『俺の割烹』  繁盛店を訪ねて…の巻 | The Sam's Room

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世の中、何が流行るかわかれヘンな…
『立ち食い』に大行列が出来るっちゅうんもヘンな話しやないかぃ!
 
…というのは、『俺の』シリーズで大人気の『俺のイタリアン』『俺のフレンチ』等々のお店。
新橋、銀座にお店が出来るやいなや、すぐに大人気で長蛇の列列列列列列列列、もういっちょ、オマケに列列列列列、大行。みんなで、レツごぉ~、ナンチテ。

 
何がお上手かって…、それは『宣伝&アピール』やな。
 
『超一流ミシュラン星付き級の料理人が… 云々かんぬん…』
『高級店の3分の1の価格で提供… 云々かんぬん…』
『フード原価率60%超えでも… 云々かんぬん…』
 
超一流シェフが料理して、安くて、美味くて…、でもそれをカバーするため店は一日3回転で立ち飲みスタイル…
 
ん~、それだけでエブリバデェ、コロコロ…
ん~、それだけでハートぶち抜かれ…
ん~、それだけで行ってみたい、食べてみたい…
 
やりますなぁ。
 
マスコミもホイホイ取り上げて、テレビやなんやらで思いっきり流すモンだから、更に輪をかけて大繁盛。
 
ウマイ、お上手!
料理よりも宣伝がウ・マ・イ! (料理ももちろん美味しいけれど)
 
ワタシも何を隠そう、なんにも隠せヘンけど…
銀座の『俺のフレンチ』に行ったことがあります。
もちのろんろん、待たされましたがな。

シャチョウは日本の本屋業界を震撼させた『ブックオフ』の創業者だもんな。商売がうまいはず。しゃちょう、やり手やからな。
 
俺のシリーズのお店は、坪当たり月商70万~110万円だとか。
ムッチャ、ボロ儲けやンか。原価率が高くても、コレやったらボロ儲け…
 
やっぱり商売というのは『アイデア』と『PR』ですなぁ…
 

てなてなことで、『俺の』は、大阪へも進出。毎日エブリデェ~長蛇の列でございますな。
現在22店舗、ニューヨークへの進出も近いそうです。
 
 
で、前置きはこれくらいにしておいて(えっ、コレが前置きってかぁ、長過ぎ!?)、本題に入りましょう。
 

やってきましたのは『博多』。
 
さてさて、これからどないしよ。
ビルの上の看板も尋ねてますなぁ…
 
 
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『どこに行くと?』ってかぁ!?
 
そやなぁ…
飲みに行くとよ!
 
博多弁ってなんかエエなぁ…
 

場所は中洲川端。
 
泣く子も黙る福岡イチの繁華街やモンナァ。
いっぱいお店があると!
 
どこ行こ、とお泊まりしているホテルを出るとホンマチョット歩いただけで目に付いた看板がこれ。
 
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およよ…
どやさ…
これって…
 
♪ もしかしてぇ~、もしかしてぇ~ ♪ (そういやぁ、小林幸子って最近見ぃひんなぁ)
 
 
 
かの有名な、最近売り出しの『俺の…』シリーズやんか!
 
えぇ~、九州・博多にも進出してきたのぉ!?
 
バッチモンちゃうんかぁ…とチョット疑ってお店のオニィちゃんに聞きます。
 
『ここって、あの【俺の】の俺のお店なのぉ?』
『そうです、【俺の】の俺のの店です』
 
なんかワケワカメな会話を成立させ、
『へぇ~、そうなの。でも立ち飲みなんですかぁ…』
と言うと。
 
『違います!ウチはちゃんと座っていただけます』
 
な、な、なんとぉ~!
な、な、なんですよとぉ~!

『俺の…』は立ち食いにして、客の回転率あげて、原価率が高くてもやっていけるというお店じゃなかったのぉ?
あぁ、それなのに、それなのに…
座れるってかいぃぃぃ、それ、エエやンか。
『じゃぁ、今日、今、これからなんだけど3人、大丈夫?』
 
『よろこんで!』
 
ははは…
どっかの安モンの居酒屋さんみたいに言うな!?
 
 
てなてなわけで、『俺の割烹 博多中州店』にいとも簡単に入ることが出来たのでございました。
 
それにしても…
このお店の前のシェフ達の写真。
これってどやろ? 
 
 
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おらおら、スゴイヤろぉ! 俺様が造るンやどぉ。てめぇらぁ、ありがたく思え』…的な腕組みをみんなしてるって、チョット上から目線…なぁんてアマノジャク的なコトを思ってしまうのはワタシの考えすぎ?
 
まぁ、そんなことはエエ。早速入りましょ!
 
通されたのは、極々普通の居酒屋さんにあるような、普通の『小あがり』。
決して『割烹』とは呼べない、普通の居酒屋さん的な席…。
 
モンク言うてんと、なんか頼みましょ!』
と同行の氏に諭されます。
 
ははは…
モンクちゃうどぉ、感想やンか、か・ん・そ・う…
 
『そやけど、そんなに言うとモンクにしか聞こえまへんでぇ』と。
 
ははは…
確かに!
 
まぁ、エエ。
 
 
なんかたのも!
おきまりの合い言葉は『先ずはび~るぅ!』でございますでしょ、やっぱ。
 
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『おっ、グラスに【俺の…】って書いてるどぉ。
これって、安モンの居酒屋チェーンみたいやな…』
 
『また、そんなこと言うて! アホなことばっかり言うてんとぉ、なんか食べよぉよ!』
と、またまたお叱り!?
 
でも、そう見えへんかぁ、もっと高級感のあるカッチョええロゴにした方がエエんちゃうの!?
 
 
 
 
暴言はこれくらいにして…
先ずは『お勧めのお造り』から行きましょ。
 
 
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これがお店一押し
お造り三種盛り
 
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『期間限定 原価じゃぶじゃぶ お造り盛り合わせ』
普段は2,980円のトコロを、な、な、なんとぉ~、『1,680円』でご提供!
 
ははは…
メッチャディスカウントやな。
わざと値段消してるし…
 
でも、
しかし、
but…

この元値がチョット高くないですかぁ…
 
『またそんなこと言うてる。アンタの悪いクセやでぇ。モンク言うてんとお食べやすな』
 
ははは…
また叱られた!
 
 
 
 
 
いえいえ、モンクではございませぬぞ。
コレをお読みの皆様方にわかりやすいように本音の感想を言っておるだけでございますぞ、ワタシ。
 
『それが一言多い、っちゅうねん!』
 
ははは…
また叱られちゃった!?
 
まぁ、お造りは普通に美味しかったですけど。
ウニが美味しかったな。
でも、玄界灘ノンと違う… あっ、そんなことを言うたらまた叱られる!?
 
 
次行こ!
 
           
イメージ 6珍味三種盛り  480円哉。
 
ん~、まぁそんなモンかな、値段。
 
これがお酒のアテに最高やな。
やっぱりこうなると一本でも… ニホン酒でしょ。 
おにぃ~ちゃぁ~ん、にほんしゅぅ~!  
 
およよ…
どやさ…
こりゃさ…
 
 
 

ワインかぁ?
 
んっ?

これが日本酒?
 
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そぉなのです、ワイングラスみたいなのに日本酒…
 
ん~、チョット違和感あるかも!?
 
モンクちゃいます、違和感があるかなぁって思っただけ。許して!?
 
 
 
次、行こ!
 
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海老と長芋のかき揚げ  600円哉…
 
ん~、安いのか、そこそこなのか、チョット疑問な設定だな。
でも、『俺の割烹』は、良いものを安く…というイメージが先行してるから値段設定を疑問視する!?
まぁ、エエけど…
 
これは熱々をお塩で。
美味しかったよ、ほくほくして。
 
 
お次は…
 
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あれ? コレなんやったっけ? すぐ忘れてしまう…
ん~、鍋!? 小鍋!?
 
次行こ!
 
 
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網焼きと博多茄子 780円也 
 
まぁまぁのお値段ですな。カモだもんな。
 
これも『俺の…』、は原価率60%というイメージからすると高いと思うからカモ、そう!?

お次!
 
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ウニ湯葉チーズ    680円也
 
なかなかのハーモニー。
 
 
おっと…

忘れちゃならない、居酒屋の定番! (割烹というお店だけど!?)
 
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やっぱり『だし巻き』は必須や!

居酒屋さんで外されヘン」な。 割烹という名前やけど!? ちょっとシツコイ!?
 
普通…でした。
 

次…
 
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カンパチカマ塩焼き  380円也
 
安い… 値段だけを見ると安い… 380円やモン。

でも、中身や大きさをよくよく考えると… こんな値段設定ってひょっとしたら普通?
まぁ、でも焼く手間がかかってるしな、安い! 
…ちゅうことにしとこ!
 
 
そんなこんなの、博多に進出した『俺の割烹』。
 
ここ博多は居酒屋激戦区ですな。玄界灘から採れたピチピチのギャル… 
じゃない、ピチピチのおさかなが頂けるお店が多いところです。
(オヤジなのでチョットスケベな冗談ですがな!? 許して…)
よっぽどでなきゃ生き残れない激戦区。
 
『俺の割烹』はそんな中に飛び込んできた新進気鋭の有名店。
 
でも、割烹とは名乗るけど、結局薬局放送局、居酒屋ですやンか…
 
値段も3人で16,000円くらい支払ったし(飲み過ぎ?)、コレって普通の居酒屋さんと同じような価格だったな。
お料理はイッパイ頼んでるけど、一品ずつやからね。酒代が高かったのか否かは別として、まぁ、お値段&お料理は普通かな。
 
チョット辛口コメントですんまへん。
『俺の…』のイメージ、つまり原価率が高いけどリーズナブルな値段設定と一流シェフと言う触れ込み、いや、もはや社会現象だから『擦り込み』かもしれないけれど、そういうイメージが強かったのでチョット辛口コメントになってしまいました。すまんのぉ…
 
普通の居酒屋さんと考えると、エエと思います。
そう思うと納得です。
 
まぁ、『俺の』さん、この激戦区で頑張って下さいませ。
そしてもっともっと良い品安く美味しく…で、おきばりやす…
 
ほな、さいなら…