絶体絶命、ピンチのSAMはどうなる… ホンマの最終回・韓国弾丸ツアー   | The Sam's Room

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SAM、絶体絶命のピンチ…
前回の続きです。


空港へ向かう直通電車の中でパスポートを無くしたことに気付いたワタシ。
さて、ワタシの絶体絶命の危機はどうなることやら…

果たして無事帰れるのか、運命はSAMを見殺しにするのか…
最終回です。
前回の続きをどうぞ!


……… ◇◇◇ ◆◆◆ ◇◇◇ ………

電車の中でリュックをひっくり返して何度も何度もパスポートが無いことを確認したワタシ…
果たしてパスポートはどこに行ってしまったのか?

で、
記憶を辿ると、絶対に落としてへん。
だって、リュックの中のファスナーの内に入れてたはず。今日一日ソコは開けてへんどぉ。


…ちゅうことは、

今朝、ホテルで荷物をまとめたときにリュックに入っている荷物の入れ方が気になってね。
だからもう一度全部出してキレイに整理して入れたんです。で、リュックの表ポケットにパスポートケースを入れたのですが、ここは落とすとヤバイし目につきやすいところだからと一旦机において…


あっ!

そうや、きっとそうや!

やっぱりそのままやんか。きっとホテルに置き忘れた…のかも!?

およよ…
余裕と思っていた時間ですが、市内までこれからもどるとなると、アカン… 
ぎりぎりヤンけ…
ヒョットすると間に合えへんかも!?

…ちゅうことで、顔面蒼白のマんマ、次の停車駅で電車を飛び降りました。
ちょうどそこは金浦空港駅だったのです。
コレがもし直通電車だったらもっと悲惨だったかも!?

トニカク…
改札をダッシュし、
電話だ、電話… 
テレフォンだ!、
公衆電話だぁ~、
いずこに…!

でんは急げ… それを言うなら、『善は急げ』、やっちゅうねん。
そんな呆けてる暇は無いどぉ。

改札を飛び出して、公衆電話をヤット見つけて、早速ホテルに電話やぁぁぁぁ。

…しようと思ったら、一歩違いでホイッとワタシの前に出てきた韓国人オネーチャンに先に電話を取られた!!!!

およよ…
どやさ…

急いでるのに…
なんで、君が先に電話を取る!?

シカもですよ、そのオネーチャン、どこかに電話するんだけれど、相手が出ないみたいで何度も何度もコールする…

や、や、やめておくれやす…

はよぉ~、はよぉ~、はよぉ~替わってくれぇぇぇぇぇ~~~。

ワ、ワ、ワシには時間がないんや!
イライライラ、苛々するがな…、
オネーチャン、早く電話、替わってぇなぁ…

やっとこさ、オネーチャンが電話を諦めて向こうへ行っちゃたので、早速その公衆電話で泊まったホテルに電話…

『My name is SAM. Can you speak Japanese?  Oh! Cannot you speak it? Then can you speak English? Anyway, I stayed at your hotel of yesterday. Probably I think that I left a passport at your hotel. Is there it?』

もう英語もしどろもどろです。めっちゃブロークン・イングリッシュやけどホテルの人に一生懸命に説明したらあると言う。

お~、一安心。
『I go to your hotel immediately. Thank you. Please wait!.』

と、と、とにかく… 早くホテルに行ってパスポートをもらって戻らなきゃ時間が無い。

フライトの50分前まで戻らないと搭乗手続きが出来ないんや! ピーチ・エアラインは50分前になると受け付けを終了するンやっっ! 
お~、時間が無いどぉ~。

キ、キ、キミ達は、ス、ス、スグに空港に向かってチョウダイ、ダッテみんなが乗られへんかったらヤバイからなぁ。
と、D氏とM氏に別れを告げて、とにかくタクシーに乗ってホテルに行くことにしました。

ヤ、ヤ、ヤバイどぉ。メッチャッ時間が無いヤンか!

金浦空港はとっても広くって電車の改札口から外に出るまでスンゲ~遠いのです。
バタバタバタバタ… メッチャ走ります。
ゼ~、ゼ~、ゼ~… メッチャ呼吸が、ぐるじい~!


なんでや!?
なんで、金浦空港駅から出口までこんなに、ふぁ~らうぇえぃ~、遠いンやっっ!

おいおい、そこの前を行く動く歩道でポォ~ッと真ん中で立ってるネェチャン、
ど、ど、どいてぇなぁ…
ワシ、ワシ、ワシ… 急いでんねん!!!!!

やっとのこと外に出てタクシー乗り場を探すと、これまた待ち場が、ふぁ~らうぇぃ…、遠いがなっっ!

で、黒いタクシーばかり!
…ちゅうことは『模範タクシー』かぁ!
高いヤツですヤンか…  
でもなぁ、そんなことは言うてられヘンのやっっっっ!

とにかくタクシーを見つけて運チャンに、
『日本語出来る? えっ、出来ヘンの。じゃ…。I want to go to the hotel in the Mappo district of Seoul City. Anyway, Please hurry up. I want to go to the hotel hastily.』
これで英語が良いのか悪いのかワカラン…

でも、急いでマッポ地区にあるホテルにイカンとアカン。パスポート無いと帰られヘンし、時間がないんやぁっぁぁぁぁ。

『マッポに行きたいんや! ホテルに行くんや! ほんでまた空港へ戻りたいんや! はよ、はよぉ乗せてぇなぁ!!!』

悲惨な日本人は必死のパッチ…
英語が通じんかったら日本語や!
ほんでまた、日本語が通じへんかっらヘッタクソな英語やぁ!

『I want to go to the hotel in the Mappo district of Seoul City. Anyway, Please hurry up. .Please hurry up.』

タクシーの運転手は何を言うてるンや、この日本人は! 
必死やんか…って顔していましたが、とにかく何とか理解してもらって乗り込みます。

日本語も英語も通じない運転手さんでしたが、とにかくマッポにあるホテルまで行ってもらい、そしてそのまま仁川国際空港まで戻って欲しい、時間はどれだけかかるの? 値段はいくら? 
…と、まくし立て、ホテルにタクシーを飛ばしてもらいます。英語で一生懸命に説明するけど通じない… 
でも、とにかくマッポ地区のホテルに行きたいことだけは理解してくれたようです。

で、運転手さんはどこかに電話…
『貴方の友だちが電話に出ている。話をして下さい』だって。ンッ? 友だちって、誰?

電話に出るとカタコトの日本語を話す韓国人でした。どうやら日本語のテレフォンサービスみたい。

マッポのホテルに行きたい。時間はどれだけ? 値段は? そして直ぐに仁川国際空港に戻って欲しい、パスポート忘れた、乗り遅れると困る、8時20分までもどりたいんや! 

どうやらヤット通じました。
一安心…

でも、マッポ地区に行くまで託して飛ばして30分、そこから仁川空港まで1時間だそうです。
ヤバイやんか…。
間に合えヘンどぉ…。
とにかくタクシーを飛ばしてもらいます。

運チャンは、がってんだい! って感じでムッチャスピードアップ。
怖いどぉ~、でも ハリアップ~~~~~~。

ホテルについて、玄関から駆け込むとベルボーイがすぐに声かけてくれました。
『SAMさんですか?』
『そ、そ、そやねん! ありましたか?』
『これでんがな、どうぞ。間に合いまっか?』
『わかれヘン…、取り合えず、この1万円札ウォンに替えてぇな…』
ベルボーイさんも必死のパッチのワタシの様子がわかったらしく、走ってフロントに行き、換金してくれました。
Oh~、サンキュ!

ホテルをまたもや飛びだし、待ってくれているタクシーに乗り込みます。

運ちゃん、パスポートもらったどぉ。はよぉ、はよぉ…、新川空港へ行ってぇなぁ…
タクシーは、すぐさま仁川空港へ。

途中渋滞…
ああ、むっちゃ、イライラ・苛々…

でも、運チャンは回り道してくれてタクシーをぶっ飛ばす。
お~、スリリング~~~~~~!

イメージ 1


およよ…
また渋滞…

ヤ、ヤ、ヤバっ! 
間に合えヘンどぉ…

とにかく急いでもらいましょ。

はりあっぷぉ~~~!

こんな時ってお尻がモゾモゾしますな。
もう既にタクシー乗ってるし、ドナイもなれへんのがわかっていながらモゾモゾするのはなんででしょ!?

イメージ 2
 

もう8時だというのに今頃、キレーな夕日…
緯度が高いからなぁ…

夕日が目にしみるぜぇ~。
びゅてぃふるやなぁ…

イヤイヤ、そんな悠長なことを言うてる場合やないヤンカ!

ヤバイぜぇ~!?
ワイルドだぜぇ~!

ヤット渋滞を抜けまたまたタクシーは、○○○Km/hオーバーでぶっ飛ばす。

チョット怖いぜぇ~!
ワイルドだろぉ~!?


運ちゃんもヒッシのパッチで運転してくれてはります。
おおきに…

あんさんの心意気、わて、うれしいがな…
感謝感激雨あられ…

でも、その運転…
ワイルドだぜぇ~!?
怖いぜぇ~!?

えっ!?
かなり速度オーバーやし…

イメージ 3



で、新川空港にクルマが滑り込んだのは8時20分。

8時25分には出発受け付けが終了します。

Go Go Go…

搭乗口を目指して…

走る、走る…
ヒッシに走るワタシ…

ぜぇ~ぜぇ~ぜぇ~。

旅行って、競技やったん!?
メッチャ、スポーツやがなっっっっ!?

走れぇ~!

搭乗手続きカウンター目指して…、
走れぇ~!

ぜぇ~、ぜぇ~、ぜぇ~、

で、
Peachエアラインの受付カウンターに着いたのは、8時25分…

終了時間にジャスト…

ははは…
ワタシがオーラス…
ムッチャぎりぎりセーフ…

やっとこさ、手続きを終えて、ココでひと安心…
これで、普通に帰れる、よかった。

待合室に行くところでD氏、M氏にやっと再会しました。

『あっ、間に合ったんだ! よかったよかった。』
と喜んでくれました、サンキュ、迷惑かけたねぇ。

で、続けてD 氏&M氏曰く…
『韓国レーメン、美味しかったねぇ。』

しまった、しまった、しまくらちよこ…
まいった、まいった、まいくタイソン…

そうなのです、韓国名物を食らう旅のエンディングは『空港で韓国レーメン』と決めていたのでした。

そんなこんなのワタシですから食べるヒマも全くなし…
あ~あ、旅の終わりは so sad… とても悲しい…

レーメンが、韓国レーメンが…

ははは…
負けへんドォ、
ははは…
悔しいから、負け惜しみやっっ!

『冷麺、美味しかったの?でもね、タクシーから見た夕日はとってもキレイで感動的だったよ、やっぱり韓国はイイね、ははは…』

イメージ 4

その笑いは、むなしくそれは空港内にこだましたのでした…
ああ、ワタシも韓国冷麺を食べたかった、心残り。


サヨナラ、韓国…
サヨナラ、冷麺…

楽しい2日間をありがとう!

The end…


(追記)
パスポート事件のタクシー代、9万8千ウォン…
2日間の食事代よりムッチャ高くつきました。アホみたい…