人間は言葉以上に思考することはできない

この曖昧なツールと向き合いながら、コミュニケーションしていくしかない

 

主席探究員 テラポンです。

今日もよろしくお願いします。

 

こちらの本を読了いたしました。

 

 

言葉力が人を動かす―結果を出すリーダーの見方・考え方・話し方 言葉力が人を動かす―結果を出すリーダーの見方・考え方・話し方

1,400円

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いまやリーディングカンパニーといえるコマツの立役者による言葉の講義といえる内容でした。

 

事例も豊富で大変面白い本です。

 

言葉力とはなにか?

 

語彙力豊富に、言葉巧みに操る、わけではありません。

 

この考えが面白かったです。

 

私の思う「言葉力」とは、言葉を発する前の段階と、あとの段階の行動も含まれる。  つまりある人間の言葉が人を動かすだけの力を持つには、話す前に現実をよく「見る」ことが必要だ。それではじめて「語る」ことができる。  そして語ったあとには、その自分の言葉を自分自身で「実行する」ことが求められる

 

この部分に要約されます。

 

なにを見ているのか?

 

なにを語るのか?

 

なにをやるのか?

 

通常をなにを語るのか?に意識が向いてしまいますが、それだけではなく、

 

どんな現実を見ているのか?そこからなにを抽出するのか?(準備段階)

 

 

伝えたことに対して、どのような言動をとるのか?(実行段階)

 

に意識を向けています。

 

正しい準備段階なくして、正しい言葉は選ぶことができないし、

 

正しい実行なくして、正しい言葉の意味をもつことはありません。

 

そのように考えると言葉力とは循環しているのですね。

 

 

正しく見て、正しく語り、正しく実行する

 

 

というサイクルにより言葉力は強化されますが、一つでも欠けると、言葉力は途端に破綻してしまいます。

 

マネジャーとしても、身の引き締まる思いで読みました。

 

言葉とはある意味、空虚な存在であり、観察と実行により裏付けられていく存在とも言えるでしょうか?

 

ぜひ、活きた言葉の使い方について、学んでみてください。

 

参考になれば幸いです。

 

今日もありがとうございました。

 

<しつもん>

・あなたの言葉の裏付けはなにからできている?