紀州の銘菓…、本ノ字饅頭 | The Sam's Room

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お好み焼き
たこ焼き
もんじゃに豚骨、
ほんでもって…
うどん
 
 
あぁ、魂を揺すぶられるのが『ソールフード』。
 
全国津々浦々の皆々様の地元メシ、
ココロが震える地元メシ…、それが『ソールフード』なのですね。
 
 
いやいや、そうヤなくて…、
と、仰る貴兄へ。
 
soul foodとは、
 アメリカ南部で奴隷制を通して生まれたもんで、
アフリカ系アメリカ人の伝統料理の総称やでぇ~!
 
…なぁんて、クッソめんどくさい話しはヤメときましょ。
 

…ちゅうことで、
地元の名品、地元の美味しいモン…
そんなククリでいきますと、
ゴハン的な食べ物だけじゃなくて、
地元に愛されている『銘菓』というのも
ソールフードたる栄冠も与えられるのかもしれませんなぁ。
 

そんなこんなで、
和歌山ケンミンのソールフードたる『銘菓』があります。
 
ま、和歌山と申しましても、南北に長く、広い面積を持っているの県内でも文化の違いがございます。
 
 
今回の銘菓は北部、和歌山市内近辺、和歌山市内経済圏の方々にとっての『ソールフード』としての銘菓。
江戸時代には参勤交代の携行食としても重宝されていたそうで、
当時の「紀伊國名所図会」で名物として紹介されているそうな。

そんなこんなで、
 
そのオスガタは…
 
 

お饅頭の上に『本』と焼き印を押されたお饅頭。
 
『本ノ字饅頭』
 
酒まんじゅうです。
 
和歌山市にある『総本家駿河屋』さんの名物です。
 
 
なんとなんと、
このお店、550年の歴史を誇るという名店中の名店。
 
 
でも、諸般の事情でお店が倒産して…
でも、復活を望む市民やひいき筋の支援により復活。
再会したときは行列まで出来たといういわく付き!?
そんなこんなの『本ノ字饅頭』。
 
久々に購入いたしました。
 
 
先ずは包みが泣かせますなぁ。
 
昔からの包み。
 
木を薄く削ったヤツ…、
これって、なんて名前? なんて呼ぶの?
シランケド…
 
ヒノキかスギか、シランケド…
 
カンナで薄く削ったような木の薄皮で包まれております。
 
 

上に置かれている説明書き。
 
 
 
ま、お時間のある方はご一読くださいませ、ナンチテ。
 
 
 
そんなこんなで、
 
本ノ字饅頭…、お~ぷん!!!
 
 
 
独特の、この饅頭のシンボル『本』の焼き印が押されております。
 
この形が何とも言えません。
このオスガタこそがソール銘菓たる所以…。
江戸時代からの歴史を感じるオスガタでございます。
 
 
「本」の一文字は、紀州徳川家が領民に説いた「正直を本とす」という教えに由来するものだそうでございます。
 

では、久々に頂くことにいたしましょう。
 
 
ワタシの歯形!?
スンマヘン…
 
 
麹ともち米を混ぜて発酵させた生地、
餡を包んで、
チョチトお休み頂いた後にせいろで蒸す…。
 
でも、単に放っておいてまま蒸すのではなく、
米麹でつくられた生地は繊細だから、
せいろをチョイチョイ動かして刺激しないように蒸すそうです。
 
なるほど…、手がかかってますなぁ。
 
 

そんなこんなの本ノ字饅頭。
 
 
久々に550年の歴史を感じさせて頂きました…、とさ!
チャンチャン
 

…ちゅうことで、
 
ほな
 
また
 
チョキ