた大人気でした。
 
 
 
で、そんな爆発的人気の基礎を作ったのは…
やっぱり『漫画の神様』、手塚治虫さんでしょう。
戦後日本でストーリー漫画の手法を確立し、そして現代にまでにつながる日本の漫画・アニメ表現の礎を築いた手塚治虫…。
若い頃に手塚センセ~が入居していたかの有名な『トキワ荘』には手塚さんを慕って石ノ森章太郎、藤子不二雄、赤塚不二夫などが集い、そこから多くの作品が世に出たことも有名な話しですよね。
とにかく、何らかの形で手塚治虫センセ~の影響を受けていない漫画家はいないと言っても過言ではないほど、手塚センセ~の影響力は大きなモノだったんだろうと思います。
 
 
漫画は一時期、大人達に『有害な図書』としてみられたり、『レベルの低いモノ』としか認識されない時代もありました。
『漫画ばっかり読んでちゃダメでしょ!』なぁんて子どもの頃に叱られた経験はお持ちの方も多いはず…。
確かに四六時中マンガばかり読むというのは感心はしませんが…。
 
でも、マンガは今や日本を代表する文化となりました。
マンガの影響力はスゴイですよね。
そしてマンガを愛する人口は世界的にもすごく沢山います。
その近代マンガに於いて影響力を未だに持ち続けているのが『手塚治虫』…
 
 

そんな彼の足跡に触れ、そして改めてその偉大さを感じた展覧会でした。
 
 
もう一度、『ブッダ』や『火の鳥』を読んでみようかな…