絶品のウナギを食すの巻  『うなよし』三島市 | The Sam's Room

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世の中には不思議なことがありますなぁ。
似て非なるもの…同じ様なモノでも大違い! と言うお話しですよ。

長くてクネクネしてキッショクわるぅ~!と言ったら、ワタシの大嫌いな『びぃへぇ~』のコトですけど、同じ表現が出来る生き物でも『美味しいなぁ』と思ってしまうものもあるんですねぇ。
それが『ウナギ』でございます。

びぃへぇ~(ヘビ)とは何が違うのか…
顔が違いますな! お顔! フェイス! 
びぃへぇ~は鋭くてウロコだもん、しかもですよぉ、舌チョロチョロ……
ああ、もう寒気がする!
ああ、大嫌い!

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一方、ウナギちゃんはと言えば…、つぶらな瞳でツルンツルンのお肌…。可愛いじゃありませんかぁ。
ホンマ、同じクネクネでもエライ違いやでぇ!
(突っ込み)
 アホか! ウナギは魚で、びぃへぇ~は爬虫類ヤンか…という突っ込みはオヤメくださいぃぃぃ!

で、本日は、 美味しいモン の方のお話しを! 

冒頭、つまらんことを書いて自分自身でもキッショク悪くなってしまった…

で、『ウナギ』、鰻、うなぎです。

うなぎ と言えば、皆様方はどこを連想されますかぁ?
やっぱり『浜名湖』ですよねぇ。

でもね、養殖場所は兎も角、『名物』として美味しいところは全国に色々あるのでございます。

本日はそんな中のヒトツに訪れ、 うめぇ~ウナギを食べちゃった というお話しを…

    伊豆の名物数々あれど
  鰻と言えば三島のうなよし

と言われた… (実は、お店のキャッチフレーズですが!?)、三島市の『うなよし』さんにてきたのでございます。

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ここがウナギの超人気店。
お昼時は行列が出来るそうですよ。

で、『三島』はナンでウナギが旨いのか? ちゅうことですな… 

でも、ここでチョット道をそれて、三島のお話。

で、で、で…、
三島と言えば…

♪ ふじのしらゆきゃ の~え 富士の白雪ノ~エ 富士のさいさい 白雪朝日にとけるぅ~ ♪
♪ とっけてながれてのぉ~え とけて流れてノ~エ とけてさいさい ♪
♪ ながれてぇ~ 三島にそそぐぅ~ ♪ 

ノーエ節ですよ。ムッチャ有名な民謡。正確には『農兵節』というそうですな。

で、この歌詞が面白いんですよぉ、知ってます?

前述に続けると、

♪ 流れて三島に注ぐ ♪
♪ 三島女郎衆はノ~エ 三島女郎衆はノ~エ  三島さいさい ♪
♪ 女郎衆はお化粧が長い ♪
♪ お化粧長けりゃノ~エ お化粧長けりゃノ~エ お化粧さいさい ♪
♪ 長けりゃお客が怒る… ♪

と続いていきます。
で、これがまたオモロ~て、順繰りになって元に戻るんですな。
この歌詞の流れを書きますと…

白雪は朝日にとける→とけて流れて三島に注ぐ→三島女郎はお化粧が長い→化粧長けりゃお客が怒る→怒れば客は石の地蔵さん→地蔵さんは頭が丸い→丸けりゃカラスがとまる→とまれば娘島田→娘島田は情けでとける→とけて流れりゃノーエ→  流れて三島に注ぐ で元に戻るんですな。
もうこうなるとエンドレスでございますぞ!
朝まで歌っても終われヘン! 

そんな歌でもゴッツウ有名な三島市。
あれっ?
ナンのことやったんやろぉ?

そうそう、ウナギの話しに戻りましょ!

ほほほ…
ここで悪癖のウンチクタイムでございますがな! しばしお付き合いの程!
■三島のウナギは何故旨い!
はっきり言いましょ!
『水』ですよ、おミズ! 
…オミズと言えば『水原弘』。『おミズ』というニックネームで親しまれましたなぁ…。
第1回レコード大賞の『黒い花びら』は彼の大ヒット曲。
えっ?
知らない??
ははは…
ワタシもリアルに知りません…だって昭和34年の大ヒットだもんなぁ。
『君こそわが命』も大ヒット。
えっ?
関係ない話しをするなって!?
こりゃまた、しっつれいいたしました!
元へ!

三島の水は富士山の雪解け水で大変キレーなのです。しかも硬水で、これまたハンパないほどお肌にも良いのだそうです。
で、そのスッバラシイお水で1週間ウナギちゃんを飼うんですな。
そうすると、あ~らまぁ! 不思議や不思議、ドロや余分な脂肪がすっかり落っこちてグッと引き締まったナイスバディのウナギちゃんになるそうです。

なになに? なんですかぁ?
ソコのあなた…
三島のお水で行水したいって???? 

ははは… 
三段腹は簡単には治りません…ぞぉ!?

で、『天然の化粧水』とまで言われるお肌によい三島の水は、ウナギちゃんをもお肌ピカピカすべすべにして美味しく変身させてしまうのです。
これが『三島うなぎ』の特徴なのです。

で、ここ『うなよし』さんでは、地下40mから富士山の伏流水を汲み上げて『活き締め』を行うんだと仰いました。
活き締め…要は『水にさらす』のですな。
この水をここでは『活き水』と言うそうです。水道水ではなく『活きた水』のことで、これを使うと、旨味を損なうことなくギュッと引き締められるそうですよぉ。

ワタシのお腹周りも『活き水』にさらそうかなぁ…!?

ああ、もうそんなコウシャクはエエどぉ~。
早く食べようよぉ~。

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店内はこんな感じ。
お昼時間もすっかり終わった、午後2時30分過ぎだというのにまだこんなにランチのお客さんがおりましたぞ!

やっぱり人気店ですなぁ…

で、早速注文を…

小食で遠慮がちなワタシは並を頼みました。(嘘つき! 大食で厚かましいくせに!?)

で、やって来たのが…

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えっ?
フタしてる器なんてカマヘンって?
はよぉ~、フタ、開けなハレって?
ではでは…

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ほれ!
どないや!

これが『並』でございます。

『並』はウナギが1匹。 金2,000円なり。

『大』はウナギが1.5匹 金2,950円なり。
『特大』はウナギが2匹  金4,000円なり。

特大になるとウナギが二層に入ってるんですよ。

で、いよいよ食べましょ!

先にウナギだけをお箸で丁寧に切って一口…

パリッと焼かれている皮がとってもステキな歯ごたえをもたらし、次に、ジワァ~と油が染みでるンですなぁ。
これがまた旨味を持ったコクのある脂。

ココがポイントやね!
ウナギはねぇ、皮と身の間にある脂が一番旨いんですよぉ。
皮のパリッ…
身のふわっ…
脂のジワァ~…


この三拍子が揃ってこそ『よっ、ニッポンいちぃ~!』となるわけでございます。
ココはそれが出来てます。

焼きが難しいんですよ。

脂が上品ですね。
これは関西と関東の違いかなぁ…
関東は先に蒸しますよね。関西は直接焼きますので、脂がややコッテリ残っている感じがします。モチロン、関西人のワタシはこれも大好きです。
いったん蒸すか、直接焼くか…これは個人の好みです…ね。

ワタシはどちらもアリだと思います… (好感度ねらい? ははは… それとも、優柔不断?)

で、後はタレですな。

モチロン、醤油と味醂です。
これに、焼いた鰻を何度も何度もくぐらせることによってウナギの脂がタレにしみ込み、なぁんとも言えぬコクのある味になってくるんですなぁ。
だから老舗のタレは旨いんです!

鰻と言えば三島の鰻…
なぁるほどぉ~。
やっぱり『活き水』でしめた鰻のお味は最高でした。

創業60余年の老舗『うなよし』
       静岡県三島市緑町21-6 TEL 055-975-3340
     営業時間 11:00~19:30