我が家には、高2と中2の娘がおります。

 

2年前の長女の高校受験が、我が家で唯一の受験経験です。

 

よく「親の時代とは受験は違う」「親の時代とは就職の考え方が違う」と言われますが、正直、私には何が違うのかさっぱり分かりませんでした。

 

みんな少しでも偏差値の高い学校を目指している。

私が学生の頃と変わらないよ。

 

 

人生初の受験で「自分が行きたい高校を選ぶ」って、できないよね。

日々の会話の中で、自然と「親が当たり前だと思っていること」が子供に伝わり、その考え方が刷り込まれているんでしょう。

 

「親の考えを押し付けないようにしよう」とどんなに気を付けていても、絶対に影響を与えてしまう。

子どもは、親の意見に沿うように行動しちゃう。だってお金を出してくれるのは親だから、逆らうなんてできない。

 

 

進学は親の言うことを聞いていても、困ることは少ないかもしれないけれど、

仕事を探すときには、世の中の情勢や市況に合わせて自分の進む道を決めないといけないです。

 

そのときは、親の考え方は1世代古いんです。絶対に。

30年古いんです。

親の意見なんか聞いていたら、完全に時代遅れになる。

 

友達の動向を見て

同世代の考え方を見て

世間の流れを見て

進む道を決める。

 

それが親の言うことより何千倍も正しいはず。

 

 

親もね、頭ではわかってるんですよ。

「進路は子どもが自分で決めるべき」って。

でも、どうしても日々の会話で自然と親の考え方が伝わってしまうし、

相談されたら、親自身の持っている常識でしか答えられない。

親の能力が不足してるんです。ごめんよ。

 

 

だからね

娘よ、私の言うことを聞かないで。

私に理解してもらおうとしなくていいからね!

勝手に決めてくれてOK!

事後報告してくれたら充分ありがたい。

 

私は、君たちが「自分で選ぶ能力を身に着けている」と

結構本気で信じているよ。