ある超進学校の職員をしている友人から聞いたのですが
子供の勉強部屋の壁をガラス張りにした親御さんがいたそうです。
ちゃんと勉強しているか見えるように。
勉強なんぞ好きではなかった私の感想は
「こわ~💦そんなことされたら辛いわ~」
子どもに勉強を頑張ってほしいという親心は分からないでもないけどね…
自分がそんな目にあったら、どう思うんでしょうね…
親御さんの問題はさておき。
実際、ガラス張りの勉強部屋というのは完全に逆効果です。
集中力に悪影響しかないんですよ。
勉強部屋の理想は「社長室の間取り」
勉強や仕事にいちばん集中できるのは、「社長室の間取り」です。
会社の命運は社長の仕事にかかっているのですから、
最も仕事に集中できるようにレイアウトされています。
偉そうにするためではないんですよ。
壁を背にして、入口がよく見える位置にデスクがある
これこそが、集中できるレイアウトなんです。
入口が見える
座っているときに、デスク越しに入口が見えるのが良いんです。
誰かが入ってくるのを察知できますから。
いきなり人が入ってきたら怖い、という本能が働くため
出入口が見えない状態だと集中力が減退します。
そもそも、集中するというのは動物にとって非常に危険なんです。
外敵がいつ来るかわからないから。
ですから、人間が集中するためには「絶対的に安全な環境」を作る必要があるんですね。
背後を人が通らない
自分がしていることを背後から見られることを、人間は本能的に嫌います。
外敵から監視されているように感じるから。
だから壁を背にすると安心して集中できます。
ちなみに、窓の外に人が通る場合は、窓を背にするのもNGです。
1階で人通りがあるとか、
ベランダがあって洗濯物を干すために誰かが窓の外にいる場合などは
全く集中できません。
ガラス張りの部屋がダメな理由もわかりますよね。
背後から自分は丸見えなんですから。集中できるはずありません。
よくあるダメなレイアウト
さいごに、子供部屋にありがちなレイアウトをご紹介。
入口から向かいの壁に向かってデスクを置く
これがダメなのは、もうおわかりですね。
他人が入ってくるのがわからない。
入口ドアを開けたとたんに、自分のしていることが丸見え。
もしこのレイアウトをしているなら、すぐにデスクの向きを変えてあげてください。
デスクの向きを180°変えるだけでいいんですよ~
どうしても壁ぞいにしたいなら、
せめて入口から見て横向きにしましょうね。

