お好み焼きも焼きそばも大好きやぁぁぁ…。ソースが切れればの巻 | The Sam's Room

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ソースが切れた…
身体の中からソースが切れるぅ…

関西人の端くれとしては『粉もん』が好きなのは当たり前なのですが、『粉もん』に付きものの『ソース』もすごく恋しいのです。

一定期間食べないと『ソーズ切れ』を起こしちゃいます。

クルマで言う『ガソリン切れ』、
アル中で言う『お酒切れ』 …って不適切な表現でしょうか。
タイガー・ウッズで言う『女性切れ 』 …って不適切な表現でしょうか。

まっ、早い話が『お好み焼き食べたぁ~い、焼きそば食べた~い!』と言うだけなのです。

ではでは、お好み焼きを食べようと近くのお店に。

ゴクゴク普通のお好み焼き屋さん、これまたキレイでも小粋でもありません。普通のオバサン、いやもう『おばぁ~さん&おじぃさん』がやっているようなお店なのです。

暖簾がかなりの年期ものですなぁ…。カウンターが8席、小上がりに3つの鉄板突きテーブル。わりあい小規模な庶民的なお店なのです。こう行くお店がしっくり来ますなぁ、お好み焼きとなると。

では、オーダー!

先ずは『トンペイ焼き』。

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トンペイ焼きってご存じですか?
豚バラ肉を焼いて卵で巻くのです。オムレツみたいな感じ。

シンプルですやん…
なぁんてことないのですが、以外と、ちゅうか、すんごく美味しいんです。

卵焼きが先ず持って好きやからなぁ、ワタシは…

表面の卵がふわふわしてして、微かに生っぽい黄身がジュルッと口の中に広がるのです。
サクッと噛むと、豚バラ肉の何とも言えない脂身の液体がジュルジュルと出て、それからシッカリとした豚肉の歯ごたえがやってきます。

なぁんてことない タマゴ+豚バラ肉=トンペイ焼き なのですが、絶妙のハーモニーになるわけでございます。
トンペイ焼きの下に敷いているキャベツの千切りもエエ味出しております。

ヤッパリ…
叫ぶのです…

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『おばちゃん~、ビ~ルぅぅ!!!』

実は、これでもう2杯目。
トンペイ焼きができあがるまでになぁんにもアテなしで生中をゴクゴクと飲み干してしまっておりますぞ。

お店に入って座るのと同時に『ビ~ルぅぅ!』と叫ぶのは定番中の定番でございますもの。

さて、お次はなんじゃらホイ!

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ほほほ…
ワタシの好物のひとつであります『酢豚』ですよぉ。
お好み焼きさんなのに『酢豚』…。

たまらんでしょ! この色、この形、このお味…。

ここの酢豚は甘酢あんがコッテリとして美味しいんです。

ねっちゃっとした感じでコッテリ風ですが、酢が入っているせいかあっさりとした感じがあります。
ブタ肉がまた美味しいんだなぁ。カラッと揚げているけれど、モッチリとした脂身との食感がすごく良く仕上がっています。
タマネギ、そしてニンジンも美味しいですよねぇ。

酢豚の話しは本論ではないので、次ぎ行こ!

で、いよいよですよぉ~。
焼きそばです。

ワタシは中華料理屋さんの焼きそばよりお好み焼き屋さんの焼きそばの方が好きなんです。
その理由は…
ソースなんです。ソースですよ、そうっすよぉ! 
トンカツソース系が良いんです。
濃ぉ~い感じのソースが良いんです。

では…

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この色ですよ、この具ですよ!
大きなキャベツ、ブタ肉、そして真っ赤な生姜…。
ああ、ス・テ・キ!

では食しましょうぞ!
おっとぉ~、その前に…
『おばちゃぁぁ~ん、ビぃ~ルぅぅぅ!! 生中、追加ぁぁぁぁ~!!!』

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は、は、早く食べたぁ~い…という思いからか焼きそばをつまむ箸にピントが合っておりません!?

さぁ、ソース焼きそばを食しましょう。

お箸で麺をすくい上げますよ。お肉とキャベツも出来るだけ一緒に挟んでみましょう。
でもねぇ、コレが案外難しいんです。
麺だけになったしまうと味気ない…
キャベツだけだと頼りない…
お肉だけだとなんやらワカラン…

だ・か・ら…
麺&キャベツ&豚肉の3種類が同時にお箸に挟まれていないといけないのです。
出来れば、その上に真っ赤な生姜のキザミが乗ってれば、最高得点!!! 満点!!!

そんな芸事みたいな焼きそばの食べ方…結構、難しいんです『焼きそば道』!?

で、お箸でつまみ上げたソース焼きそば。
お鼻にス~とソースの良い香り。
最高やん! ソースの切れた身体にはもうタマリマセン…。

一口入れると、若干フワッとした麺…。
あまり腰が強くないのが焼きそば麺の特徴ですね。アルデンテでなければなんでもない、ゴクゴク普通の茹で方です。それでも良いんです。
ソースが命や、ソース! トンカツソース系の焼きそばソース!

キャベツのコリコリしたような食感が少し柔らかめの麺に相性が良いのです。硬軟ベストマッチかも!?
ブタ肉もエエ味出してますがな。
ワタシ、肉と言えばヤッパリ関西人なので『牛肉』なのですが、でも、焼きそばに牛肉はダメですねぇ…。ヤッパリブタ肉でなきゃ! ブタ肉の持つ淡泊な味が濃いソースにピッタリなのです。

焼きそばの上に乗っている生姜もエエよねぇ。
細かく刻んだ真っ赤な生姜が彩りがキレイで食欲をそそります。
ピリッとして、しかもシャキシャキ感がある真っ赤な生姜は、名脇役が舞台を支えているのと全く同じ。そうです、無くても良いのかもしれないけれど、それがあることによって主役がとっても浮き上がってくるのです。エエ味出してますわぁ~。

『おばちゃぁぁ~ん! ビ~ルぅぅぅ! 生中、追加ぁぁぁぁ!!!』

で、ついに本日の主役たる『お好み焼き』の登場でございます。

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ミックスです。
ブタ、イカ、タコetc。欲張りにピッタリですなぁ。

皆様は広島風と関西風、どちらがお好みでしょうか…
広島風はクレープのような生地にキャベツタップリ、そして焼きそば。仕上げは卵焼きを上に乗せるスタイル。
関西風は小麦粉ネットリ型。広島風に比べれば生地がシッカリとしていて、全ての具材をまとめて練り上げて焼くスタイルですね。基本的にはソバ系は入れませんが、焼きそばを入れる『モダン焼き』と言うのもありますけれど…。

どちらが人気あるのかはよくわかりませんが、広島の方がマスコミによく取り上げられるので『広島人気』の感があります。
でも、関西人のワタシには『関西風』が良いなぁ…。

まぁ、難しいことはどうでもイイので Let's eat!!!

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関西流はお箸じゃなくて『コテ』を使うのがホンマモンなのです。
小さなコテで切り割って、そのまんまスクって食べるのが『通』なのでございますよぉ。
これがホンマの『コテコテの関西人』ちゅう訳でございます!?

さて…
お好み焼きにはタップリとソースを塗ります。
刷毛で塗るのですが、端っこの方になると、ソースが鉄板に垂れて『ジュ~』と泡となって蒸発します。その時の焼けるソースのニオイがたまんないのです。
ああ、よだれ・よだれ…。
タップリソースを塗ればその上にはマヨネーズ。
これは近年のやり方ですね。昔はマヨネーズなんてモンはつけんかったんです。いつの間にやら主流になってしまいましたねぇ。ワタシも最初は抵抗があったんですが、近年は美味しさに負けてマヨネーズをタップリ派に心変わり(?)をしてしまいました。

ソースの色がマヨネーズに合わさって黒っぽい色が茶色系に変わってきます。で、その上に振りかけるのが『青のり』ですね。
コレがまた良い香り…。
磯のニオイが漂うのです、イイぞぉ・イイぞぉ! 茶色系の表面に緑色がキレイです。
ああ、食欲をそそる…
次ぎに、鰹節。コレも昔は鰹節を削った粉状のモノが多かったのですが、今は何故だか普通の削り節を使うお店が多くなってきています。

削り節をパラパラとお好み焼きに落としていくと、鰹節の平ぺったい形状がクルクルクルッとまぁるくなります。
お好み焼きの上で鰹節がヒラヒラヒラと踊っています。

ああ、カツオブシくん、君のダンスがたまんない!
ああ、そのお姿…、美味しさを誘いますぞ!

とにかく、美味しそう…
ああ、食欲が湧く…

コテで切り割って、適当な大きさのお好み焼きをお口に…
フワッとした感触と、ソースの香りが口の中でミックスしてホクホク、ふぁほふぁほふぁふぉ…
これは熱いお好み焼きを口の中で転がしている様子ですよぉ!?

粉モン独特のカミごたえと共に、キャベツがシャッキと歯に当たり、豚肉がグリッとかみしめがあって、紅生姜がメリハリを付けるのです。

ああ、最高やん…
ああ、関西、粉モンばんざ~~~~いぃぃぃ!

そんなこんなの『ソース補給の日』でございました。

おばちゃんン~~~、生中、ついかぁぁぁぁ~~~~!!!!