配偶者のいるご家庭では
夫婦の寝室は一緒、というのがわりと一般的かと思いますが、
「寝るときはひとりになりたい」
「〇〇(読書、ドラマ鑑賞など)をするときはひとりになりたい」
と思うこともあるのではないでしょうか。
今日は、ご夫婦の寝室を別々に分けることについて考えてみます。
「ひとりになりたい」は夫婦仲が悪いわけではない!
まずお伝えしたいのは
「寝室が夫婦別だとしても夫婦仲が悪いわけではない」
ということです。
さまざまな理由で、寝室を分けたほうがいいことがあるからです。
同室だと睡眠不足になる等の健康上の理由
寝室が一緒だと、十分な睡眠をとれない場合があります。
このような場合は、寝室を分けることも考えていいと思います。
例)夜勤などで寝る時間が異なる
寝起きする時間帯がご夫婦で異なる場合、片方が起きるときに相手の目を覚ましてしまい、熟睡できないことがあります。
十分な睡眠がとれないと健康に悪影響ですし、お仕事にも支障が出てしまいます。
例)エアコンの温度が合わない
室温の感じ方は人により違うので、ふたりにとって快適な温度設定ができないことがあります。
夫が設定した冷房温度だと、妻は寒すぎる・・・ということもありますね。
「ひとり時間がほしい」
「ひとりの時間がほしい」と思う度合いは、人それぞれ異なります。
いつも一緒にいることで幸せを感じる人もいれば、
ひとりの時間が必要な人もいます。
ひとりの「時間」を作るためには、ひとりの「空間」を作ることが必要です。
ご夫婦の希望に合わせて、部屋割りをしましょう。
例)寝るときはひとりになりたい。夫婦共通の趣味である映画鑑賞をするときは、一緒に観たい。
寝室は別でもご夫婦の仲は良いですね。一緒に仲良く映画鑑賞できるように、ゆったりしたソファーを置きましょう。
例)読書をする時間はひとりになりたい。邪魔されたくない
読書中に声を掛けられるのが嫌だと感じる人も多いですね。私もそうです。
ひとりになれる読書スペースを設けましょう。
わざわざ個室を用意しなくても、
・一人用の読書用チェアを置く
・本棚や観葉植物などで視界をさえぎる
・読書中はなるべく声をかけない、という配慮をする
このような工夫で「ひとり時間」を作ることができます。
周囲の人目が気にならないような視界の広さ、角度などもいつかお伝えしますね。
ご夫婦で「ひとりになりたい」の度合いが異なるとき
「ひとりの時間がほしい」と感じる度合いが、ご夫婦で異なる場合があります。
「いつも一緒にいたい」と感じる人と、「ひとり時間がほしい」という人のカップルは、お互いの理解と歩み寄りが必要ですよね。
「いつも一緒にいたい」と感じる方へ
相手が「ひとりになりたい」という方だと、さみしく感じてしまいますね。
でも、決してあなたを嫌っているわけではありませんから、安心してください!
ただ「ひとり時間が必要な人」なんです。
「ひとりになりたい時間」がどういうときなのかをご夫婦で共有しましょう。
そして、一緒にいる時間は二人の時間を楽しんでください!
「ひとり時間がほしい」と感じる人へ
自分のための時間が必要な方、お気持ちはよくわかります。
相手のために、「ひとり時間が必要になるシチュエーションはどんなときか」を明らかにしましょう。
寝るときでしょうか。読書をするときでしょうか。好きなYouTubeを観る時間でしょうか。
ひとりになりたい時間を相手と共有しましょう。
そして、一緒にいる時間は、ご夫婦一緒の時間を存分に楽しみましょう。
私自身が、ひとりになりたいと感じることが多いため、
ひとりになれる空間を作ることについて日々考えております![]()
夫婦の寝室を分けることについては、
なんとなく
「ふつうは夫婦の寝室は一緒でしょ」
「夫婦仲が悪いと思われるかな・・・」
と罪悪感を感じたこともありましたが。
夫婦とはいえ、個々の趣味や感性を尊重してもいいよね
と今は考えています。
夫婦関係を保つ秘訣は、お互いの理解と配慮に尽きますね。
家のあり方は人それぞれ、ご家庭それぞれ。
「世間の普通」は気にせずに
自分たちに合った暮らしを見つけたいですね。

