■40代100m日本一への道■
誰もいない競技場に
足音と息が響く
新たな情熱と知識を注ぎ
刻まれた記憶を呼び醒ます。
かつて出来なかった可動を促す。
走る
思考する
走る
試行する
走る
修正する
走る
成長はしてる。
速くなってる。
それでも
情熱とは比例しきれない肉体。
操りきれないもどかしさ。
◇
時間の経過が
上にしか進まない10代とは違う。
強力な引力が下に引っ張る。
時間の経過が、強敵になる。
いまは、まだ肉体の進化が
引力を抑えられてる。
が
当初の想定より
遅い。
◇
競技場で会うのは
現役中高生のみ。
言葉を交わすことはないが
お互いの動きをみている。
速い選手は、佇まいでわかる。
歩き方、姿勢、筋肉、雰囲気が違う。
自分は中高生から
どう見られているのか。
たぶん
速い選手。笑
基礎の動きは
自分のほうが速く美しいから。
佇まいも、陸上競技と無関係に
トレーニングしてきたし笑
でも
そこまで。
◇
走りにつなげたとき
圧倒的に不足している。
なにが?
技術ではない。
体力。
走り込みの足りなさ。
理由は、わかってる。
ケガのリスク回避。
40代のケガは
競技人生に関わる。
時間は、あるようで
ない。
◇
悔しさと、楽しさ。
力として有効なのは
どっちなのか。
基本的には、楽しさ。
でも、それでは足りない壁がある。
悔しさ
弱さの自覚
敗北感
やはり、これも必要だ。
◇
負の力に抵抗する過程で
120%の力が出せる。
仕事でもそうだった。
大きく飛躍したときはいつも、
大きく失敗し、恥をかき
絶望してきた。
だから成長できた。
悔しい
この感情に感謝したい。
この感情を抱けるくらい
闘えている自分に感謝したい。
これでもっと
速くなれる。
M
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