峰の棚田とおもてなし… 熊本にて | The Sam's Room

The Sam's Room

おもしろいこと、楽しいこと、気になること、美味しいこと、何でもかんでも『やってみる』ことが心情のSAMのブログでございます。

いよいよ年の瀬…
慌ただしいですね。

今年も色んな所に行ったり、色んな経験をさせて頂きました。
出会った人もいっぱい…
思い出もいっぱい… です。

ブログにはアップできなかったことがスゴク多いのが残念です。
これ、書こう… と思っていても、ツイツイ時を逸してしまったり、美味しいものやお店などでも写真はイッパイ撮っているのですが、アップをしていないのが大半です。
ワタシのブログはワタシ個人の記録なのでなるべく簡単でもイイから載せていきたいのですが、一端書き出すとちょっとやそっとで終わらず、無駄に長くなるという悪癖を有するゆえ、結局は訪問したところや、美味しいもの、そして出来事や心の動きなんかをその都度欠くことが出来ていないのが心残り…。

今年もかなりな心残りがあります。

で、ムッチャ心残りで書けていない中から、どれか一つでも書こうかな…


…と言うコトで、『熊本でお持てなしの心を見た…』というのはいかがでしょうか。


……… ◇◇◇ ◆◆◆ ◇◇◇ ………



時は晩秋… 
縁あって『熊本県』に参りました。

熊本県山都町島木…

普通はワタシのような関西人が訪れる機会も無さそうなところですが、これも何かの縁…
ここで素晴らしい風景と人々に出会うことが出来ました。
コンカイハチョットマジメニカイテマス!?


日本の原風景… とでも言うのでしょうか、こういう風景は心を癒されるような気が致します。

イメージ 1


イメージ 2


『棚田』…

こんな山間に田圃を作るというのは先人の努力の賜でしょうね。
先ずは『水』…

コメを作るには田に水を引かなければなりません。この地も先人の努力により水路が作られ、棚田が出来、そしてココに住まう人々の暮らしが楽になった…のだろうなぁ、と想像します。


ワタシ、ある催しに参加致しまして、棚田の見物となったのです。



イメージ 3
 

棚田が見渡せる高台には祠が祀ってあり、地域の人々がお茶の接待をしてくれました。


イメージ 4  島木という地域の奥様方が集まってくれまして、お茶とお菓子の接待。これは嬉しいお持てなし…

で、頂いたモノは…


イメージ 5 イメージ 6

地元産の美味しいお茶と、お餅…
このオバサマ達… いや、オネ~様がたが心を込めて作ってくれたのでしょうね。
アリガトウゴザイマス!

お餅はほんのり甘くて美味しい。
スナック菓子にはない素朴なお味で、自然な感じがとってもステキですなぁ。


そして…
な、な、なぁんとぉ~!

記念植樹をするハメに…    イメージ 7 
これはこれは… 天皇陛下じゃあるまいに…記念植樹ですかぁ、光栄でございます。植えたのはモミジ。またいつかココに来てこの木が大きくなってるか、木が気になるところでございますなぁ。キがキじゃないというのはこのこと!?


さてさて、棚田…

見ていて心落ち着きます。
山間に交錯することは苦労が多いとは思いますが、こうしたお米作りがワタシ達の食を支えてくれているんだと思うと、手を合わせたくなる…、そうは思いませんか?


峰の棚田は島木という集落から少し上の方にあります。

お昼を用意してくれているとのこと… 嬉しいな!
棚田のある高台から歩いて集落に向かいます。


イメージ 8


少し下っていくと集落が見えてきました。
ここが島木地区…

道すがら、こんな歓迎をしてくれてました。


イメージ 9 イメージ 10

イメージ 11


やさしいなぁ…
気を配ってくれてるなぁ…

この人形の後ろの張り紙には…
『 よう 遠かところ おいでなはった こぎゃん山ン中に 』

いやいや、ステキな所ですよぉ。

この時は晩秋…

イメージ 12

ワタシの大大大好きな柿もたわわに実っておりました。


さて、お昼…

廃校になった小学校で地域の方々の手づくりの昼食。
地域の奥様達がこぞって作ってくれておりました。


イメージ 13


泣かせるなぁ…
心のこもったメニュー。

『島木からのおくりもの』と書かれたお品書きには、

  ■棚田からの贈り物
コシヒカリ  もち米

  ■段々畑からの贈り物
こんにゅく、お茶、味噌
人参、里芋、クリ
キュウリ、といも、小豆

  ■山野からの贈り物
ゼンマイ、ワラビ、椎茸

■山・竹林からの贈り物
器、箸、箸置き
たけのこ、かざり葉   


なんとステキなお品書きですねぇ。


さて、どんなお料理が出てくるのでしょうか…
期待に胸が膨らむ…



では…

イメージ 14


これが、山都町島木の方々が心を込めて作ったくれたお昼です。

ちょっとアップでご覧ください…


イメージ 15


イメージ 16


イメージ 17


イメージ 18


イメージ 19


こういう素朴で地元の食材ばかりを使っているお食事というのは、どんな立派なレストランの豪華な食事より心が動きますよね。

大変美味しく、そして心豊かに頂くことが出来ました。

お料理のみならず、竹の器まで地域の方々の手づくりだそうです。


『お持てなしの心』が確かにソコにはありました。


帰り…
いよいよお別れの時…


イメージ 20 イメージ 21

『島木地区』の方々がみんな総出で手を振ってくれてます。

短い時間だったけど…
何だかジンと来るなぁ…


『お持てなしの心』というのはホントに伝わるものです。
心温かいおもてなし…

相手のことを気遣い、精一杯のことをする、華美なんかじゃなくてイイ。
そこにあるものを使って、そしてどういうもてなすかという気遣いと心配り。
要は『気持ち』ですね。

美しい日本と美しい人々…

ホントに大切にしたいものですね。




年の暮れに当たり、気持ちよくもてなして頂いた熊本の皆さまのことを思い出して書き綴りました。

今年も色んな人に出会い、そしてお世話になりました。
全ての人々に感謝しつつ、そして皆さまのご多幸をお祈りし、年の瀬のブログしまい…


お読みくださっている皆さん、またいつもコメントを頂いている皆さんを始め多くの方々…
ホントにいつもありがとうございます。


来年も良い年になりますように。
皆さま方のご健勝とご多幸を祈念致します。


では、来年もまたよろしくお願いしつつ、今年のブログはおひらきとさせて頂きます。
サンキュ!