世界には偉人伝を生きるような経営者がいます。

ジャック・ウェルチ、ルー・ガースナー・・・などなど

 

そのジャック・ウェルチのあとを継いだジェフ・イメルトが退任されたようです。

 

退任にあたり、社内に向けた内容が深いな・・・と思ったので、シェアします。

 

最強経営者と言われたジャック・ウェルチの後を継ぐという、ある意味、本人よりも立場や世界の目が厳しい中、やってこられただけあって、さすがという感じですね。

 

世界の経営者がどんなことを考えているのか、どう生きているのか?が参考になります。

 

内容はこちらです。

 

私が学んだこと

 

その中でも、これは!と思ったことを3つ引用します。

 

3. 未来は訪れる。将来への投資を謝罪する必要はないこと
「長期」には、単に「短期」が繋がって成すもの以上の意味があります。そこには思想というものが存在します。インダストリアル・インターネットやアディティブ・マニュファクチャリング(積層造形技術)は、これからのGEを定義づけるものになっていくでしょう。あきらめてはいけません。GEの優れた事業部門は、まるで狂いのない「北」を示す羅針盤のように、未来を形成する指針を持っていました。時として、株主は異なる時間軸でものを考え、プロセス以上に数字を重視することもあります。しかし優れたビジネスパーソンは、未来に向けた旅にも 価値を見いだしてくれるものです。

5. 大小、そして長期、短期を網羅した行動を取ること、そして考えの多くを自分の中に留めておくこと
最高のリーダーたちというのは、多才な思想家たちです。全体の戦略も、個々の詳細も理解しなくてはなりません。今後10~20年のグローバルな視野を持ち合わせるとともに、四半期ごとの状況も把握していなければいけません。その上で、自分からすべてを口にしてしまうのではなく、他の人が結論を締めくくれるようにすることも重要です。

10.すべての瞬間、リーダーとして、すべてを差し出すこと。仕事と、そこに携わるスタッフと職務に常に感謝すること
GEのチームと過ごした毎分ごとが、私にとって、この世界中で何よりも大切なものでした。たとえば、私が会った航空機エンジンのエンジニアや医療機器の部品を手がけるエンジニアたち。彼らほど、仕事に全力を注ぐエンジニアに会ったことはありません。そうした人々と個人的な関係を築くのです。どんな分野であれ、高いパフォーマンスを発揮している人たちは、意味のある仕事をしたい、より大きな何かを成し遂げるための力になりたいと思っているものです。GEを率いるには、こうした一人一人の想いにフォーカスし、共に最高の仕事ができるようにサポートしていく必要があります。

 

要約すると

 

・挑戦心

・大きく長期的視点

・リーダーとして生きる

 

というところでしょうか。

 

世界トップクラスのリーダーにして、行き着いた結論はとてもシンプルなものだと感じます。

 

もちろん、その背景にある経験や知見の量が圧倒的なのでしょうけど。

 

他の7項目もぜひ読んでみてください。

 

ふと思ったのは、これはあくまで退任にあたってですが、自分の中でも、現時点で学んだことを退任の挨拶のようにまとめてみるとというのは、自分を棚卸しの上でも大事だなと感じています。

 

私も書いてみたいと思います。

 

ぜひ、自分経営者の視点にたって、ご自分で思索されてみてください。

 

今日もありがとうございました。

 

<しつもん>

・今までの仕事の中で学んだことを3つあげるなら、なんですか?