批判社会… | The Sam's Room

The Sam's Room

おもしろいこと、楽しいこと、気になること、美味しいこと、何でもかんでも『やってみる』ことが心情のSAMのブログでございます。

世の中少しヘンだ。 今日本は「批判社会」になっているような気がする。

物事に対して安直に批判・批評し、憂い顔で嘆き、怒る…それがカッコいい、我こそが正義の味方だと思っている人々があまりに多すぎる。

某局の報道番組のキャスターに至っては、したり顔でコメントするのを世論の代表者、我こそが正しい賢者だと言わんばかりにヒーロー気取りでカメラに向かっている。しかし、彼は事の本質やその裏にある様々な考え方、また状況などは一切お構いなしに言いたい放題。パフォーマンスであることが非常に多いように映る。政治家などを招いたりするときの言動も礼を失していることも屡々…。
お茶の間でTVを見ている多くの視聴者達は彼の言動に誘導され、すり込まれ、彼の発言はあたかも世論を代表するかのごとくとらえてしまっているのは誠に残念なこと。

また一方では、ちょっとした発言がマスコミに取り上げられ大きな話題となることも多い。取るに足らないことでも騒ぎを大きくして喜んでいるヤカラが多いのには閉口する。マスコミだけではなく、一般の人々も安易にその現象だけを見て批判、批評、そして罵倒を繰り返す。そしてそれに便乗する世間…。

真実は、その背景は、そして本当に大事なモノはなんなのかがわからなくなってきている。
何かあるとすぐに突っかかるように勝手なことを語る人々には閉口してしまう…。

努力や、世のためと思っていることさえも私利私欲や自意識過剰な者達の思い違いによりつぶされてしまうことがあまりに多いことか!

漠然とした文章になってしまっていることが私にとって残念なことだが、要は上っ面だけを見るのじゃなくて、もっと本質に迫る態度と知識と情報を持つべきだと言うこと。
そして批判、批評はかまわないけれど、キチンと本質を押さえた上での論議としてもらいたいと言うこと。

マスコミ、ネット社会、政治、果ては友達づきあいに至るまで、安易な批判を繰り返すことになっては日本という国はダメになっていくと思うから…。