大地の果てまで? 行ってQ?  オーストラリア日記 その13 | The Sam's Room

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今日はちょっとハードですよぉ。何たってドエライ場所までクルマでお出掛けするのですから!
相棒よ、いざゆかん!

…と言うことで、午前7時過ぎ、ワタシ達はクルマでダーウィン市から南へと向かったのでありました。

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気持ちの良いハイウエイ(フリーウエイ)を快調に飛ばします。
最初はイイですよぉ…
4車線のスチュワートハイウエイは実に快適だモン。

郊外に出ると制限時速は130km/h。
昔は無制限だったのですが、最近は事故もあるので規制も厳しくなりましたねぇ。

イメージ 2 時々見かけるのが『ロードトレイン』です。この写真のトラックはそんなに大きくないのですが、大きいモノだと、後ろに5両ほどを引っ張っています。だから全長は50mクラスはザラ、長いものになると100m程もあるのですからビックリです。
これが時速100km/h以上で走行するんですよぉ… 
大迫力!
こわっっ!
あまりにも長いので抜くのが一苦労なのです。

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こういう感じのロードトレインが多く走っています。

さて、ワタシ達、そしてどうするのぉ?
どこに、何しに行くの?

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スチュワート・ハイウエイを40分ほど走り、本線から横道にそれて、そこから更に20分…
右写真の看板を目印に、左曲がり走ること約10分、そうすると、

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ほらぁ~、ダートだよ!

ダートと言っても『珈琲』のダート、『ダート・コーヒー』ではございません。
未舗装路(ダート)なのです。
オーストラリア、ノーザンテリトリーは幹線道路はキレイに舗装されていますが、一歩中に入れば、この通り!
原野だぁ…
人っ子一人いなぁいぃ…

だって、このノーザンテリトリー州だけでも日本の面積の3.6倍もあるんですよ。
で、そんなに広いのに人口はたった20万人しかいないのですから。
20万人と言っても、都市部であるダーウィン市に11万人、お隣のパーマストン市に3万人が集中しております。
と言うことは、ほとんど多くの広大な面積、ゴッツウ広い、日本の約3倍ほどもあるところに『たった6万人!!!!』ということです。
…ちゅうことはやねぇ、『ほとんど人が居ない』ということなのですよぉ。

お話しはちょっとはずれますが、市街地を外れてしまうと、お隣まで何十kmもあったり、軽飛行機をアシ代わりに使ったり、学校も『School of The Air』と言うラジオによる通信教育があって、キャサリンと言うところにある学校『School of The Air』などは管轄の範囲が、ビックリしますよ。
なぁんとぉ~、800,000平方キロメートル!!! 
ちなみに、日本全土は約 377,900平方キロメートルです。
ははは…
どっひゃぁ~でしょ!
で、全生徒数が200人くらいと言うから、えぇ~っとぉ…
日本の2倍の面積の学校区に、生徒がたったの 200人!!!!! 
ははは…
想像を絶する世界ですねぇ…

すんまそん… 完全に話しがあっち向いてホイになっちゃいました。
元へ!

だから、幹線道路以外の道なんて整備されているはずがないのです。


…ちゅうことで、
延々と未舗装路が続きます。
でも、
ここは、まだマシ…
路面がまだフラットだもん。

こんなトコロをドンドン&バリバリ走ります!

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ひゃっほぉ~!
バックミラーには砂埃がクッキリはっきりキドカラー

未舗装路と言っても結構フラットだもん、いっけぇ~、Go、GO、GO!!!
ぶっ飛ばせぇ~! 
100km/h OVERでぶっとばそぅぜぇ!!!

随分昔ですが、ワタシ、ダートをぶっ飛ばすというモータースポーツの世界にアシを突っ込んだことがございまして、ダート(未舗装露)に入ると『血が騒ぐ』という悪癖を持っているのでございます。
だから…
サファリラリーもどきでぶっっとばせぇ~!! 
横のシートでは相棒が口をアングリ… 
あれっっ??? 
怖い???
まぁ、信用なされ! 
こう見えても『A級ライセンス』を持っているワタシなのでございます。

ははは…
さりげなく自慢しちゃったりして!? ちょっとイヤミ…でしたか? すんまそん…

まぁ、それはそうとしてクルマはひたすらダートを土煙を上げて突っ走るのでございました。

で、どこへ行くのかって???

知りません…
場所がわかんないんです…

実は、
一昨日、本日行くところを現地の方に指示されまして、某氏が紙切れ一枚をワタシに渡したのでございます。
ソコには…
『○○○STATION』とだけ記されておりました。

えっっっ…!?
これ… だけ… で… ございますか???

STATIONとは言っても、鉄道の『駅』ではございません。鉄道なんてここには来てないモノ。STATION… つまり、業務や作業を受け持つ施設ということでございます。
で、地図で場所を調べてもこの名前は載っていなかったのでございます。

あのねぇ…、
いくらワタシがこのダーウィンと言うところに毎年来ていると言っても、シティから200km以上も離れたところのなぁんにも無いところの、紙っきれにたった一行しか書いていない場所なんかわかりっこないでしょ!

ははは…
オージーは ヘ~キでこう答えたのでした。
『ワイルドライフパークを過ぎてダンディビーチに向かって行くと、看板があるからソコを曲がっていけばいいよ』

お気楽です…

アホか…
わしゃ、日本から来てるンやでぇ。
そんな説明でわかると思ってるのぉ?

まぁ、でもワタシも結構お気楽なセ~カクでございまして、『どうにかなるさ』とクルマを走らす辺りはオバカの域に達していると自分自身でも思うのでございました。

たった一行しか書かれていない紙切れを持ってクルマを走らせるアホウなワタシ…

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おお!!!
みぃつけたぁ~どぉっっっ!!!

上の写真の矢印の小さな黄色の看板…

下のでっかい文字だったらまだしも、ア~タァ…  こんな看板を前後100kmの範囲で見つけろって、アホちゃう…

でも、見つかった!!!!

一安心して進んでいくと…

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鍵かかってるヤン…
入るなって書いてるヤン…
プライベート・ゾーンやんかぁ…

でも、握りしめた紙っ切れに書かれている文字は、明らかにココだ!

まっ、とにかく鉄柵をあけてみようかなぁ、ギィ~!
あれっ???? 
クサリをかけているだけで鍵はかかってないぞぉ… ということは、ココを行けばいいんだ!

『疑問』から『確信』へと変わった瞬間…

ははは…
間違いないどぉ~
いけ行け、go、go、マッハゴ~ゴ~、ごぉ~~~!

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プ、プ、プライベートっってメッチャ広いヤンか!
走れど、走れど、なぁんにもありゃしまヘンがな…

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道の横にはず~~~~と『アリ塚』もたぁくさんアリづか!?

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これはスゴイ、
すご過ぎ…
プライベートの土地でしょ!
イッタイどこまで続くのぉ?
北海道が広いちゅうても、これは比べモンになれへんわい!
広すぎるっちゅうねん。

ナニがなんやらわからん…

とにかく、ず~~~~ぅぅぅっとぉぉぉ~ 広がる地平線… 

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え~いぃ、まぁええかぁ。せっかくこんなトコロまで来たんだし…記念写真撮っちゃえぇぇぇぇ…  
って、どういう意味があるんやっちゅうねん!?

ははは…
別に意味はないけど、妙に写真が撮りたくて、記念写真を撮っちゃいました。

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で、今回も使っているクルマ、レンタカーですが、トヨタ『カムリ』です。
こちらでカムリは大人気のクルマなのです。
ニホンで『カムリ』はあまり人気はないのですが、向こうでは信頼性も合わせて人気が高く、レンタカーの中でもこれが一番人気です。


で、結局…

この向こうにあったのはたった一軒の『放牧農家風建物』…
大草原の中にポツっとたった一軒…
すんごいトコロやなぁ。でも、確かにそれは『STATION』…ツマリ、作業を受け持つ施設のようでした。

とにかく…
ココで落ち合ってお仕事etcの約束だったのに…
見渡したところそれらしいのはなぁんに無いのです。

あれぇ…
確かに頂いた紙には間違いなくココの名前が書かれているのに!?


その農家風STATIONの中を覗いてみると…
あらまぁ、食事中…
4人ほどの人々が何やら食べておりました。

ワタシ:『あのう… 日本から来たのですが… ○○さん達、来てないですかぁ?』

農 家:『なにぃ? オラ、そんな人、知らねえだぁ…。』

ワタシ:『ココに書かれているトコロって、ココですよねぇ』

農 家:『んだ、んだ! ココだべ…、確かにココは○○STATIONだべさぁ…』

ワタシ:『あれぇ~?????? でも、待ち人は何処?』

ワケワカメでございました。(蛇足ながら、以上の会話は英語です。訛りがきつくてテ~ヘン!?)

ど、ど、どこに行ったンやぁぁぁぁ


ははは…

とにかく探そっっ!!

とにかく気配のしそうな場所を見つけに行こっっっ!

でも、滅多にクルマにも出会わないところ…
家もないところ…
やっと発見したおばさんのクルマ、手を振って止めて
『あんなこんな人々を見かけませんでしたか???』
…って聞いてもわかるはずはございませんよねぇ。

ひょっとしたら…
ここから数十km離れたところに小さな村があるはず、ヒョットしたら…

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ここはダンディ・ビーチというところ。
ちょっとした村がありますよ。
釣りで有名なところ…のようです。

で、探す、探す、探す…

結局、彼らはココに居たのです。
教えてくれたトコと違うヤンかぁ(怒!)

モチロン、ケータイ電話なんて通じるようなヤワなところではございません。

で、行き先は『○○STATION』と書いた紙っ切を渡した人に、何で場所が違ったかという話し(言い訳?)を聞いてみると、
『ワタシはてっきり○○STATIONに行くと思ってた…。でも、違ったんだ! 仕方ない!』
…だって!?

アホか…

まっ、オージー的と言えば、そうですけど…
まっ、ケータイも通じないから、変更を連絡できなかったのは仕方がないですけど…

一言、言わしてね…   アホかぁぁぁぁ!!!!

そんなこんなの、アホみたいなコトでございました。

では、次ぎ行きましょか…

またまた悪路を走って次の目的地、『リッチフィールド』というトコロを目指すワタシ達でした。
懲りないワタシ達…かも!?

続く…