【ルートがとれない】血管職人。 | あねごのブログ

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多発性硬化症になっちゃった!子育てに仕事に趣味に、おまけに難病まで抱えることになった日々をゆるっと綴ります。

多発性硬化症ないし、免疫疾患の

色んなケースで

急性期の対処療法として

選択されるのが


点滴によるステロイド大量投与

3日間連続投与→4日かけて回復

これを大体4回から5回ってのが一般的なようです。


「せ、先生、通院で点滴通うってのはダメですかね…」


一応食い下がってはみたものの


「今ちょうどコロナが増えててね…。ちょっとマズイんだよねー免疫抑制しちゃうわけで」


まあ、

そうでしょうね( ̄▽ ̄;)


というわけで、入院1ヶ月のステロイドパルスと、アボネックス→ケシンプタへの転薬入院となりました。


で。


唐突ですが、

アタシは男子の腕に、汗とともにムキムキと浮かぶ

血管を愛でるのが大好き❤️


息子にも、

親指を握りしめて、グーっと力入れて、

キャー💓💓💓💓


みたいな遊びをですね、

日々やるレベルには好きなんです。


なぜかというと。


「な、なんにもないですよね…」←看護師さん

「…」←押し黙るアタシ。


血管が細く、蛇行ぎみ。

いい感じにアブラがのり、

かつ、むくみあり。


かつての入院で、

卒業試験レベルだの言われて

専属血管職人をあてがっていただいたり、

痛さと怖さでいうと、

腰椎穿刺なみの思い出がいっぱい…。


でまた今回もですよ。


看護師さん3人4人と

入れ替わり立ち替わり、

お一人様2回チャレンジとして、

ルートをとる日は

針の穴がろっこななこはちこ…( ̄▽ ̄;)


カイロで温める

シャワー後チャレンジ

ハンドマッサージでむくみを抜く

ゴムチューブ緊縛プレイ?


色々やってみたんですけど

なかなかに苦戦中です( ̄▽ ̄;)


そんな中、血管職人として有望株と出会いがありました。


名札に若葉マークをつけた、

去年まで娘の大学に通っていたという、

看護師1年の美人ナースです☺️


注射とかルートとるとか、

なんかベテランとか中堅とか、

関係ないような気がする…。


震えながら採血してくれたイケメンの注射が

まったく痛くなかったり

全幅の信頼を預けた近所の内科医先生の

コロナワクチン接種が、うっかりはたき落としたくなるぐらい激痛だったり?


なんだろな、センス?


この、若葉ちゃん(仮称)、

血管の観察やら指でたどるしぐさが、

スゴくプロっぽい。


「好きなんです💓」


でしょうね(笑)


若葉ちゃん家は、妹さんと女の子ふたり姉妹の長女さん。高校からなかなかの反抗期で大暴れしたそうで。


「なんでお母さんにあんなこと、言ったりやったりしちゃったのかなって…思うんだけど、今さらゴメンやったね、とか言えなくて」


うっすら、夜勤のときに涙ぐむ

とってもいい子なんです☺️


うーん、いいんじゃないかな。


あやまるとか、いらないんじゃないかな。


若葉ちゃんがこうやって

スゴい頑張って仕事してるだけで

お母さんは嬉しいんじゃないかなあ…。


そしてわずか22歳で親に感謝が言えるなんて、

若葉ちゃん、スゴいステキな娘さんだよー。


今は4つ離れた妹さんが

同じように反抗期らしく(笑)


若葉ちゃんのご両親、

頑張って下さい…。


でっ。


若葉マークの若葉ちゃん、

いつもは3人4人交代するルート確保を

ひとりでやりきりました✨



穴は3つあいたけどな(笑)


なんなら、採血も同時にやる、というミッションだったけど、

ルートに集中するあまり、採血した血液をベッドにぜんぶぶちまけて

リネン交換、床清掃、患者(アタシ)は血まみれ(笑)


どおりで半身が生あったかいと…←流血。

ベッドの下まで血だまり←撥水布の当てかた間違ってたらしい


「病棟で緊急手術みたいになっちゃいましたね💓💓」

とか笑顔で帰っていくあたり…。


若葉ちゃんのお母さん、

大丈夫、彼女リッパなオオモノです。


つづく~