日本人は風情を大切にし、自然の恵みに感謝する…という国民性、かな!?
最近はそうでも無いのかもしれないけれど!?
四季折々の自然と趣を感じ、衣食住ともに風情を重んじるのが日本の日本たるゆえんじゃないでしょうかねぇ。
で、話は変わりますが、日本料理が世界遺産登録に登録されましたね。
これは日本料理が多様で新鮮な食材を用い、バランスに優れ健康的であると同時に、自然の美しさや季節の移ろいや年中行事との密接な関わりを持つということで選ばれたのでしょう。
ヤッパリ日本食は良いよ。
和食の基本は『一汁三菜』…つまり、ごはんに汁物、そして、おかずが三品というスタイル。三菜とは、膾(なます)・煮物・焼き物をいいますな。
和食の基本は『一汁三菜』…つまり、ごはんに汁物、そして、おかずが三品というスタイル。三菜とは、膾(なます)・煮物・焼き物をいいますな。
でも、近年は日本の家庭では三菜ではなく、ワンプレートが台頭してきているようですね。カレー、ハンバーグなどなど、煮物・焼き物・酢の物という組み合わせが無くなってきていることに『日本食』の危機が感じられるなぁ…
おっと…
今日はそんなことをあれこれ言うのでは無く、和食と温泉について話そうと思ってたら『前説』の段階でアッチャ向いてホイッになっちゃった!?
話しを予定していたのに戻しましょ!
で、温泉と和食です。
昨日はお休みだったので、温泉と和食を堪能したく『有馬温泉』に日帰りで行って参りました。
訪れたのは…

金の湯と銀の湯の二つの泉源をもつという『銀水荘別館兆楽』さん。
先ずは、有馬の湯を楽しみます。
日本最古の湯…ともいわれる有馬温泉。
山の中の有馬温泉、神戸から近い有馬温泉…、こんなところにアリマ温泉、アリマす!?
山の中の有馬温泉、神戸から近い有馬温泉…、こんなところにアリマ温泉、アリマす!?
有馬温泉のお湯は『金の湯』と『銀の湯』の二つがあることで有名です。
金の湯…含鉄ナトリウム塩化物強塩高温泉。冷え性、腰痛、筋・関節痛、末梢血行障害などに効果があるそうです。
塩がお肌につき、薄い皮膜をつくりめ、保湿効果が持続。メタ珪酸が多量に含まれているため、肌触りがマイルドになり、保温効果も大きくなるそうな…。
塩がお肌につき、薄い皮膜をつくりめ、保湿効果が持続。メタ珪酸が多量に含まれているため、肌触りがマイルドになり、保温効果も大きくなるそうな…。
銀の湯…二酸化炭素泉。高血圧症、末梢動脈閉塞性疾患、機能性動脈循環障害、機能性心疾患に効果があるそうで、毛細血管のが開き血流が増加するといいます。
コウシャクはこれくらいにして入ってみましょうか…

こちらが『銀の湯』…
ここ、『兆楽』さんでは、内湯が銀の湯になってます。
銀の茹で身体を温めて、外に出ると…

露天風呂が『金の湯』でした。
ゴールドじゃなくて、赤茶けたお湯。
透明なお湯が『銀の湯』なら、赤茶けたのが『金の湯』…
まぁ、それくらいの大袈裟な表現は許すとしましょう!?
これ以外にも大きな露天風呂があったのですが、
あいにくどこかの誰かが入浴中だったので写すわけにもいかず…。
そこは写真なしです。
あ~、イイお湯だったな。
湯上がりにキュッとビール…
お昼の宴席を始めましょうか。
先ずは乾杯から…食前酒が用意されておりますぞ。
とりあえず乾杯しましょ!
この食前酒…
ちょっと発泡系。
ちょっと発泡系。
では、皆様、ご用意よろしいでしょうか…
『かんぱぁ~い!』
『かんぱぁ~い!』
んっ?
このお酒、ナンやろ?
ちょっと木の香りがするな、でも…
よくわかれエヘン、なんの酒やろ?
このお酒、ナンやろ?
ちょっと木の香りがするな、でも…
よくわかれエヘン、なんの酒やろ?
まぁ、エエけど。気にせんと…
では、お料理をいただきましょう。
先ずは八寸…

色んな食材が並んでおりますな…
酢の物、煮物、稲荷etc…
で、八寸の真ん中には…
おぉ、季節ですなぁ
これですよ、これ…
季節先取りですな。
『柊いわし』

料理はもう2月、節分メニューですな。
鰯の頭に柊を刺す…
これはどうやら平安時代からの風習のようです。
これはどうやら平安時代からの風習のようです。
魔除けとして節分に玄関先におく。
そうすると鬼が入ってこられない…というもの。
皆様の地方でも同じようなモノがあると思いますが、呼び名は違うのかな…
まぁ、ヨロシ…。食べましょ。

お椀は、
白魚真薯…
白魚真薯…
プルッとした食感で、淡泊で上品なお味ですこと…
タケノコ、菜の花を添えて、こちらも春の装い…
お造りは…

氷の上に乗せられた鮮魚…
貝には焼きが入れられ、甘みが増しておりますな。
2品かなと思ったら、後ろには鯛が隠れておりました。

焼き物は…
味噌漬け焼きですな。
干し柿なると巻きと雪中梅が添えられております。
コロッと外れる身がとても食べやすくてGOODでございます。

菊芋と京芋の卵蒸し…
お出汁が美味しいな。
菊芋、京芋、そしてビーツやレンコン、蕪大根などが入っておりまして結構ボリュームがございます。
ビーツで真っ赤になるのが面白い…

お肉は三田牛だそうな…
石焼きですな。
そして野菜は塩麹でいただきます。
お酒をいただきつつ、またお話にも花が咲いておりますと『酒飲み』というのは食べるテンポが遅れがちになるモノですな。
左右のお隣に居る方なんぞはあまりお酒を召し上がらないので食事が出てくるたびにすぐに完食!
でも、
しかし、
but…
ワタシなんかはクッチャベルは呑むは…でございますので、次から次と運ばれてくるお料理のスピードに食べるのが追いつかないのでございます。
あぁ、お女中さん泣かせ…
ヘタすりゃ、お料理が2種類3種類とお膳に乗ったままになってしまう…。
ヘタすりゃ、お料理が2種類3種類とお膳に乗ったままになってしまう…。
アカンよな、酒飲みはこうだからアカンのかも!?
で、結局、薬局、放送局…

最後の粕汁とご飯と香の物には手をつけずに終わってしまうのであります。
さいて~…
粕汁がどんなお味かもわかりませんでした。
そう…、ワタシはカス…
食ちらカス、ほったらカス…
呑むとどうも食べるのが遅くなるし、ご飯モノは食べたくないのでございますな。
で、最後は…

デザートで締めくくり…
これも結局薬局放送局…
手をつけず終い、だから、向こうに座っている姫君にお食べ願いました。
そんなこんなの真っ昼間の宴席…
10名程度の宴席でございました。
温泉に入って、そして陽の高いウチから呑む… まことにゼ~タクで心地よいモンですな。
ゆっくりさせてもらった休日でございました。
サンキュ。