ロイヤルミルクティーはいかが…の巻 | The Sam's Room

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やっぱり気分が違いますな…

お上品なところで、お上品なものを頂くと、気分までお上品になるモノでございます。

何の話しかって?

そうそう、今回のお話しは『奈良ホテルとロイヤルミルクティー』でございます。

ティータイムにしようと行ったのは『奈良ホテル』。
たまたま用事で奈良を訪れておりました。少し落ち着いた気分でお茶を飲みたかったので久々に奈良ホテルに立ち寄ることにしました。

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奈良ホテルはかつて大乗院という興福寺の塔頭寺院の跡地に建っております。
奈良公園の一角と言っていいほどのトコロにあり、荒池の畔で環境はとてもGOODです。

写真は玄関付近。
木造2階建ての本館です。
1909年(明治42年)、当時としては破格の35万円という巨費を投じて完成しました。どれだけの金額かわからないでしょう…。
では、わかりやすいように『鹿鳴館』と比べてみましょう。鹿鳴館とはご存じの通り、当時の贅と尽くした建物ですが、コレでも18万円だったそうです。
当時の35万というのはどれだけの額か想像がつきますね。
スンゴインです。
それもそのはずで、当時は迎賓館に準じた施設として国の手厚い保護の下で運営されていたと言う話しです。


で、それはそれとして肝心のロイヤルミルクティーのお話しです。

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池を望める喫茶ルームに入り、ティータイム。

今日は少し気分を変えて『ロイヤルミルクティー』にしました。

なんか…
リッチな感じ…

ロイヤルやもん。
普通の紅茶違うでぇ~、豪華やろぉ~って感じがしませんコト?

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奈良ホテルご自慢のロイヤルミルクティー。
カップには奈良ホテルのマークが入っております。立派な器ですねぇ。

すっごくマイルドで、ほんのりとした上品な甘さがたまりまセブン…。

上品やわぁ…
ワタシみたいに上品(!?)やわぁ…

で、で、で、疑問!?

なぜか疑問で頭の中に『?』マークがイッパイ湧いてきましたぞ。

なんで『ロイヤルミルクティー』なんやろ?
ミルクティーとどう違うンヤロ?

ミルクティーって牛乳入りの紅茶のことやね。

で、ロイヤルミルクティーは英国式のミルクティーですよね。
しかも牛乳を入れるんじゃなくて『牛乳で煮出したタイプの紅茶』ですよね。

でも、それって『チャイ』ヤンかぁ。
チャイはインドの紅茶ですよね。
一緒ヤン…。

こういうのを『どっちコウチャない』『どっち紅茶ない』『どっちこっちない』と言うのですか!?

ダジャレはエエとして、チャイと言うより『ロイヤルミルクティー』と言った方がお上品やと思うのはワタシだけかなぁ。よくわかりませんが、これって少し違うの?
まぁ、微妙です。

辞書で調べてみたら、『イギリス風の紅茶の入れ方で濃く入れた紅茶にタップリの牛乳を注ぐもの』と書いてました。

でも、色んなレシピがあるそうです。
濃い紅茶にミルクを入れるだけとか、先に少しのお湯で茶葉を開かせて牛乳を入れるとか、水と牛乳を沸騰させて茶葉を入れたポットに注いで蒸らすとか様々です。

で、ココで驚き桃の木山椒の木なのが、『日本だけの呼び方』だとか!
要は『日本流造語』なんですって。
イギリスでも『ロイヤルミルクティー』なんてことは言わないそうです。
ふ~ん、イギリスのロイヤルファミリーとか言うんじゃなかったのかぁ。
王朝的な名前かとてっきり思ったのに…

で、もう一つ。
ロイヤルミルクティーという呼び方は『企業戦略』でもあるらしい…。
売るために企業が命名したというウワサもあるそうです。上手いこと仕組みますねぇ。

まぁ、どっちでもエエ…

イッパイの紅茶が気分を優しく、そしてリッチにさせてくれたことだけは確かです。
午後のひととき、ユックリと流れる時間の中で、のんびりとロイヤルミルクティーを楽しむなぁんてゼータクじゃないですかぁ~。

ああ、エエわぁ~。
ああ、束の間の幸せ…。