お洒落な焼き菓子はいかが? 神戸・御影のセセシオンでお買い上げの巻 | The Sam's Room

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神戸市御影…
『御影(みかげ)』と呼ばれるココは、山側には高級住宅が建ち並び、海側は『灘五郷』の一つ、『御影郷』で、白鶴や菊正宗、剣菱などの日本酒の生産地として有名なところでございます。

そうそう、忘れてました…『御影石』の語源ともなった場所でもありますよね。

さて、そのようなお話しはこれくらいに致しまして、本日のお題は『洋菓子』。
冒頭、ご紹介した神戸市東灘区御影にある『セセシオン』という菓子工房の焼き菓子の話しでございます。

オジサンと洋菓子…ん~、ミスマッチ!? 
オジサンに似合うのは『居酒屋』。
ネクタイをだらしな~く緩めて、銚子をかざしながら『お~いぃ、オネーサン、もう一本~!』と叫びつつ、くだを巻きながらくっちゃべっている姿がゴクゴク自然で一番のお似合いかもしれません。

でも、しかし、but…、オジサンだってたまにはお洒落なものを食したりするのでございますぞ!

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セセシオンは『焼き菓子』には大いなる拘りを持っているお店として有名ですね。
その種類の多さや、素材への拘りはタイヘンなものです。

悩むんですなぁ、何を買おうかと…。

で、今回優柔不断になりながらチョイスしたのがこれ。

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この焼き菓子でございます…って、わかれヘンヤン! 箱に入ったままやったら見えヘンヤンかぁ~。

そうなのでございます。お持ち帰りにしたのでございます。
まぁ、家人様へのお土産としての役割…そうそう、それはとっても重要な使命を持った焼き菓子なのでございます。

では、改めまして、『箱ぉ~の中身はナンじゃらほぉ~い!』
ご登場!!!

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どやっっ!!!
美味しそうやろぉ~!!!

どっか~んとまるごと。

で、君の名は…

『オランジェンクーヘン』と申します。
イヤラシイ話しでございますが、お値段 ¥2800…。

イイ香り…。
箱から取り出す箱入り娘…、とっても甘くてイイ香りが付近に漂うのでございます。

使っているアーモンドは香り高いシシリー産のもの。
ああ、イタリア…。やっぱりアーモンドと言えばシシリー産でございますなぁ。

そして命とも言える『卵』は兵庫県八千代町の飼い自然卵だそうです。
こだわっておりますなぁ…。

では、ナイフを入れて切り分けると致しましょう。

ふふふ…

この瞬間が何ともたまりませんなぁ。
期待と不安。
んっっ?
期待はわかるけど不安ってナンじゃらホイ?

それは切り分ける大きさでんがな。
均等に寸分の狂いも無く分けなければならないのです。
それを一歩間違ってヘマをやっちまうと冷たい視線が突き刺さるのです。
『こっちの方がちいさぁ~い!』
などと『いやしんぼ』さんで『小心者』のヤカラは不平不満をぶちまけるのでございます。
エエがな…
チョットくらい小さくても、エエがな…

しかしなんですなぁ~、人間とは欲深いモノでございます。『そのチョットの差』が嫌なモノでございます。不平の元なのでございます。
選ぶ時には自然に大きさを比べたりするモノでございますなぁ。
ああ、庶民…
ああ、意地汚い…
ああ、お上品なワタシ達としたことが…

情けない人間のサガが露呈する瞬間なのです。

さて、そういう庶民のサガを感じつつも、キレイに取り分けてお皿に移します。

色がとてもキレイですね。茶色に少し焦げた感じが何とも言えません。
上に並んだオレンジが『早く食べてネェ~』と呼んでいるようです。

では、フォークをおもむろに焼き菓子に…

サクッッとした感触がフォークを持つ手に伝わってきます。
表面のこんがりと焼けたパイ生地が心地よい音を立てているのです。

お口に運ぶと、その心地よい音のマンマの食感…。
サクッッ…、そしてその後にはモチッとしたアーモンドの生地が甘さを伴ってお口の中でとろけていきます。
絶妙のハーモニー、とでも申しましょうかねぇ。極上の調和でございます。

オレンジと生地の相性もこれまた極上…。
お上品なお味でございました。

ああ、お上品な中年紳士のワタシにピッタリカンカン…!?
…ってかぁ!?

この焼き菓子は賞味期限が2日間です。
実は…、焼き菓子こそ『鮮度』が問われるのです。
長く持つ焼き菓子は多いのですが、ホントは焼きたてのサクッとした感触の残るウチに頂くのがベスト。

皆さまもいかがでしょうか。
小粋な焼き菓子もたまには良いものでございます。

本日は似つかわしくもない『お菓子』の話しでした。
ケーキ(景気)も良くない、おかしくもない(お菓子くもない)話しで失礼!?