世に『利き酒』というのがあり、酒を飲み比べて、どこの酒か、どれが美味いかを利きわけるというもの…
世に『利き茶』というのがあり、お茶を飲み比べて、どこの産地か、どんなお茶か、それが美味いかを利きわけるというもの…
その他、お香であったり、様々なモノを利きわけるというモノがございますね。
そこで…
こういうことをやってみました。
美女軍団の格付け!?

ワタシ、数種類の『あるモノ』をもって参りまして、美人揃いのオネ~サンに『あるモノ』を利き分けていただいたのです。
『あら! これは濃厚ね』
『こちらはスッキリしてるけど、コクがあるよ!』
『コレってすごく深くて甘みがあるぅ~!』
お嬢様達は味の違いにワイワイガヤガヤ…

『こっちをなめてみてぇ。すごく美味しいわよぉ』
『きゃぁ~、ほんとぉ。すごぉ~い!』
なぁんて、黄色い声が乱れ飛びます。
んっっ?
『黄色い声』…
なんで声が黄色やねん?
まぁ、声色(こわいろ)って言うしな。
声に色が付いてるんやろか。
昔、江戸時代に声に色をつけるというブームがあったそうな…
女性の高い声を『黄色』と表現したらしい。古代中国では、ただ事でないとこを『黄色』で表現したという説とか、
『お経』の声が高低が激しかったからという説とか色々あるみたいですね。
確かに『わぁ~、きゃぁ~』って言う女性の声は『黄色』チックな感じもするな。
ワタシの声は…
チョコレート、砂糖、サッカリン、チクロ…の声
ふふふ…
ツ・マ・リ…
甘い声!? ナンチテ
…だったら良いのですが、ワタシは声がイマイチよろしくないのです。
どうもスッキリキリリとした声ではない…
どうもスッキリキリリとした声ではない…
あぁ、もう少し声が良ければ、シンガーにでもなれたのに!?
それより顔が問題…だって!?
ほ、ほ、ほっといておくれやすっっっ!
話しが底抜け脱線ゲーム…
脱線しちゃいました。
元へ…
で、彼女たちは何をしているかと言えば『利き酒』ならぬ… 『利き醤油』なのです!
そう、『醤油』の味を利き分けているのです。
お醤油…
日本人にはなくてはならないもの。
そして日本が世界に誇る調味料です。
そして日本が世界に誇る調味料です。
英語で言えば『soy sauce』、soyとはダイズのことですな。
日本各地にはそれぞれいろんな『お醤油』があって、地元の方々に愛されております。
当然お味も、風味も、濃さも違いがあります。
その違いを美女軍団に利き分けていただこうという趣向なのでございます。
わぁ~わぁ~、きゃ~きゃ~…
もうええっちゅうねん!
ワイワイするのはその辺でおやめいただいて、ご感想と利き分けを…
これらの美女軍団は関西関東、それぞれ出身地が別れておりますので、やっぱりその感じ方に違いが出て来ておりますな。
関東の美女達は…
『濃い口』の方を『ワタシは好き❤』と…
関西の美女達は…
『薄口』が『エエわぁ~❤』と…
『薄口』が『エエわぁ~❤』と…
それぞれ好みが出ているようです。
ホンマ…
不思議なもんで、関東では『濃口醤油』が主流のようで、これは関東以北は食材が味濃いものが多かったり、生臭さや泥臭さを消すために濃い口になったという説もございます。
また水の違い(硬水)で食材に味がしみこみにくかったとも言われております。
故に『濃口醤油』が主流なんだとか。
故に『濃口醤油』が主流なんだとか。
一方、関西では『薄口醤油』がよく使われますね。
これは、素材の色や風味を活かすためであったり、出汁のお味を活かすためであったりといろんな理由があります。
これは、素材の色や風味を活かすためであったり、出汁のお味を活かすためであったりといろんな理由があります。
まぁ、一番わかりやすいのは『うどん』の出汁の色かもしれませんが…
そのほか、お刺身には『たまり醤油』を使うとか、文化の違いが良く出ておりますね。
そんなこんなの『利き醤油大会』…
おもろいでしょ!
オネ~サン方も『醤油』の違いにびっくりこきまくり…

で、いろんなお醤油を用意したのですが、そのうちの一つがこれ。
このお醤油はこんなに小さいのに、1本 1,000円もするんですよ!
150mLしか入っていないのにすごく高いでしょ。
これは国産黒豆大豆100%、モチロン手作りです。
名前の『100』は、創業100年記念と言うことと、国産黒豆100%使用と言うことで名付けたとか。
これも中々すごい逸品ですな。
で、蛇足ながら『醤油』のルーツとは…
醤油の発祥は紀州(和歌山)で、 鎌倉時代に紀州の禅寺『国寺』開祖である法灯国師が中国から伝えた金山寺味噌の樽の底にたまった液体が大層美味であったことから“新しい醤”としての醤油の始まりと言われています。
もともと醤は平安時代から使用されていたらしいのですが、従来のものから発展して野菜とカの旨みが含まれた新しい製法が現在の醤油となったもののようです。
興国寺の醤油は『紀州・湯浅』という地で商品化されはじめ、16世紀中ごろには大坂などに出荷、江戸時代には 紀州藩が特別な保護施策をし、当時は湯浅では90軒を超える醸造家があったと言われます。
その後、醤油醸造の技術は,千葉県の野田や銚子、そして小豆島に伝わり、大手メーカーが台頭してきました。
醤油のルーツは紀州にあったのですね。
醤油のルーツは紀州にあったのですね。
と言うお話でございました。
お嬢様方、ご苦労様!
では、お嬢様たち…
そろそろ
舞台の準備をばしてくださいな。
そうです、彼女らはアーチスト。
クラシックの演奏家です。
舞台前のちょっとしたお遊びの時間でした。
では、木管五重奏の始まり、始まり…



