その昔、『田舎芝居』とか『演芸大会』なるものが各地方・地方で行われていました。
テレビもなければナァンにも娯楽のない時代…、何に何度か村の人が集まっては、ひがな一日を村人達の有志による演目が繰り広げられ、村人はそれを楽しんだという素朴な行事がありました。
その頃は、田舎には必ず『青年団』とか『婦人会』という組織があって、村の若い者や奥様連中がそういう組織に必ず属しておりました。
で、村の演芸大会には青年団やら婦人会の人々が趣向を凝らして出演し、楽しんでいたのです。
ワタシもご幼少のみぎりに(ほほほ…、ワタシ、高貴ですから『幼少のみぎり』なのでございます! 誰やっっ! 『高貴』ではなく『好奇』やって言うのは!?)、そういういわゆる『田舎芝居』や『村の演芸大会』なるものを見た記憶がございます。
で、今回はそんなお話しでございます。

ワタシ、訳あって知人の落語家さんS氏と『山村の演芸大会』に行くこととなりました。
そこは、ドエライ無茶苦茶な田舎と言うほどではないにしろ、山間の小さな集落なのでした。その地域には『青年クラブ』という団体がありまして、そのクラブ員の方にワタシの知り合いがおりまして招かれたという訳です。
で、物見高い(!?)ワタシのことですから見物方々、また、知人の落語家Sさんに出演を頼んであげたということもあって行くこととなった次第です。
そこは、ドエライ無茶苦茶な田舎と言うほどではないにしろ、山間の小さな集落なのでした。その地域には『青年クラブ』という団体がありまして、そのクラブ員の方にワタシの知り合いがおりまして招かれたという訳です。
で、物見高い(!?)ワタシのことですから見物方々、また、知人の落語家Sさんに出演を頼んであげたということもあって行くこととなった次第です。
会場までの道路では野生のお猿さん達に遭遇、なぁんとスゴイ…。
夜7時、会場となっている小さな小学校体育館兼公民館(のようなところ)にはなぁんと人がビッシリ…。
すごい!
これって地域の人が全員来てるの違うン!?
これって地域の人が全員来てるの違うン!?
主催者さんに『わぁ~、スゴイ人ですねぇ』と聞くと、
『今日は例年より多いみたいです。落語家Sさんが来てくれるからでしょうね』
とおっしゃいました。
『今日は例年より多いみたいです。落語家Sさんが来てくれるからでしょうね』
とおっしゃいました。
落語家Sクンの出番はまだまだ後の方だったので、とにかくチョックラ見物させていただきました。


この地域の子ども達、ナァンと芸達者ですなぁ…。
衣装も揃えて、踊りの稽古もシッカリ重ねて…。
衣装も揃えて、踊りの稽古もシッカリ重ねて…。
将来のスターですかぁ。
ご立派、ご立派!
ご立派、ご立派!
と思えば…


げぇ~!
ぐえぇ~!
ぐえぇ~!
おいおい!!!
これってオジサンちがうのん!?
オッサンやんかぁ…。
キッショクわるぅ~、って、でも、なかなか堂に入った踊りですやん。
これってオジサンちがうのん!?
オッサンやんかぁ…。
キッショクわるぅ~、って、でも、なかなか堂に入った踊りですやん。
練習積んでるんやろなぁ。
これまた感心でございます。
これまた感心でございます。
会場は女装の近所のオジサンにヤンヤヤンヤの大拍手!

で、落語家Sクンの登場。
受け狙いでこういうカッコウしておりますなぁ。
受け狙いでこういうカッコウしておりますなぁ。
地元テレビでは絶大な人気を誇る彼の話で会場はドッヒャ~!
大爆笑の渦!
やっぱりプロは違いますなぁ…。
大爆笑の渦!
やっぱりプロは違いますなぁ…。
そうこうしながら、楽屋となっている控室を見物…
あらまぁ…、次の出番に向けてお化粧してる!

おいおい!
これもオッサン!?
これもオッサン!?
キレーなおネーちゃんは居てヘンのかぁぁぁぁ!
ぜぇ~んぶ化粧してるのはオッサンやないかぃぃぃぃ!
ぜぇ~んぶ化粧してるのはオッサンやないかぃぃぃぃ!
受付にはキレーなオネーサンが数名いましたがそれだけ!?
まぁエエか…
とにかく賑やか克つキッショク悪い(!?)、いやいや、華麗な女装(ん~、言いすぎ!!!)の方々でございました。 ウソつきです、ワタシ…!?
とにかく賑やか克つキッショク悪い(!?)、いやいや、華麗な女装(ん~、言いすぎ!!!)の方々でございました。 ウソつきです、ワタシ…!?
それにしても次から次へと繰り出される演目の数数。
歌あり、舞踊あり、楽器演奏あり、ダンスあり、飛び入りまで…
歌あり、舞踊あり、楽器演奏あり、ダンスあり、飛び入りまで…
で、最後の最後は…



なぁんとぉ~!
約50分もあるお芝居。
台本も自分たちで作ったんだとか。
で、なかなかの名優もおりましたよ。
約50分もあるお芝居。
台本も自分たちで作ったんだとか。
で、なかなかの名優もおりましたよ。
へぇ~!
ほぉ~!
ふぉほぉ~!
ほぉ~!
ふぉほぉ~!
まだまだ、こういう『古き良き時代』の『村芝居』が存在することに感心感心、大感心!
これはもう『無形文化財』に匹敵するんじゃないかと言うほど感心感心!
で、これで最後と思ったら…
最後の最後に『お菓子投げ大会』でした。
出演者が会場の皆さまに『餅撒き』のように『お菓子まき』。
それがもう夜の11時30分頃ですよ!!!
まだ、子どももおりましたがな。
もしもし…
良い子の時間はとっくに過ぎてますけど…
良い子の時間はとっくに過ぎてますけど…
ホントにオドロキ桃の木サンショの木…
まだ、こういう行事があるんですね。
それもまた地域が盛り上がって盛大だもん…。
まだ、こういう行事があるんですね。
それもまた地域が盛り上がって盛大だもん…。
で、一言だけ…
この演芸大会は、ナ・ガ・イ!!!!
この演芸大会は、ナ・ガ・イ!!!!
終わって役員の方から打ち上げのお誘いを受けたのですが、丁重にお断りを申し上げました。
だって、これから飲むンでしょ。
そうしたら帰られヘンやんかぁ~。
で、明日もまた早いし…
だって、これから飲むンでしょ。
そうしたら帰られヘンやんかぁ~。
で、明日もまた早いし…
ホントにご丁寧にありがとうございました。でも、帰らなくちゃ…。
打ち上げはきっと朝まで続くんだろうナァ…
始めてみさせていただいた『地域の方々による演芸大会』、手作り感がステキで、しかも地域の方々の熱意を感じました。
なんだか、ホンワリとした気分になって帰ってきました。
なんだか、ホンワリとした気分になって帰ってきました。
ああ、まだまだこういう良い所もあるんだと…。