人間は言葉以上に思考することはできない
この曖昧なツールと向き合いながら、コミュニケーションしていくしかない
主席探究員 テラポンです。
今日もよろしくお願いします。
こちらの本を読了いたしました。
言葉力が人を動かす―結果を出すリーダーの見方・考え方・話し方
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いまやリーディングカンパニーといえるコマツの立役者による言葉の講義といえる内容でした。
事例も豊富で大変面白い本です。
言葉力とはなにか?
語彙力豊富に、言葉巧みに操る、わけではありません。
この考えが面白かったです。
私の思う「言葉力」とは、言葉を発する前の段階と、あとの段階の行動も含まれる。 つまりある人間の言葉が人を動かすだけの力を持つには、話す前に現実をよく「見る」ことが必要だ。それではじめて「語る」ことができる。 そして語ったあとには、その自分の言葉を自分自身で「実行する」ことが求められる
この部分に要約されます。
なにを見ているのか?
なにを語るのか?
なにをやるのか?
通常をなにを語るのか?に意識が向いてしまいますが、それだけではなく、
どんな現実を見ているのか?そこからなにを抽出するのか?(準備段階)
と
伝えたことに対して、どのような言動をとるのか?(実行段階)
に意識を向けています。
正しい準備段階なくして、正しい言葉は選ぶことができないし、
正しい実行なくして、正しい言葉の意味をもつことはありません。
そのように考えると言葉力とは循環しているのですね。
正しく見て、正しく語り、正しく実行する
というサイクルにより言葉力は強化されますが、一つでも欠けると、言葉力は途端に破綻してしまいます。
マネジャーとしても、身の引き締まる思いで読みました。
言葉とはある意味、空虚な存在であり、観察と実行により裏付けられていく存在とも言えるでしょうか?
ぜひ、活きた言葉の使い方について、学んでみてください。
参考になれば幸いです。
今日もありがとうございました。
<しつもん>
・あなたの言葉の裏付けはなにからできている?