2007.6.17 京都 宇治にて…
関西でお茶と言えば「宇治茶」が有名ですね。そのなかでも創業500年の歴史を持つという「三星園 上林三入 本店 (みつぼしえん かんばやしさんにゅう ほんてん)」へ行ってきました。実はここのご主人さんとは個人的に知り合いの仲で、何度かお訪ねしています。
お茶畑の地図記号は三角に配置された小さな丸ということはご存じの通りなのですが、その由来というのが、この店の登録商標「三星園」の紋所から来ているとご主人は言っておられました。将軍家御用雄茶師だそうで、ここのご主人は代々「上林三入」を名乗っているとのことでした。
お茶畑の地図記号は三角に配置された小さな丸ということはご存じの通りなのですが、その由来というのが、この店の登録商標「三星園」の紋所から来ているとご主人は言っておられました。将軍家御用雄茶師だそうで、ここのご主人は代々「上林三入」を名乗っているとのことでした。
この店は、10円玉でおなじみの京都・宇治市の平等院表参道にあります。参道には多くのお茶屋さんがありお茶のいい香りがただよっています。

もちろんお茶は良質の物を売っているのですが、この季節、ご主人がお勧めなのは「宇治金時」。
何故?と聞くと、「ウチは宇治金時発祥の店です」とおっしゃる。ほ~、なかなか…。ここのお店が大正時代に初めて出したのが宇治金時というわけです。
お茶を買いに来たのですが、美味しいから是非にというので頂きました。
何故?と聞くと、「ウチは宇治金時発祥の店です」とおっしゃる。ほ~、なかなか…。ここのお店が大正時代に初めて出したのが宇治金時というわけです。
お茶を買いに来たのですが、美味しいから是非にというので頂きました。

これがご主人自慢の宇治金時です。確かに美味い! 普通は甘いシロップがかかっていて何だかドロッとした感じなのですが、ここのは明らかに違います。甘い蜜がかかっていないのです。粗挽きの氷に抹茶がふってあります。十勝大納言を使った小豆餡に北海道ミルクを使ったバニラアイスクリームだけ。それが全体的に甘さ控えめで、暑い夏にはぴったりの爽快感を引き出しています。甘い者が嫌いな同行者も「普通、こんなものは食べられヘンけど、これは美味しいわぁ~!」と言ってぺろりと頂きました。650円也だそうです。お値打ちやね。是非ともお試しあれ!
ここは、「お抹茶づくり体験」も出来ます。
石臼で超高級な葉を挽き、自分専用のお抹茶を挽き、それを自分で点てるというものです。ご主人は、「ここでは作法は必要ありません。美味しいお茶を飲んでいただく、それだけです。」と言い、自ら上林流やからと言いつつお抹茶の点て方を教えてくれます。お菓子付きで840円だったかな。これも是非ともお試しあれ!
石臼で超高級な葉を挽き、自分専用のお抹茶を挽き、それを自分で点てるというものです。ご主人は、「ここでは作法は必要ありません。美味しいお茶を飲んでいただく、それだけです。」と言い、自ら上林流やからと言いつつお抹茶の点て方を教えてくれます。お菓子付きで840円だったかな。これも是非ともお試しあれ!

石臼でお茶を挽きます。

ご主人がおもしろおかしくお茶の点て方を教えてくれます。
2階は資料館になっていて、このお店の500年の歴史を語る資料がいっぱいあります。話し上手なご主人に案内してもらえば、宇治の魅力が百倍増します。(誉めすぎ?)