これでいいのか、品性の国・日本の現実… の巻 | The Sam's Room

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日本人は元来、『道徳心の高い国民』と言われてきました。
でも、今はどうでしょうか…

日本はどこに行ってもキレイだ、と言われています。
でも、本当にそうでしょうか…


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とある日曜日の早朝…
大阪ミナミの繁華街『戎橋』。
土曜日にオールナイトで遊んだ若者がたむろしたり、フラフラと街を歩いております。

早朝の戎橋界隈…

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道路はゴミ・ごみ・ゴミ・ごみ・ごみ…
写真ではわかりにくいかもしれませんが、心斎橋から戎橋、そして道頓堀界隈の道という道は多くのゴミで溢れかえっております。

日本はゴミも落ちてなくてキレイ…
確かに、日中の心斎橋や戎橋、道頓堀は日中はゴミも落ちていなくてキレイなのです。

でも、しかし、but…

日曜の早朝、午前7時前…、道には大量のゴミが散らばっているのです。

誰が捨てた?
なぜ捨てた?
道はゴミ箱?

その多くはファーストフード系の包み紙や紙コップ、
そしてコンビニや屋台で買ったであろう飲食物の包み紙etc、etc…

深夜にたむろしている若者達が無造作に捨てていったゴミ、ごみ、ゴミ、ごみ…

キミたち!

いくらオシャレをしていたって、
いくらキレイに着飾っていたって、
いくらキレイにお化粧していたって、

そんなものは無意味なことだ…

ゴミを平気で捨てる君たちの心は既に『ゴミ箱…』


『誰も見てない…』
ははは…、
アホなこと言うたらアカン!

『オレの部屋じゃないし…』
ははは…、
アホなこと言うたらアカン!

『どうせ誰かが掃除するんだろ…』
ははは…、
アホなこと言うたらアカン!

おてんとさんが見てるやろぉ。
自分自身が見てるやろぉ。
恥を知りなさい!

人間社会は多くの人々の『共同』で成り立っています。
お互いが支え合い助け合って行かなければ暮らしてはいけないものですよね。
農家が食物を作り、料理をする人がいて、やっと『食べ物』を食べられます。
原材料を採取する人がいて、工場がモノを作り、生活に必要なモノをワタシ達は手に入れられます。
サービスを提供する人がいて、ワタシ達は心地よく生きることが出来ます。

みんなみんな支え合い、助け合って『人間生活は営まれている』のです。

そこには自ずと『ルール』が存在します。

ルールとは…
『みんなが幸せに生きること』を前提に、誰もが少しずつ『我慢』しながら助け合う『術(すべ)』
なのですよね。

話しは大きくなりましたが、『たかがゴミで…』ということでは済まされません。

先ほど書きましたよね…
『チョット不便でも少しずつ我慢しながら行動する』ことが必要不可欠な条件なのです。

食べ終わった包み紙はその場で捨てしまうのは一番簡単です。
でもね、これを少し『我慢』して、ゴミ箱まで持っていって捨てれることで、気持ちの良い空間が維持できるのです。
そして、アナタのゴミを掃除するという莫大な手間を他人にかけることがなくなるのですよ。

これは、決して『ゴミ』だけを取り上げてブ~タラブ~タラ言っているのではありません。
ワタシ達一人一人が『チョット考えて行動』すれば世の中がどんなに変わるかと言うことなんですね。

ジベタリアンの君たち… 君たちが電車の中で座り込むことで迷惑がかかる人がいるのですよ。
ゴミをぽいぽい捨てている君たち…町が汚く不衛生になり、また掃除に他人の手間がかかるのですよ。
大声で騒いでいる君たち…自分たちだけ楽しければそれでいいの? 迷惑ってどういうことかわかる?

その他言い出すときりがないのでココで止めますが、『モラル』とか『規範意識』というのはイッタイどこに行ったのでしょうか…。
ただ、日本人の全員が悪いわけでは決してない、のでしょう。
迷惑をかけたり、規範意識の低い人は日本人全体から見ると『極々一握り』の人達かもしれません。

ただ…
そういう小数の人々が、多数の人々にどれだけ迷惑をかけているのか。
そういう少数の人々が、日本という国にどれだけダメージを与えているのか。

そして…
ワタシ達の中にも、『チョットぐらいだから…』という軽い気持ちが、罪の意識のない『罪』が安易にはびこってはいないでしょうか。

ここまでエラソウに書きましたが、ワタシにも実は自信がありません。
ワタシの中にも『チョットぐらい…』と思う『悪魔』が住んでいる…かも。

でもね、その『悪魔』を取り払うことが『自制心』であり、『規範意識』であり、『ルール』なのですよね。

美しい日本、そして美しい日本人…
そんな『幸せの国・日本』を創っていきたいですね。


もっといえば、美しい世界中の人々… が理想ではありますが。



(蛇足)
明治期に来日したアメリカの動物学者『エドワード・S・モース』は当時の日本人の行動パターンを見て驚き、こう言っています。
『道徳的教訓の重荷になっている善徳や品性を日本人は生まれながらに持っている』
と。 → http://blogs.yahoo.co.jp/mm33paramita/49083111.html

しかし、いつしか多くの日本人は誇り高き品性を失ってしまいました。
明治の頃、モースの目に映った日本人の姿は遠い幻…でしょうか。

彼の著書『Japan Day By Day 』に書かれた日本人は…、貧乏だけれど、清潔を好み、人のものには手をつけず、争いせず、人情溢れる国民だったはず。

いま、過去の日本人をもう一度見つめ直し、規範意識について、品性について考えてみることが必要じゃないでしょうか…。
                      自分への戒めも込めて書いてみました。