天延温泉掛け流し…街中にある癒しのスポット | The Sam's Room

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温泉は気持ちが良いですね。
癒し効果というのか、気ぜわしい毎日が温泉に浸かることによって安らぐような気がします。

さて、今回は気になっていた街中の温泉に行ってきました。
和歌山市のど真ん中、かつては老舗のデパート「丸正」だったビルの地下に出来たのが「ふくろうの湯」。
地下1,500mから湧き出たお湯は天然炭酸泉です。遊離二酸化炭素が1リットル中に1,430mg、溶存物質38,110mgが含まれており濃度が非常に濃い天然酸素泉だそうです。
要は、お湯に溶け込んだ濃い炭酸ガスが身体の中に皮膚を通して入り込み血管を拡張して血行が良くなるということのようです。

では中へ…

エレベーターで地下1階に行くと、なにやらゴージャスなホテルの玄関のようなしつらえ。スーツでも着てきた方が良かったなぁ、と思わせるようなエントランスです。

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 エントランス(パンフレットより)

受付でシューズボックスの鍵を渡して入泉料1,000円を支払うとタオルとバスタオルを入れたバッグを渡されます。
広いロビーを通り、暖簾をくぐり温泉へ。
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ここはもちろん「温泉掛け流し」です。やっぱり温泉は掛け流しじゃないと気持ちが良くない。
身体を洗ったあとでゆっくり温泉を楽しみましょう。
いくつかの浴槽がありますが、ぬるめの土色に濁ったお湯の所が一番のお気に入りになりました。湯が熱くないのでゆっくり浸かっていられます。
この濁り方も温泉ぽくって良い雰囲気です。
でも…、
濁っているせいでお湯の中が見えないので、あとから入ってきた人に手を踏まれました…。

座湯は石のイスにお湯が流れているもので、ここに座ると、首から背中、そしてお尻の方にかけてお湯が流れるのです。
あられもない格好になりますが、背中を伝うお湯の流れが気持ちいい…。
女性の所はこれがなくて、露天風呂になっているそうです。

あと、サウナを初め色んな湯船があってリラックスできました。
やっぱり温泉はイイですね。

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 パンフレットより


和み温もり「ふくろうの湯」
和歌山市本町2丁目1番地
 tel 073-423-4126 10:00~24:00 第3火曜休み


かつてここは和歌山随一の繁華街でした。いまでは見る影もない状況ですが、老舗デパート「丸正」があって、ここでお買い物をして、食事をするのが和歌山県民の休みの過ごし方だったという時代もあったのです。
写真は昭和36年に竣工した丸正ビル。
私も子どもの頃にここに来るととっても楽しかった思い出があります。屋上の乗り物や大食堂はとっても好きな場所でした。

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 丸正デパート(昭和36年頃の写真。展示会より)

バブル期に新しいビルになり、そしてその11年後の平成13年に丸正は長い歴史を閉じることとなりました。
5年間閉じられたままとなっていた丸正ビルもこの温泉やスーパーなどが入り再び利用されることとなりましたが、一度離れた客層はそうは簡単には戻っていないのが現状です。

今のままでは集客力もない。このままじゃ今後が心配です。
やっぱり核となるテナントが欲しいですね。